2018/1/7

サントリーホール行ってきた  音楽

サントリーホールに行ってきた。「ヨナス・カウフマン ジャパンツアー2018」だ。

2回のキャンセルを経てのコンサートだから、行く前からドキドキ。

幸い、寒いけれども良い天気で、雨や雪の心配はない。風邪もひかずにすんだ。
(この時期のコンサートは雪や風邪がとても心配だ)

1月4日の大阪のコンサートは行けないので、その分(2席)をサントリーホールに振り替えてもらった。夫は「オペラは勘弁してくれ」というので、娘2人と3人で行くことにした。

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開場を告げるオルゴールが鳴っている。もう長い行列ができていた。

私たちが入場する時、お隣は韓国からいらした方々だった。近隣なのでファンなら遠征するだろうなぁと思う。

それにしても6時半開場、7時開演は忙しすぎる。

ホール入場までに時間がかかり、クロークにコートを預けるのに時間がかかり、チケットもぎに時間がかかり、プログラム購入に時間がかかり、席に着かずトイレに直行して自分の番が来るとすぐに「まもなく開演」とアナウンスが流れた。焦った。
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お正月らしい華やかさ。

席は真正面。とても良い席だった。

1階席、舞台背面席(P席というのかな)はほぼ満席。2階脇席もほぼ埋まり、正面の2、3階席にやや空席があった。空席はもったいない。本当にね、めったにない機会なので、聴きに来てほしかった。
(要するにチケット代が高すぎるのがよくない。私は外国遠征するよりは安いと思って購入したけど)

女性客が7〜8割だろうか。やはり年齢層高め。和服姿の方もチラホラ、ロングドレスの方もいる。皆さんおしゃれして、アクセサリーも華やかだ。一方、セーターにGパンの方もいらした。

オーケストラは東京ニューシティ管弦楽団だ。

指揮はおなじみのヨッヘン・リーダーさん。この方が出てくるだけで、本当にカウフマンさんのコンサートだ!とドキドキしてしまう。

プログラムは前半↓
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「ノルマ」が終わって、いよいよカウフマンさん登場。

私、血圧が上がって、心臓の鼓動が早くなり、その上どういうわけが緊張して身体がこわばった。

大阪では風邪の影響か、高音部がいつものように伸びなかったと聞いていたので、そのことも心配だった。

何度も何度も聴いた歌。生で聴けるなんて幸せ。

正面の前の方の席なので、表情もよくわかった。それでも、3列目、4列目の方、オペラグラスでカウフマンさんを見るのね。近すぎないのかなぁ。

「花の歌」の終わりの方、一瞬声がかすれて、「風邪の影響か」と思った。

後でファンの方が、「一番いいところで音をはずして、本人も『あっ』と思ったみたい」と言っていた。私は音を外したとは思わなかったよ。

次のカヴァレリア・ルスティカーナの「母さん、あの酒は強いね」はもう、素晴らしかった!! オペラ歌手だなぁ。その場面が浮かんで、その後の悲劇を思うと胸が詰まった。

「ブラボー」と拍手の嵐だった。

休憩。

本当に来てくれたんだなぁ。何度も何度も、CDやブルーレイや、テレビ録画で聴いた歌を目の前で聴いているんだ。それだけで、感情が高ぶり、本当に血圧が上がった。

初めてオペラの歌を聴く娘は「太ってないのに大きな声がでるんだね」と素朴な感想を言った。そして、「すごく細かい感情表現をするんだねぇ」と。わかってるなぁ。もう一人は「やはりオペラを見に行きたいな」。

後半のプログラム ↓
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「運命の力」序曲、これ、聴いていてハラハラした。弦が入ってきて、ようやく落ち着いた。金管楽器(で良いのかな?大きい音の出る金管)が不安定に思えた。フルートと弦は良かった(ような気がする)。「カルメン」や「カヴァレリア」は慣れているように思えたが、あまり演奏されない曲はイマイチかなと思った。全体的に音がボケてるように思えた。

