2012/12/31

大みそか  生活

2012年12月31日になった。

今年を振り返る。

今年ほど、いろんなことを考えたことはなかった。脱原発・反原発の集会やデモ、官邸前抗議にも出かけた。本も読んだ。初めて選挙事務所にも行った。選挙の結果は失望・落胆だった。でもあきらめるわけにはいかない。

今年読んだ本。やはり原発関係が多い。感想を書くべきだったが思うに任せない。

最近は左の本の欄にある「ルポ イチエフ」を読んだ。福島第一原発の現場で働く作業員さんたちのことを知りたいと思った。重かった。「使い捨て」という言葉が何度も出てくる。この国は一体なんなんだろうと思う。

3.11から1週間くらいのルポは、読みながら胸が苦しくなる。あの時の恐怖を思い出す。

全く信用ならない日本のテレビ報道をやめて、原子力資料情報室の記者会見やインターネットウェブジャーナルのネット中継を見ていた。そして現場で発言する人々の声をネットで拾っていた。それは今も変わらない。

今年はiphoneで青空文庫を読んだ。漱石や幸田露伴、永井荷風などを読めたのは嬉しかった。もっともっと日本の名作を読まないといけない。

映画は、今年も「見たい」と思いながら見逃した作品が多かった。今年見た映画は11本。

一番忘れられないのは「灼熱の魂」だ。見た当時は良い作品と思いながら、物語の設定に無理があるとちょっと辛めに評価したのだが、今、どうしてもあのバス襲撃の場面が忘れられない。宗教・民族の対立から内戦が始まる。そこではいとも簡単に命が奪われる。キリスト教右派民兵が母親のもとに駆け寄ろうとする少女を射殺する場面が恐ろしかった。スナイパーが少年を狙撃する場面も恐ろしかった。

シリアやパレスチナではそれが日常なのだと思うと、あの場面がますます重くなる。

「ミッドナイト・イン・パリ」「アルゴ」「最強のふたり」などがよかった。その他でもアカデミー作品賞の候補になった映画はどれも良心的で粒ぞろいだった。

追記:夫は昨年見た映画の中では韓国映画「ポエトリー」がベスト1だそうだ。

テレビ番組では「BBC『シャーロック』シリーズ2」これ以外にない。ほんと、面白い。素晴らしい。その後のベネディクト・カンバーバッチの売れぶりを見ると、世界的ブームであることがわかる。ベネさん来日で、業界も「え?そんなに人気があるの」と気づいたらしい。皆様、お正月に再放送があるから見てくださいね〜。

あとアメリカのエミー賞を取ったジュリアン・ムーア主演「ゲーム・チェンジ」も見ごたえあった。08年大統領選挙共和党副大統領候補だったサラ・ペイリンを描いたドラマだ。ペイリンの政治家としての無知蒙昧をからかいながら、一方で無垢な人柄も描いた。共和党選挙対策スタッフ、何よりマケイン候補の良識派ぶりにホッとした。このドラマと映画評論家町山智浩氏「アメリカ格差ウォーズ」を合わせて読むと、「ティーパーティ」や選挙の内幕を知ることができて、興味深いと思う。

展覧会は何といっても「平治物語絵巻・三条殿夜討巻」(ボストン美術館展)。ずっと見たかった絵巻なのだ。願いがかなった。今年は平治物語絵巻の3巻を見ることができて幸せだった。それと「真珠の耳飾りの少女」を見ることができた。満足。

音楽会はバイエルン放送交響楽団のベートーベン交響曲1番、2番、5番。5番運命は初めて聞いたので感激した。

今年買ったもので良かったもの。@エアウィーブ(マットレス)。これを使い始めてから、朝起きた時の背中のこわばりがなくなった。アスリートたちがこぞって愛用するのもよくわかる。Aベンチコート。9千円しなかったのに、これ、本当に暖かい。サッカー観戦に最適。ひざ掛けやホッカイロがいらなかった。昨年購入のものだが、山ガールが着用する登山用タイツ。これも暖かくて観戦時には必須。

