2007/6/24

「水の情景・・・」展  展覧会

横浜美術館で開催中の「水の情景ーモネ、大観から現代まで 展」を見てきた。
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横浜美術館正面。展覧会は空いていた。

モネや大観よりも「現代」が印象に残った。

モネは3点、クールベの海(波)の絵が5点。油絵を見ると、「お〜芸術」と自然に反応してしまう。展覧会で油絵があると、どういうわけがホッとする。条件反射だ。

大観や神泉等日本画もあったが、なんとなく通り過ぎてしまった。

とにかく、写真が多くて、それらが強烈だった。

ブレッソン「サン・ラザール駅裏」、キャパ「Dデイ」、沢田教一「安全へ逃避」がこの展覧会にあるなんて予想できるだろうか。確かに「サン・ラザール駅裏」には水たまりがあり、「Dデイ」はノルマンディ上陸作戦だから「海」がある。「安全への逃避」は母子が川を渡っている。

また、有名らしいが私が全く知らない写真家達の、モノクロのダムや海の写真は、圧倒的な迫力で迫ってくる。しかも美しい。

横浜の水に関わる風景を映した写真もあった。見事に「薄汚い」。文明批評だね。

映像作品は3作品見た。(1)3つの画面があり、絵の具を垂らしたり、マーブル模様や蔓状の模様が描かれたりする様子が早回しで延々写される映画。(2)水槽のなかに光線で女性が浮かび上がる不思議な映像作品、(3)ベトナムの海底が写される映画(途中まで)。

こういうものが強烈で、モネや大観の印象が薄れてしまった。

この展覧会の構成(たゆたう、動く、満ちる、水と人)を考えた人々の構想力には感服する。各章に付けられた文章も見事なもので、書き写したくなった。学識、教養の深さが羨ましい。

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美術館広場。竹は眞板雅文氏の作品《竹水の閑-横浜》

横浜フランス月間の特別展示「フランス美術の愉しみ」も魅力的な展示だった。セザンヌ、ルドン、ブラック、ピカソなど錚々たる画家の作品が並んでいる。後期印象派だったり、キュビズムだったり、表現形式は違っても、美しい作品ばかり。

「パリの情景」セクションにあるブレッソンの写真。カフェでキスする恋人たちをテーブルの下から見上げる犬。愛らしい写真で思わず微笑んでしまった。

見終わった後、脳みそが活性化したような気がした。刺激を受けた。

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