2018/3/3

久しぶりに上野へその2  展覧会

仁和寺と御室派のみほとけ展。
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これは混んでいて、入場まで30分。

最初の方は仁和寺の目録や書状、等、書が中心。書はガラスの向こうに平らに置いてあるから、人波で見えない。人と人の間からちらり、と見る感じ。国宝や重要文化財も多いが、「猫に小判」ということなんでしょうね。見てもよくわからない。

それでも、歴史上有名な人物の書には、「ふーむ」と言って眺めるのだ。空海、後醍醐天皇など。

これら書や絵はよく残ったなぁと思った。応仁の乱で伽藍が焼失してしまったりしているから。

仁和寺展の一番の見どころは仏像。

ここにきて、ようやく、興奮した。見事だった。普段非公開の観音堂の仏像群も見られた。ここは撮影可。フラッシュをたかないように、との注意があったが、結構ピカピカ光ってた。私はスマホのフラッシュの消し方がよくわからないから、写真は撮らなかった。

仏像群の周囲も回れるようになっていて、再現された壁画も見られる。下半分は地獄絵。そういえば、ブリューゲルの絵にも地獄絵のようなものがあったなぁ。

仁和寺の阿弥陀如来坐像は撮影禁止。平安中期の国宝。どっしりしていて美しかった。

若狭明通寺の大きな仏像にはびっくり。一昨年、明通寺に行ったが、建物と、周囲の山や渓流に目を奪われていて、こんなりっぱな仏像や絵巻物を持っているとは思いもよらなかった。

道明寺の十一面観音(平安初期)は美しかった。

葛井寺の千手観音には圧倒された。すごい執念で作られてるなあと思う。これ天平の仏様だという。観音様は乾漆で、千手の部分は木造。詳しい説明版があり、背面から千手の構造を見ることができる。

千手観音は2月14日からの展示だったそうで、見られてよかった。

あと福井県高浜の青葉山中山寺の馬頭観音(重文)、秘仏で33年ごとの公開だという。これを見られたのはラッキー。力強い像だった。

20代の初め、この仏像を見たいと思って小浜旅行のついでに、近くまで行ったことがある。見ることはできなかった。でも本当に中山寺に行こうとしたのか、記憶はもう曖昧。

一木作りの仏様は量感があり、なだらかな曲線が美しいと思う。寄木作りは大きな仏像。乾漆像は軽やかかな(単なる印象です)。

展示はとてもわかりやすく、見やすかった。ただ「100万ドルの夜景を見下ろす仏様」とかの「キャッチフレーズ」はちょっと安っぽいと思った。

この仏像たちは圧巻だった。

それにしても日本は仏教国であったのぅ。

今はお寺は沢山あるけれど、存在感という意味では薄れていると思う。深い信仰と言うより民俗的風習のような感じだ。もっと仏教を知るべきなんだろう。
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