2006/5/29

米原万里さん  本・文学

米原万里さんが亡くなった。悲しくてならない。

4月28日のblogの終わりの方に「必勝小咄のテクニック」の感想を書いた。米原さんが本のあとがきに「癌の転移が見つかった」と書いているのを読んで、回復を心から願った。

こんなに早く、訃報を聞くとは思わなかった。

04年11月13日blogでも書いたけれど、たまたま読んだ「毎日新聞」のエッセイで米原さんの魅力を知った。私は「向田邦子」以来のエッセイの名手だと思った。

それ以来、ほとんどの著作を読んでいると思う。「嘘つきアーニャの真っ赤な真実」が一番好きだ。NHKで追悼番組として「こころの旅」(少女時代を過ごしたチェコを再訪する旅)を再放送してくれないだろうか。

私と同世代。同世代では稀有な体験の持ち主だけに、作家として表現すべき豊穣な物語を山ほど持っていたことだろう。もっともっと書いてほしかった。もっと米原さんの物語を読みたかった。

健啖家で健康には自信があったのだろう。お母様の介護や仕事で自分の健康を後回しにしてしまったのかもしれない。

本当に残念だ。身体から力が抜けてしまいそうな感じだ。

米原万里さんのご冥福を心からお祈りします。

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