2005/12/9

夜祭今昔(1)  旅・散歩

先日テレビドラマ「ウメ子」を見たらサーカスの子のことを思い出した。

毎年秩父夜祭の始まりは、山車を持つ町会は「太鼓慣らし」とか「顔合わせ」だろうが、私にとっては見世物小屋架設だった。私の住んでいた町には山車がなかったので、祭りは外から来た。公園に丸太が組まれ始めると、祭りだなぁと思った。もっと小さい時は、公園の方角から童謡が聞こえてくると、「あ、木馬がやってきた、お祭りだ」。移動式メリーゴーランド。当時、田舎町にはメリーゴーランドはなかったから、お祭りでメリーゴーランドに乗るのは楽しみだった。

小学高学年の時、サーカスの女の子が転校してきた。背が高く、運動神経がよかった。昔の田舎の小学校だから、転校生はすぐに受け入れられた。(「となりのトトロ」の五月ちゃんがすぐになじんでしまったように)。
彼女がいたおかげで私たちのクラスはドッジボール大会で優勝した。勉強の方はあんまり得意でなかった。

サーカス小屋の裏側は生活のにおいがした。洗濯物が干してあったりした。
その時サーカスを見に行くことはなかったので、彼女が「ウメ子」のように何か演じていたかどうかはわからない。

結局、一ヵ月くらいでまた転校していった。風のようだった。

サーカスの他にもろくろ首とか鶏を食べる女とかいかがわしい見世物があった。ケージのオートバイサーカスもあった。温泉場にある射的とか輪投げなどもあった。隅の方にはストリップ小屋もあった。一ヶ月くらい営業して皆移動してしまう。毎年祭りのある期間だけやってきた。今はもうない。そういう文化はなくなってしまったのだろう。



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