2005/10/21

衰退産業  政治

BSの海外ニュースで「アメリカ・石炭産業の復活」をやっていた。今年、アメリカの石炭産業が最高の売上を記録しているという。このところの原油高の影響もあるが、中国の経済成長など石炭の需要が高まり価格が上がり採算ペースになったことも理由だと言う。中東石油のような外交・戦争リスクもない。

「アパラチア炭鉱」という名前が出てきて、そういえば地理で習ったなぁなんて思い出した。

今年は久しぶりに新規採用者もあったという。放送の中でも、「炭鉱労働者は絶滅危惧種に近かったのだが、若者が採用されたので少し希望が持てるかもしれない」と言っていた。炭鉱労働者はほとんどが50代以上、技術の継承が急がれるそうだ。

日本の石炭産業は外国産の安い石炭が輸入されるから復活は難しいだろうと思う。

衰退と言えば、久しぶりに実家に帰ったとき、近所にあった豪邸が更地になっていてショックを受けた。明治〜昭和の時代、隆盛を極めた繊維産業の経営者一族の邸宅だった。

主要産業だった鉱工業も工場が閉鎖されて何年にもなる。

商店街も櫛の歯が抜けるように店がなくなり、駐車場や空き地になっている。

商店街をみつめていると、この同じ街を大勢の人が笑いさざめきながら歩いている幻影が見えるような気がした。貧しかったけれど、みな若くて活気があった。なんだか切なかった。

衰退する町を建て直す方法はちょっと思いつかない。アメリカの石炭産業のようにはいかない。

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