最後に、サッカー。観戦したのは21試合。

「代表」ではベストゲームなし。ヨルダン戦はせっかく勇蔵が得点したのに、もう浦和美園駅へ向かっていて見逃した。
「マリノス」では、そうだなぁ。ようやく勝った「神戸戦」かなぁ。あの時のスタジアムの一体感たらなかった。感動した。そうそう盛り塩もあったっけ。

プレーではやっぱり俊輔。横浜FC戦の2本のFKは素晴らしかった!久しぶりに目の前でみたFKだったので嬉しかった。今年のマリノスは冨澤、中町の移籍組が良い仕事をしたと思う。生え抜き組・若手の伸び悩みがいつものことだが、残念だ。

来年は、日本の民主主義や自由、一般の人々の生活が危機的になる年だと思っている。負けないよう、思いを共にする人々とつながって抵抗していきたいと思う。
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2012/12/30

シーズン終了天皇杯準決勝  サッカー(マリノス)

国立競技場が近づくにつれて、おなかが痛くなってきた。いつも、思う。どうして、サッカーを好きになってしまったのだろう。もっと優雅な趣味なら、こんな風におなかが痛くなったり、心臓がどきどきしたり、首筋が凝ったりしないのに。

国立は良い天気。暖かい。

マリノスサポーターが続々と詰めかけて、ホーム側ゴール裏はぎっしり。2階も開放された。

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ビッグフラッグ。

選手たちは、いつもこういう緊張感の中、闘っているのだなぁ。勝負の世界に生きる人たちはすごいなぁと思った。

試合開始。私もドキドキだったけど、マリノスの選手もいつもと違うような気がした。ふわっと試合に入った感じ。動きも硬いし、勢いもない。

ドウトラがあっという間に抜かれた。「あぶな〜い!」ずっと押されっぱなし。柏のプレッシャーが強くて、リズムが生まれない。

試合後の感想を読むと、「柏の放り込みサッカー」というのが多かったのだが、私はむしろマリノスの方がロングボールが多いなぁと思っていた。

で、ゴール近くまで行ってもそこからがグダグダ。守備がすっかりできていてシュートまでいかない。或いは、小野君が相手DFと競っても勝てない。

また中澤や栗原が跳ね返してもすぐ相手ボール。

そんなことの繰り返し。で、点を取られました。いつ取られても不思議じゃなかった。

後半開始。狩野君→マルキーニョス。交代でも仕方なかった。

審判に、選手もサポーターも苛立っていた。でも「審判の笛が鳴るまで動きを止めるなぁ〜」という声もあった。

俊輔のサイドチェンジ、しびれる。最後の方のスライディングも素晴らしかった!本当に攻守に走り回っていた。セットプレーがいまいちだったのが残念。

シュートがマリノスに限らず、バーのはるか上を行ったのは、ボールのせいなんだろうか。

試合終了。完敗ですね。柏の嬉しそうな大音量の歌と、ゴール裏へ挨拶している選手も声、もう〜、嫌になる。
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サポーターの前に立つ俊輔。兵藤が号泣していたのには気づかなかった。

でも昨年ほど悔しくないのは、あまりにマリノスがしょぼかったから。

娘は「コンディションが悪かったんじゃない?」と言ってたけど、名古屋戦でエネルギー使い切っちゃったのかな?

