2008/4/22

杉山茂樹著「4-2-3-1」  サッカー(その他)

先ほど杉山茂樹著「4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する」(光文社新書)を読み終えた。

(右サイドメニューの一番上の本です)

面白かった。

この本は売れ行きも良いようで、キュービックプラザ新横浜の三省堂ではかなりの冊数が平積みになっていた。

読み終えたばかりで、まだ感想はうまくまとめられないが、今まで、こういうサッカー分析は読んだことがなかったので、新鮮だった。

最初の方にある「布陣図」をコピーして、特徴を記入し、試合に持っていくといいかもしれない。で、スタジアムの上からピッチを見下ろして、今日の試合は、この布陣とこの布陣の戦いだ、とか解説してみる(笑)。

でもまあ、試合の途中から熱くなって、そんなことを忘れてしまうと思う。布陣や戦術なんかどうでもよくなって、ひたすら選手の名前を呼び、「よしっ」とか「何やってんだぁ」とか叫んでる。

大体、この布陣や戦術も、悲しいかな、読むそばから忘れて、どの試合のどのチームが4-4-2なのか、4-3-3なのか、3-4-3なのか、そして威力を発揮したのはどのチームのどの布陣だったのかもわからなくなっちゃう。

でも、ロナウジーニョや俊輔が守備の弱点になる理由、弱小チームが強豪を破る秘密、名監督の所以、杉山氏が布陣から分析すると、すごく納得する。

沢山の試合が分析されている。その量たるやすごいものだ。私の見た試合も幾つもあるけど、こんな風に見たことはなかった。そういうことだったのか、と改めてサッカーの面白さに気づく。

ただ、日韓W杯の韓国ーイタリア戦は「ヒディングの采配の勝利だ」と言われても素直に頷けない。ホームアドバンテージではない、ヒディングの理にかなった戦術が韓国に劇的な勝利をもたらしたのだと言うが、信じたくない。その分析は読まなかった。

でも、「ユーサンチョルは、95年のチャンピオンズリーグを制したアヤックスのリトマネン、98年のワールドカップにおけるオランダ代表のコクーを彷彿とさせた。いや、それ以上のユーティリティ性だった」と言う箇所はしっかり読んだ。(ここにも書いたし)。

マリノスの3ステージ連覇はユーさんなしにはあり得なかった。今でも大好きだ。

ジーコのダメさもよくわかった。いや、元からわかっていたのだけど、戦術上からもダメだったということがよく理解できた。

で、この本を読んでいくと岡田監督にもすごく不安を抱いてしまう。大丈夫かな。迷走しそうで、心配だ。

面白かったのだけど、ひとつ疑問。この分析は「結果がわかっているから」の後付けではないでしょうね。結果がわかっているものを、理由付けするのは簡単な気がする。(簡単と言ったって、簡単じゃないけど、結果がわかる前に言うのに比べたらねぇ)

あ、読んで「良かったこと」を書いておかなくちゃ。

アテネ五輪のパラグアイ戦。「ミスを那須ひとりの責任に押しつけるわけにはいかない。むしろ、当初から一貫して3-4-1-2を採用してきた山本ジャパンの構造的問題が露わになった決定的シーンだったと言うべきだろう。」

那須だけのせいじゃないって。・・・と、よそのチームに行ってしまった選手なのに、まだ気にしてます

以上、雑な感想でした。
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