2006/12/5

今年のベストセラー  本・文学

今年のベストセラーが発表になった。1位が「国家の品格」2位「ハリーポッターと何とやら」3位「東京タワー」だそうだ。

全然読んでない。「国家の品格」の藤原正彦さんの本は数学者に関する本を幾つか読んだ。「心は孤独な数学者」はとても面白かった。インドの整数学の天才の話が印象に残っている。NHKの市民講座でやった数学者の伝記も面白かった。

でも、こういう「説教本」は好かない。

母親の藤原ていさんの講演をテレビで見たことがある。しつけに厳しい母親だった。こういう母にきちっと育てられると「品格」とか言いそうだよなぁ。満州引き上げの壮絶な体験からだろう、強い母だ。最初は尊敬の念を持ったけれど、段々抵抗を感ずるようになった。厳しい賢母より優しい慈母になりたい。

父親の新田次郎さんの方が好きだ。登山家の本は幾つか読んでファンになった。藤原ていさんより新田次郎さんの方が人間的に好きになれそうな気がする。そういえば、お嬢さんが母親への反感、父親への親しみを書いていた。藤原ていさんが亡くなってからは心境の変化があったようだけれど。

その他の本は全く読んでいない。女性作家の本はよく読んだのだけれど、最近は、前にも書いたように、全く読まなくなった。小川洋子さんまでかな。江國さんとか、唯川さんとか村山さん、藤本さんとか恩田さんとか全然読みたいと思わない。あ、そうだ、最近、読んだのは絲山秋子さん。よかった。彼女の作品はこれからも読んでみたい気がする。

友人が貸してくれたので「秀吉の枷」(上下)を読んだ。読み続けるのが苦痛だった。戦国時代はこれまでにもいろいろ読んできたので、もういいや、という感じ。すごい通俗小説で、昔(中学生の頃)読んだ山岡荘八を思い出した。「徳川家康」を13巻くらいまで読んで、段々安っぽくなったのでやめた。

この時代の小説と言うと、吉川英治や司馬遼太郎を沢山読んだ。坂口安吾の「二流の人」も読んだ。で、秀吉といえば、野上弥生子の「秀吉と利休」でしょう。こういうのを読んでしまうと、大衆小説の時代物は読まなくてもいいやという気になる。

これからはベストセラー読むより、名著・名作文学を読むべきだ。と言いつつなかなか読めないのだけれども。
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