ACLよりもとにかく優勝カップを掲げる俊輔や中澤を見たかった。「まだまだお前たちにはACLに出る力はないのだということ」という樋口監督のコメントはないよなぁ。

帰りの東急線で、マリサポの皆さんと乗り合わせた。なんか、みんなサバサバ。優勝というものを身近に感じなくなってから、もう長いから大それた夢を持たなくなってしまった?所詮こんなもん?そういう意味で樋口監督の言う通りかも。

てな、わけない。もう残された時間は長くないのだから、来年こそお願いしますよ。








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2012/12/26

新聞記事から  原発関係

東京新聞12月25日「メディア観望」は編集委員土田修氏「脱原発という民意」だ。

選挙結果を受けての記事だが、興味深い指摘がある。

「衰退する原子力産業」。フランスの夕刊紙「ル・モンド」は「核エネルギーが安価という神話の崩壊」という記事を掲載したそうだ。

世界最大の原子力産業アレバが開発を進めている「欧州加圧型水型炉(EPR)の建設費が高騰して発電コストが急騰している。アレバの株は下がり続け、「BBBマイナス」と投機的水準一歩手前まで落ち込んでいる。

フランスでは、2025年までに現在58基ある原発を24基に減らし、原子力依存率も75%から50%に下げる方針で、すでにフェッセンハイム原発の廃炉も決めている。

ドイツ、オーストリア、イタリア、アイルランドなど6か国が「原子力エネルギーと持続可能な発展は両立できない」と共同宣言を出し、再生エネルギーの拡大と大幅な省エネを進めている。

***
あの原発大国フランス、地震のないフランスでさえ58基。地震国日本で既存54基(3.11前)さらに計画中だったというのは正気の沙汰とは思えない。

官邸前抗議にフランスから参加していた女性が「フランスも原発をやめたい」と言っていたのは、この記事で納得できた。

ドイツ・シーメンスに続いてアメリカ・GEも原発から撤退するのに、日立がイギリスの原発事業会社を買い取ったり、日本はババをつかまされているような気がする。
(GEはその後否定発言もあったらしいが)

「GEは前述した火力発電用ガスタービン、風力発電用風車、さらにスマートグリッド(次世代送電網)技術を生かした広範な電力インフラ設備などの一括受注を狙い、世界市場で攻勢をかける体制を固めた」

世界は動いているのに、石原長男が原発相とは、逆方向を向く日本。

*****
選挙後、評論家の大宅映子さんのコメント(東京新聞)
「(前略)『人からコンクリート』に戻っても景気は浮揚しない。日銀の独立性を脅かすような発言や『国防軍』構想など安倍総裁の言動は過激すぎ、心配だ。政策の実行力をチェックし続けることが国民の責任だ」

*****
大宅さんは政府の審議委員を多く務めるなど保守派の評論家だと思う。その彼女すら危機感を覚える自民党政権なのだ。

石原都知事時代、南京虐殺否定の論拠に大宅さんの父上大宅壮一の著作を使ったことに、彼女は抗議している。大宅壮一さんは否定などしていない。

ちゃんとした保守良識派の人たちももっと声を上げてもらいたい。というか、私は極右(全体主義・差別主義・好戦主義・封建主義)が大嫌いなので、自分を左翼なのかしら?と思っていたが、なんということはない、保守リベラルではないか。

ところで嘉田知事の迷走は心配だ。ちょっと落ち着いてほしい。
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2012/12/25

クリスマスの歌  音楽

クリスマスのお気に入りの歌を



ヨナス・カウフマンです。
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2012/12/24

年末鎌倉散歩  旅・散歩

夏に鶴岡八幡宮の蓮を見に来て以来の鎌倉だ。

今回は、私が子どもの頃、海水浴で宿泊した施設がどうなっているか、探しに来た。バス停の名前は覚えていたので、そこで下りた。だが、もう何もかも違っていて、記憶に引っかかるものが何もない。

この辺と思うあたりは新しい一戸建てが立ち並んでいた。

私の記憶だと、道路から少しスロープを上り門を入ると2階建ての和洋折衷の家があり、南側に芝生の庭、周囲は松で囲まれていた。庭の先の砂山を少し登って裏木戸を開けると材木座海岸だった。東京オリンピックよりも前で、まだ湘南道路はできていなかった。裏木戸からそのまま海水浴に行けた。

