2005/12/16

秩父夜祭今昔(2)  旅・散歩

秩父夜祭今昔(1)を書いたので、(2)も書かないとね。

10数年ぶりで夜祭に行って驚いたことは、行列の順番が変わっていたことだ。

夜6時半にいきなり神幸行列が出発した。昔は笠鉾、屋台、神幸行列の順番だった。笠鉾や屋台が団子坂の急坂と勢い良く登った後、厳かな神様の行列が続く。神主さん、神楽の人たち、各町内会の高提灯、お供物行列、お神輿。そして最後にご神馬が現れると子ども心に興奮したものだった。

笠鉾・屋台は神様の行列を先導するのが役割だから、本来はそうあるべきなんだと思う。

順番が逆になったのはやっぱり観光客用演出なのかな。

観光客用といえば、西武秩父線が開通したり、関越自動車道が開通して、観光客が格段に増えた時期から、山車(笠鉾・屋台)が祭祀場所である秩父公園へ向かうコースが変わった。30年くらい前かな。

以前は秩父神社大鳥居正面から真直ぐに伸びる番場通りを通っていた。だがこの道は山車が商店の軒とぶつかってしまうような狭さだった。観光客が入る余地がなく危険でもあった。それで道路幅の広い本町通りを通すようになった。

これはこれで仕方のない決断ではあったが、惜しむ声もあった。番場通り脇には小さな祠があり、この前を通る時、山車は屋台囃子の音をひそめる。年一回秩父神社の神様と武甲山の神様(愛人)が会うのが夜祭だ。この祠は秩父神社の本妻の祠と言われているから、そっと通ったのだ。いかにも民間習俗らしい話。今はこの風習もなくなった(と思う)。

山車牽引コースは多くの観光客の目に触れるよう、コースが長くなった。観覧席もいろいろな所に設けられるようになった。

観光客用に、いろいろな工夫をしているようだけれど、真冬の夜祭見物はまだまだ辛いものがある。駐車場は市内にあまりなく、かなり遠い場所にあって、シャトルバスで送迎をしている。観覧席も早くから行っていると待っている間が長いし寒い。行列の通る直前だと混雑で観覧席にたどり着かないかもしれない。

何より、困るのがトイレだそうだ。駅のトイレは長蛇の列。スーパーマーケットの前には簡易トイレが設置してあったけれど、これも長蛇の列だった。「死ぬ思いをした」と語る知人もいる。あらかじめ言って下されば実家のトイレを貸します。

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