2006/5/12

泥鰌汁  

知人が「駒形どぜう」で「泥鰌料理」を食べて来た話をしていた。その場にいた人たちは「泥鰌」を食べたことがない、という。

私は小学校に上がる前、比較的よく食べた記憶がある。

早朝、「どじょお〜、どじょお〜」と泥鰌売りが泥鰌を売りに来る。家では泥鰌は泥鰌汁にして食べていた。泥鰌の味噌汁。

祖母が泥鰌の頭を銜えて、さっと箸で尻尾のほうへしごくと身がほぐれる。いつもそうやって食べさせてもらった。泥鰌の味噌汁の日は嬉しかったのを憶えている。きっと好きだったのだろう。

小学校に上がる頃にはもうあまり泥鰌売りは来なくなった。あの頃、「浅利」や「蛤」も売りに来ていたような気がするが、記憶違いかもしれない。山の中だから、貝類を売りに来ることはちょっと考えられない。

祖母は鯉も好きだった。自分で捌いて鯉こくにした。私は好き嫌いが少なく、かなり変なものも食べるけれど、鯉こくは苦手だった。
鯉を買って来ると祖母はたらいに放した。一度鯉がたらいから飛び出して下水溝の逃げたことがあって、それ以降、洗濯機に鯉をいれるようになった。洗濯機の中で泳ぐ鯉はなんだかおかしかった。鯉こくはだめだけれど、鯉のあらいは好きです。



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