湘南道路ができてからも1〜2度行った。今、わかるのは湘南道路だけだ。

まったく変わってしまったので、思い出との対面はきっぱりあきらめた。材木座から鎌倉駅に向かって寺をお参りしながら歩くことにした。

滑川を「意外にきれいだね、鯉が泳いでいる」とみていると、ぱっとカワセミが飛び立って近くの護岸に来た。きれい!そしてかわいい。翡翠(カワセミ)というようにヒスイ色が目立つ。嬉しかった、こんな近くで見られるなんて。ラッキー
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iphone写真なので、これがせいいっぱい。

その後、辻薬師堂→上行寺→別願寺→安養院→安国論寺→妙法寺→八雲神社→妙本寺→常栄寺→本覚寺→鎌倉野菜市場→鎌倉駅と歩いた。

辻薬師堂の仏像は鎌倉には珍しい平安期の仏像で今は鎌倉国宝館に収蔵されている。

上行寺には桜田門外の変で井伊直弼を襲撃した水戸藩士の墓がある。今日は急いでいて見つけられなかった。

別願寺には鎌倉公方足利持氏の供養塔がある。持氏は永享の乱(1438年)で知られる。この寺で自害したとのこと。小さな寺で、ここに鎌倉公方の供養塔があるのが不思議な感じだ。鎌倉公方代々の菩提寺だったらしいが、江戸時代以降衰退したとのことだ。

安養院は北条政子が開基の寺。ツツジで有名だそうだ。とても植栽に手入れが行き届いた寺で、今は石蕗が沢山咲いていた。樹齢700年と言う立派な槇の樹もある。
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安国論寺は日蓮上人が20年間住んだところで、ここで「立正安国論」を書いた。たびたび法難に遭い、焼き討ちの際避難した洞窟がある。山茶花が市天然記念物。
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妙法寺は鎌倉の苔寺として知られる。苔むした石段が有名。風情がある。ここだけ入山料300円。やや荒れていた。ここには幕末慶応3年薩摩藩邸焼き討ち事件で死亡した薩摩幕府双方の死者の墓がある。もともと東京三田にあったものをこちらに移したという。

幕末関係の墓が二つ、鎌倉にあるとは知らなかった。

妙本寺は比企一族の館があった地であり、比企一族が北条氏によって滅ぼされた地でもある。鎌倉二代将軍頼家の子一幡の袖塚や頼家妻若狭局を祀る蛇苦止堂がある。
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妙本寺の山門。その奥にりっぱな本堂がある。

八雲神社と常栄寺、本覚寺はそばを通っただけで寄らなかった。

昼はこちらで「きしめん」を。百苑(ももぞの)
夫の注文した「たぬききしめん」のつゆが関西風というかすまし汁でおいしかったそう。手打ち麺もコシがあっておいしい。値段はややお高め。お茶が出がらしというか薄すぎなのは、残念。

さらに一休みは本覚寺そばの「甘味処 谷口屋
元々お米屋さんでおにぎりが評判のようだ。

クリームあんみつ682円。寒天がおいしかった。ファミレスであんみつを食べると寒天がふにゃふにゃしていてがっかりなのだが、ここの寒天はしっかりしていた。満足。

最後に鎌倉野菜市場(鎌倉市農協連野菜即売所)で野菜を買った。珍しい野菜があるので楽しい場所だ。今回は「黒キャベツ」というものを買った。蒸し野菜セットは各種カット野菜が入っていて便利だった。

クリスマスイブの鎌倉寺散歩はどこも空いていて、快適だった。
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2012/12/23

映画「レ・ミゼラブル」  映画

ミュージカル映画は好きなので、早速見に行ってきた「レ・ミゼラブル」。

実は、舞台のミュージカルで唯一見たのが「レ・ミゼラブル」なのだ。帝国劇場で母と見た。野口五郎がマリウス、ジャン・バルジャンは鹿賀丈史だった。エポニーヌは島田歌穂。随分昔だ。

