2008/6/30

俊輔「察知力」  本・文学

今日未明のユーロ08決勝。スペイン優勝!見事な勝利だった。

試合もいいけど、決勝戦は終了後が感動的だ。

優勝カップを持ち上げるシーン。いつ見てもカッコイイ。

スペインの選手達が「♪カンピオーネ、カンピオーネ」を歌っていたね。

一方、悲しそうなドイツの選手達。シュバイン・シュタイガー(この名前は覚えた)が泣いていた。バラックも右目を切って痛々しい。プラティニに慰められていた。

セルヒオ・ラモスは16番の白いユニを着ていて、何故かな?と思っていたら、放送中に親友で今は亡きアントニオ・プエルタのユニと説明があった。なんだかジーンと来た。

さて、田中裕介君は五輪代表に選ばれなかった。怪我もあったし、仕方ないか。応援する選手がいなくなってしまった。



タイトルの中村俊輔「察知力」。売れているらしい。朝日新聞の日曜・読書欄でも取り上げられていた。

読者の4割が女性だそうだ。サッカーファンだけでなくビジネスマンにも読まれているとか。ビジネスマンに狙いをつけてサッカー本らしくない小見出しもつけたという。

俊輔の話をまとめたものだから、あっという間に読めてしまう。

そう目新しい話はない。強いて言えば、レッジーナに入団したての頃、シャワーを浴びても泡がなかなか消えないので、不思議に思って後ろを向いたら同僚がずっとシャンプーをかけ続けていたとか。

俊輔のNo.1FKは何か?とか。

00年スロバキア戦(というから宮城スタジアム杮落としのゲーム)のFKだそうだ。確かにすごいFKだったね。あの時、俊輔は背番号何番だった?

試合後スロバキア監督が「印象に残った選手は?」に14番だったか、25番だったか「○番」と俊輔の番号を言った。あの試合は俊輔A代表初先発だったそうだ。まだひよっこだったね。

そのスロバキアチームにバルガ(190cm)がいて、その後セルティックでチームメートになったそうだ。彼は「俺の髪に当ったから入った」と言ったとか。

私は一番のFKは、マンUとの試合、ホームで決めたFKだと思っていたよ。

しかしまぁ、俊輔は向上心のかたまり。何かしら課題を見つけてはクリアしていく。際限がない。

疲れないだろうか。苦痛じゃないだろうか。強迫観念に駆られないだろうか。

伊達公子さんは連戦連戦で、テニスが苦痛になり、それが26歳での引退になったという。そういうことはないのかな?

俊輔は、まだ努力することが楽しいんだろうね。

この本の題になっている「察知力」はこじつけのような気もする。サッカーならいいけど、ビジネスに生かすとなると、「迎合」とか、嫌な言葉の「KY」にもなりかねない。

状況判断の早さ、正確さならわかるけど。

朝日新聞には「(編集部は)『試合後の質問にも意図を察知して上手に答えていた。彼の言葉は大勢の人に届くと思っていました』という。プレーだけでなく、試合後の言葉も要注意になってきた」とあった。

書いているのは小柳さんという編集者。気づくの遅いよ。

俊輔について、真っ先に私が注目したのは、プレーの楽しさばかりでなく、それ以上に語る言葉の面白さだった。

インタビューで語る言葉の、率直さ、天然。

有名な、ヒデとの話「レレレのおじさん」。

シドニー五輪の頃、「チーム皆さん仲が良さそうですね」の質問に「う〜ん」と言って「サッカー以外では」と言ったんだよ。笑ってしまった。

トルシエとの「左」問題も面白かったし。

この本では、ミランやバルサとの話も出てくるが、テレビ・雑誌で語っていたサッカー話ほど詳しくない。

俊輔はインタビューでメッシのボールの持ち方とか走り方、バルサの連係の特徴とかを語ると、実に具体的で「そうなのか、初めて聞いた」的な話が多かった。

まぁビジネス本・体裁を狙ったんじゃ、そういう話はないわね。

すぐに読めるし、サッカー・俊輔ファンだけでなく、何か目標をもつ若い方にお奨めします。
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