2007/12/31

大晦日  季節

今までにない大晦日です。というのは家族の一人が今ロサンゼルスに向かう飛行機の中。あちらで新年を迎えます。なんか変な感じ。

今年も毎日blogを書きました。自分をほめたい(笑)

昨年の12月を読むと暗い。マリノスにまったく期待が持てなかった。安倍政権に絶望的な気持ちを持っていた。

でも今年はちょっと違う。安倍がいなくなってよかった。何よりめでたい。

マリノスは昨年末は降格も覚悟したから、それに比べたら気持ちは軽い。昨年より順位は上だし、若手の出場機会が増えた。圧倒的な強さを見せた試合もあった。

じゃ来年はどうなんだ、と聞かれたら、やっぱしあんまり高望みはできないんじゃないかと思う。

今年より上位で、一つタイトルが取れたらいいなぁと考えるのが精一杯だ。桑原新監督のことが全く分からない。戦力がどうなるのかもまだ分からない。

でもなんだか気持ちが明るいのはマリノスタウンの存在かな。マリノスタウンは楽しい。横浜へ買い物のついで、映画鑑賞のついでにマリノスが見られる。いや、マリノス練習見学のついでに買い物・映画鑑賞ができる。

「ミラン」で更にその重要性に気づいてしまった。

もう一つはユース観戦の楽しさを知ったこと。マリノスサポさん達が情報を提供してくれる御蔭で、新横浜近辺での試合は観戦できるようになった。散歩がてらユースの試合を見ることができるなんて何という贅沢だろう。

今年は8.11へ向けたサポーター達の努力はすごかった。私は友人達を誘うというノルマは達成したけれど、それ以外の貢献はできなかった。申しわけない。

でも無理をすると続かないから、地道にできることをしていきます。年チケを買い、グッズを買い、友人達を試合に誘う。マリノスポスターを貼ってくれる店で買い物をし、御礼を言う。blogを書き続ける。

ついで日本代表。


オシム監督が倒れたことは、痛恨事だ。これ以上残念なことはない。

来年はW杯予選が始まるわけだけど、一次予選は問題ないと思う。岡田監督は手堅いからミスなく勝ち抜くだろう。アジア枠は広いそうなので、2010年の可能性も高いと思う。岡ちゃんが変な説や、教え(右脳とか稲盛さんとか)に傾倒しなければ、いいんだけどね。

北京五輪ははグループリーグ敗退だと思います。反町さんが脱皮しない限り難しい。

さて、違う話題。今日NHKで今年物故した人々の特集をしていた。城山三郎、小田実、宮澤喜一、植木等。

共通していたことは「戦争体験」だった。戦争は棄民である。その事実を認めない「美しい国」「新しい歴史教科書」は欺瞞そのものである。

今日の朝日新聞の記事「ウソで固めた国」。「偽」の1年だったが一番のインチキは「安倍」であったと書いている。「出てきたときからうろんであった」とまで言っている。だったら、昨年の夕刊で「安倍政権の空気」とか言って安倍側近よいしょの記事を書いたのはどこのどいつなんだよん。酷かったあの記事。

教育基本法が改悪されそうだったとき、止むに止まれぬ気持ちで国会へ出かけた。それまでそういう行動を取ったことのない多くの人が国会周辺にいた。ネット署名は数日で一万人以上を集めた。(それは参院選への伏流となったと確信する。)

そういう動きを朝日新聞を始め、ほとんどの新聞が無視した。今になって書くのは卑怯だ。でも、もちろん、「安倍はインチキ」と書くのは書かないよりずっといい。教育再生会議、集団的自衛権有識者懇、NHK経営委員とか安倍の横車は、福田になって脇へ追いやられた。保守穏健派から見てもあほらしかった(危なかった)のだと思うよ。

今日は最後だからどんどん書いちゃう。大江健三郎さんへの裁判も、原告は恥を知れと言いたい。大江さんが「言葉ひとつ」どれだけ繊細に、どれだけ身を削るようにして選び抜いたか、きちんと目を見開いて見なさい、読みなさい。

大江さんの文章を誤読するような読解力のない曽野綾子の文章を根拠に裁判を起こす恥知らず。名誉毀損と訴えるその本自体を読んでいない原告。原告をそそのかしたものの卑劣さに怒りがこみあげる。

高潔な人物が愚劣な勢力のために辱めを受けるこの世の矛盾。武田泰淳の「史記ー司馬遷の世界」でも根本的に問われたのを思い出す。

この裁判については
文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ「毒蛇山荘日記」が詳しい。

「いやはや。帝国軍人も、たかが「名誉回復」などというチンケなことのために、ここまで落ちるものなのか。≪「大勢の島民が亡くなったことについて、どう思うか」。≫と問われて、≪「気の毒だとは思うが、『死んだらいけない』と私は厳しく止めていた。責任はない」≫。これが士官学校出の帝国軍人の言うことか。見苦しい。幻滅である。最近、軍人を美化し、賛美する風潮があるが、とんでもない勘違いだろう。」

「梅沢が、直接、自決命令を下そうと下すまいと、自らの管理指揮下にあった多数の沖縄住民が集団自決をしたという現実に、当時の現地指揮官として、≪責任はない。≫なんて、よく言えたものだ。心ある帝国軍人ならば、自決した沖縄住民に続いて、指揮官としての無能を恥じて、潔く切腹して果てるところだろう。多くの心ある帝国軍人はそうしたではないか。」

曽野綾子批判も読みごたえがある。ダブルスタンダードの人曽野綾子、私は昔から大嫌いだ。

最後に今年読んだ本の中で一番心に残ったもの。ちょっと前の作品だけれども「天皇の逝く国で」。

「中世の秋」(ホイジンガ1919年、中公新書1976年)「中世の風景」(阿部謹也, 網野善彦, 石井進, 樺山紘一1981年中公新書)。今当たり前と思っていることが、昔は当たり前じゃない。そんなこと分かっていると思っているけど、実は本当にはわかってはいない。歴史書は読まなくちゃ駄目だと思う。名著と言われる歴史書はきちんと読まないと。来年の課題だ。
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