島田歌穂の歌だけはよく覚えている。でも、全体としてマイクを使って歌うことに違和感があって、もうミュージカルは見なくていいなと思った。音がよくなかったんだと思う。それに日本語のミュージカルには常にぎごちなさがつきまとう。

でも、映画のミュージカルは好き。

やっぱり名曲揃いですね!「I Dreamed a Dream」(スーザン・ボイルも歌う)や「On My Own」、「Do You Hear the People Sing?」等々、心が震える。

教会の銀食器を盗んだジャン・バルジャンを司教が許すあたりから、涙腺が緩くなった。この司教役が素晴らしいと思ったら、初演でジャン・バルジャンを演じた方なんですね。歌に説得力があり、この方に言われたら改心するなぁと思ってしまう。

ヒュー・ジャックマンはトニー賞を取るほどの実力派だから、安心して見ていられる。そして適役だった。
アン・ハサウェイは痩せてて薄幸そのもの。職を奪われてからの転落は痛々しく、感情移入してしまう。I Dreamed a dreamは涙なくして聴けない。

歌は、なんといってもエポニーヌ役のサマンサ・バークス。「On My Own」は素晴らしかった。この役いい役ですよね。女優さんたちがやりたがるのはわかる。

若い男優たち、マリウスのエディ・レッドメインは20代でオリヴィエ賞を取っている実力派、「カフェ・ソング」は切なかった。それにもまして目を引いたのはアンジョラス役のアーロン・トヴェイトだ。ブロードウェイで活躍しているらしい。ガブローシュ役の子役も愛らしく、演技も達者だった。
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高いところにいる赤いジャケットがアンジョラス。その右がマリウス

若々しい才能を見ることができるのは幸せだ。

何より、ヴィクトル・ユゴーの骨太の原作があるからこそのミュージカル「レ・ミゼラブル」だと思う。

原作は読んだことがない。夫に聞くと、あらすじとは関係ない薀蓄話が沢山あるので、飛ばし飛ばし読んだとのこと。私が読むことはないだろうなぁ。

原作もミュージカルもフランス近代史の知識がないと理解が薄くなるみたいだ。このミュージカルも7月革命、6月暴動などが背景にある。民衆の生活は悲惨で、平均寿命はは40歳、圧政に苦しんでいた。

姪のためにパン1個を盗んだ罪で19年服役するジャン・バルジャン、工場を解雇され、娘の医療費のために身を落とすファンテーヌ。蜂起する学生たちは無謀だが、不平等・酷薄な社会への怒りが根底にある。

「Do You Hear the People Sing?」(民衆の歌)
http://youtu.be/lYizXBQ5EQA
ラストシーンでもう一度歌われる。この動画は25周年記念コンサートから。

(たった一人生き残ったマリウスは裕福な祖父の家に戻り、コゼットとセレブな結婚式。カフェソングで切々と仲間を悼んだ直後(映画では)。なんかなぁ…)

この映画の演出としては歌を事前録音せず、撮影時同時録音だったことが新しいらしい。その他のことはわかりません。

歌がとても良いので、もう一度見に行ってもいいかな。携帯用ティッシュペーパー一つ使い切るくらい涙・涙の映画だった
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2012/12/22

金曜官邸前抗議へ  原発関係

夏至の頃に初めて官邸前抗議に行き、冬至の日にも官邸前に行った。

選挙結果を受けてもあきらめないことを示すためだ。

最初は国会前のファミリーエリアに行こうと思ったのだが、地下鉄の駅を出たら方向が分からなくなり、人の後について行ったら見覚えのある道だ、あ、国会議事堂駅。というわけで官邸前へ。

思ったよりも人が多い。熱気がある。
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写真では見えないが、柵の向こうの官邸前角まで人がぎっしりだ。自転車隊も30台位、国会、官邸前付近を走り回っていた。

