2016/8/25

また東劇へ  音楽

また、東劇へMETライブビューイングアンコール上映に行ってきた。

もちろんヨナス・カウフマンの「ウェルテル」を見るため。

これ18:30から上映なんですよ。

バイトを辞めて、夫も退職したら、夜は拘束されずに済むので、いつか「レイトショー」というものに行ってみたいと思っていた。それがようやく実現した。

18:30〜の上映で、地味なマスネ「ウェルテル」では、どのくらい観客がいるかな?と思った。前日チケットネット予約の時はほとんど空席だった。

行ってみると、ま、30人足らずかな。「ワルキューレ」は300人くらいはいたから、1/10か。

女性が圧倒的だろうと思っていたら、半々くらいだった。オペラファンなのか、ウェルテルファンなのか、ヨナスファンなのか?

でも、見に行って良かった。METライブビューイング「ウェルテル」はWOWOWで放送したものを録画して、毎日見ていたこともある。

新国立劇場にコルチャック主演の「ウェルテル」も見に行った。パリオペラ座のカウフマン・コッシュ「ウェルテル」のブルーレイも持ってる。

音楽がきれいなんですよね。

演出のエアさんもこのオペラをやろうとした決め手は「MUSIC」と言ってた。

特に第一幕の後の間奏曲。このライブビューイングでは「舞踏会〜帰宅」に流れる音楽、これがとても好き。この曲はその後もたびたび流れる。

専門家や音楽愛好家なら、何とかのテーマとか、何とか音階の曲、とか言えるのだろうけど。

1幕目の終わりの方、ウェルテルが気持ちを伝える場面。これはパリ・オペラ座のもの。METは見つからなかった。


それと、2幕のシャルロッテに再会してウェルテルが切願するところ→聖書の「放蕩息子の帰宅」のような一節〜「僕に語りかけてください」までの音楽、も好き。ここ熱唱だ。

そしてもちろん、3幕の「オシアンの歌」


4幕の息絶えるまでの弱音の歌。聴きごたえある。youtubeに動画があるが、痛々しいのでここには載せない。

ウチのテレビ画面で見るより、もちろん大型画面だから、衣装も表情もじっくり見ることができる。結婚後のシャルロッテのドレスは、テレビで見ると「ベージュ」でおばさん臭いと思っていたが、映画館で見ると手の込んだレースで素敵だった。

でもまぁこのオペラは、カウフマンですね。歌(声)の表現力も、顔の表情や手指、身体の表現力も桁はずれだと思う。もう、ああいうの見てしまったら、他の歌手では満足できないんじゃないかな。見た目もね。

「ワルキューレ」のジークムントではあんなに凛々しかったのに、「ウェルテル」はじくじく恋に悩みぬく青年(本人曰く「病気でしょうね」)。そして「カヴァレリア・ルスティカーナ」の生活臭漂う凡夫(痴情のもつれ)、とイメージを全く変えてくる。

3幕、4幕では前の方の女性客はハンカチで目をぬぐっていた。帰りのエレベーターで一緒になった人は感動さめやらぬ体で何か話しかけずにはいられないという感じ。私に「劇的でしたねぇ」と語りかけてきた。

9月にまた上映があるので、また行ってしまおうかな。
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