2005/4/19

芝桜・故郷  旅・散歩

秩父・羊山の芝桜が満開、と写真ニュースにあった。いつの間に観光名所になったのだろう。あの場所があんな観光客目当ての場所になったのは残念だ。経済面で考えたら、地方経済に貢献しているのだろうけど、自分の好きな故郷がどんどん消えていくのは悲しい。

武甲山につながる低山で雑木林に覆われていた。小学校の野外観察・写生の場だった。桜の花見、山吹の花、虫取り、きのこ採り、ドングリ拾い、何もなくても先生に連れられて良く遊びに行った。

この羊山と荒川を挟んで対岸にある低山が長尾根丘陵だ。ここで幻の「秩父原人」遺跡が出た。札所が点在する雑木林ののどかな地だった。
「リゾート法」ができて、ここに「秩父アミューズパーク」ができた。雑木林が切り払われて、プール、野外劇場、宿泊施設などができた。あの素朴な山里はなくなった。多分この施設は大赤字。

大好きだった浦山川はダムになった。荒川は40年位前から砂利とりで泳げない川になった。

そして石灰岩採掘で山容を変えてしまった武甲山。あの岩むき出しの傷だらけの山を見るたび悲しくてならない。緑に覆われていた山。毎日毎日学校の窓から眺めていた山。山襞ひとつひとつ目に焼きついているのに、今は全くその面影はない。

幕張の海を失った悲しみを椎名誠が書いているが、その気持ちは私も全く同じだ。

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