再稼働反対のシュブレヒコールが始まり、一段落するとスピーチが始まる。シュプレヒコールとスピーチが交互にある。共産党の志位委員長と議員の方、その後は一般人だ。一般の方のスピーチに共感したり、考えさせられたりで、途中で帰ろうと思ったのだが、最後まで残って聞いてしまった。

神戸から居ても立ってもいられないと駆けつけた女性はまだ未成年かな。選挙結果には失望している、自民党政権は違う意見の持ち主や不服従の人たちをいじめるだろう、おかしい。こんな国になったら愛せない、と、愛国心の話になったら主催者からストップ。原発の話に留めるのが約束。

声からいかにも年配の女性。被ばく労働がなくてはなりたたない原発は絶対になくさなくてはならない。広島・長崎と世界で唯一経験した日本が何故苛酷事故をおこしても原発をやめないのか、40年闘ってきたが、原発がなくなるまで死ぬまで闘い続けると話した。

チェルノブイリの妊婦3割に異常が出ているという報告をした人の後に、視覚障碍者の方がスピーチ。

「さっき奇形と言う話が出ました。僕は目が見えません。原発推進派の人にも反対派の人にも言いたいんですが、障害は不便だけど不幸ではないという社会でなくてはいけないと思う。そういう意味で障碍者を徹底的に貶めた石原は許せない。」

「7月以降官邸前には来てません。癌になりました。久しぶりです。今、私は毛がありません。毛はボロボロと無残に抜けます。癌になると癌で死ななくても、抜歯の出血で死ぬこともあります。そういうものなんです。被曝で癌や白血病になることはわかってます。原発は動かしてはいけない」

「今、福島第一原発で収束作業にあたっている労働者の皆さんの待遇をもっともっと良くしてください」

「二本松から来た。浪江町は二本松の隣なので避難者がかなりいる。お年寄りで亡くなった方もいる。だが、その遺骨を故郷に埋葬することもできない。原発はふるさとを奪った。原発反対、ふるさと返せ、子どもを守れ」

「自民党政権になると、市民の抗議に対して、締め付けが厳しくなるだろう。大阪では不当逮捕が相次いている。」の話に、「ますますやる気が出るぜ〜」の声。

「フランスから来ました。今回の選挙はフランスでも驚きを持って、というか失望を持って受け止められている。フランスだって原発はやめたいんです。日本の動きを注視していました。次の総理になる安倍さんに言いたい。『日本を取り戻す』よりもまず『福島を取り戻してください』!」

宇都宮健児さんもスピーチした。選挙には負けたが、100万人近くの人が支持してくれた。勝手連など草の根の活動も広がった。これからも頑張っていきましょう、と元気な声だった。

近くの女性と話をした。「選挙はがっかり」。でも私が「60歳を越えて初めて選挙事務所でボランティアをしました」というと、「私もです!」と言う。そういう人が増えたような気がする。

私は、宇都宮さんの城南地区での遊説を聞きに行った。人が集まらず、あまりにしょぼくて、ついパネルを持ってあげた。その時運動員の人に聞くとボランティアは歓迎だというので、時間のある時選挙事務所に行くことにした。

人手の足りないところを2時間ばかり作業してきた。次々ボランティアがやってきた。確かに草の根運動だった。

自民・公明・みんな・維新+連合に対して、宇都宮さん支持は未来・社民・共産・生活ネットなどだから、基礎票だけでほぼ結果はわかっていた。でも、できるだけのことをしたいと思った。

宇都宮先生は消費者問題に取り組んだことのある人なら、誰もが知っている。大恩ある弁護士だ。

私はいつも官邸前抗議でも、集会でも、一人で行っていた。友人たちに声をかけることもなかった。集会に行っても、周囲の人たちとはちょっと話すだけで名前も連絡先も聞かず、それきりだった。さっぱりと言えばさっぱり。

だが、そうではなくて、つながりを持ち続けることが必要なんじゃないかと思った。安倍政権は危うい。抵抗をしていかなくてはならないと強く強く思う。
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