(改めてペトレンコ指揮のバイエルン「ワルキューレ」はすごかったと思った。どの楽器どの楽器も音がクリア、クリアな音が合わさり、酔わせて、盛り上げて、聴衆の心を鷲掴み)。

小田島久恵さんはオーケストラをほめていた。まぁ主役じゃないから、歌手が歌いやすければよいのだ。


後半の最初、「ル・シッド」は新しいCDに入っていて、とても気に入っていた曲。聴くのを楽しみにしていた。これも素晴らしかった。

でも圧巻は「アンドレア・シェニエ」の「ある日青空をながめて」。

侘助さんのtweet



まさに、その通り。本当に難しい歌をドラマティックに、シェニエになりきって歌う。

終わった途端、ブラボーの声。拍手しながら「おー」とか「わー」とか変な声が出た。前席の人は目をぬぐっていた。涙が出るのは納得。

そして、最後「誰も寝てはならぬ」

スタンディングオベーションと拍手。

一度引っ込んで、カウフマンさん、にこやかに再登場。

アンコールが始まる前、客席から「ありがとうー」「ダンケ」と声が飛んだ。

「星は光りぬ」の音楽が流れただけで、拍手。ピアニッシモで歌いだして、もう絶品。「誰も寝てはならぬ」より拍手が熱狂的だった。

私も周りの人も、立ったり座ったりだ。拍手で手が赤くなった。

そうそう、プレゼントを渡す方もいた。カウフマンさん、呼び止められたのか、一度戻って花束を受け取った。封筒のようなものを渡す方もいた。それをカウフマンさん、中を開いて見せてくれた。写真のようだった。

大阪では「2曲目」は勿忘草だったと聞いていたが、2曲目が流れると「あれ?違う」。

「カタリカタリ」だった。この時は正面だけでなく、向かって右側に移って歌った。そちら側に座った方は良かったね。やはり正面と脇では音の聞こえ方が違う。

で、最後の曲かなと思ってたら、何やら、指揮者とひそひそ。

アンコールは以下の通り
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3曲目、ドイツオペレッタ、「マダムキラー」の表情で余裕を持って歌う。

そして最後は
「微笑みの国」より「君はわが心のすべて」

アンコールで4曲も歌ってくれた。カウフマンさんも本当ににこやかで、嬉しそうで、こちらも幸せな気分。背中側の席を向いた時、ほぼ全員が手を振った。すごく温かい雰囲気だった。

「アイラブユー」の女性の声が飛んだり、男の方「イッヒ・リーベ・ディッヒ」との声もあったそうだ。

撮影禁止なのに、フラッシュが光ったとか、係員が注意に来てもまた撮影したり、の人もいた。カーテンコールは外国は撮影可なのか?当然のように携帯を向けていた。

コンサート終了。私は手を叩き過ぎて、小指の関節が痛くなった。サッカーでももっと大きな音で手拍子するし、長い時間を叩くけど、こんなふうになったことはない。拍手の熱中度が高かったのかな。





外に出ると、ファンの方が「大阪よりリラックスしていたね」と言っていた。他の方のtweetでも「大阪より良かった」という方がいた。

それにしてもファンの方、知ってたけど、
ウィーンの例の「トスカ」の時劇場にいたとか、MET出演の時は見に行ったとか、ロンドン、ミュンヘン、パリ、どんどん外国地名が出てくる。すごいなぁ。普通に、日本公演は全部行くよね。

もっと若くて、そして若い頃にお金と暇があったらなあ、と思いつつ、私が若い頃はカウフマンさんは歌手にすらなってなかったんじゃ、、、。

そうそう、地震のことも話題になっていた。前回も大きな地震、今回は久しぶりの緊急地震速報(誤報)と深夜の震度4。前回、地震について尋ねた方がいたそうで、ご本人は「面白かった」と言ったそうです(また聞き)。

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母親のミーハーにあきれつつ、娘たち「お母さんが幸せなら、いいんじゃない」と。そして「私たちも音楽を楽しんだし」。

きっと、いつか、「私たち、あのヨナス・カウフマンの歌を聴いたんだよ」と自慢できる日が来ますって。
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