2004/11/13

米原万里さんの本  本・文学

米原万里さんの「旅行者の朝食」(文春文庫)を読んだ。読後感はおなかいっぱい。食に関する薀蓄満載。地理的歴史的に旅をした気分になる。そして著者の健啖ぶりに感嘆。

米原万里さんの名前を知ったのは同時通訳者として。父親が共産党議員の米原昶ということはその頃に知っていたと思う。

その次に知ったのは、椎名誠の「シベリア追跡」の通訳として。椎名誠の著作の中でも女傑として出てくる。

その次は毎日新聞(?)日曜版のエッセイ。面白かった。向田邦子以来のエッセイストだと思った。

ついで、「不実な美女か、貞淑な醜女か」を読んだ。題名はあまり好きではないが、通訳の話から、言語、文化の話に及んで実に読み応えがあった。ただ下ネタが苦手。

「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」は大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。プラハ時代の同級生達との思い出やその後の彼女達を追う作品。稀有な経験をした米原さんでしか書けない作品だと思う。同級生を訪ねる旅はNHK「心の旅」で放送したそうだが、見逃した。心に沁みる旅だったという。残念。彼女の作品の中では、今のところこれが一番好きだ。

「魔女の一ダース」「オリナ・モリソヴナの反語法」なども続けて読んだ。

それ以後、しばらく彼女の作品を読まずにいて、(その間テレビでお姿を拝見していたが)、久しぶりに読んだら、やはり面白かった。
また文庫本を探して、読んでいない本を読んでみようと思う。
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