2013/4/17

奇跡のクラーク・コレクション  展覧会

友人から「ぜひ見に行って」と勧められた展覧会、「奇跡のクラーク・コレクション」展。@三菱一号館美術館。(〜5月26日まで)

こちら⇒奇跡のクラーク・コレクション展公式HP

平日の昼過ぎ、行ってみた。爽やかな日で、丸の内の街路樹の新緑がまぶしかった。

三菱一号館に入るのは初めてだ。明治期の煉瓦建築で、瀟洒な外観だ。美術館としては2010年にオープンしたばかりだから内部はとてもきれい。

クラーク・コレクションとはなんぞや?

説明によると、あのシンガーミシンの共同設立者がクラーク氏なんだそうだ。極東の島国の、関東の山里(つまり実家ね)にも足踏み式のシンガーミシンはあったわけだから、とてつもない金持ちだ。そのクラーク氏の孫ロバート・スターリング・クラークと妻のフランシーヌが収集した美術品がクラーク・コレクション。日本ではほとんど知られていなくて今回が初めての展覧会だそうだ。

展覧会は副題が「ルノワールとフランス絵画の傑作」。

友人に勧められるまでは「また印象派か」とあまり心惹かれなかった。でも行ってみたら、素晴らしかった。

秀作、傑作の絵が73点もある。ラファエロ展は23点、同時代の画家の絵、タペストリー、工芸品だもの。この展覧会の規模がわかる。量にも圧倒される。

印象派の絵は、どれも家の壁に掛けたいような(掛けられないけど)、親しみやすい美しい絵が多い。風景画や静物画、身近な人物像だから、宗教画のような圧迫感はないし、現代絵画のような難解さもない。

それに何より色彩が豊かで鮮やかだった。

コロー、ピサロ、シスレー、マネ、モネ、ルノワール、ミレー、ロートレック、ドガと錚々たる画家の作品が並んでいる。

ルノワールの代表作というのは大体見たような気がしていたが、とんでもなかった。見たことのない秀作が出品されている。ルノワール作品は22点もあるのだ。

ボワっとした感じなのがルノアールと思っていたが、思ったより、スッキリくっきりで、鮮やかな色が印象に残った。描かれた女性たちが美しい。

ジャン=レオン・ジェローム、ジェームズ・ティソという知らない作家の絵もあった。オリエンタリズムを代表する作品とのことだ。精密な描写と鮮やかな色が魅力的だ。

あまり解説や解釈がなくても、その絵を見ているだけで、きれいだなぁ、上手だなぁ、と素朴に、素直に感動できる。豊かな気分になれる。

ともかく、一見の価値あり。

平日の昼間だとそれほど混んでいない。時には、その作品の前に自分ひとり、ということもあった。独り占めできるなんて、なんて贅沢なことだろう。

帰りには、「CAFE1894」や中庭に面したおしゃれなカフェやレストランでお茶するのがお奨めです。

東京駅で駅ナカを見て帰るのもいいし、丸の内のブランド街をウィンドゥショッピングするのもいいですね。

印象派は「もう飽きた」なんて絶対に思わないこと、いいものはいいなぁと改めて感じた展覧会だった。
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