2018/5/10

9.オペラ座「アイーダ」  旅・散歩

そして5月1日ついにウィーンでオペラを見る時が来た。

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昼間のオペラ座とトラム

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アーケードというのかな。出待ちはここかしら?

夕食は出かける前にサンドウィッチを食べた。サンドウィッチばかり。

18時過ぎ、オペラ座前に着いた。もうたくさんの人がいる。入り口がどこかわからないので、行列に並んでみた。後ろは千葉から来たという方だった。そのうち、この行列はボックスオフィスだと分かったので、離れた。

建物の脇の方へ回るとドアから中に入る人達がいたので、後に続いた。入ると、あの有名な階段だった。だが、階段は登らず、そのまま1階席へ。チケットを見せて、席の場所を聞いた。

劇場の中に入った時、新国立劇場に入った時のような安心感(もちろん全然違うのだけど)があった。威圧感より、親近感を感じた。

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1階後ろ正面席。もう人が入っている。
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右側脇の席。和服の方もいますね。

席は通し番号ではなく、右の何番、左の何番、と書いてあるので、ドイツ語の右左が分からないと間違えてしまう。この日も間違えた人たちが何人もいて、慌てて席を移っていた。

観光地ではあまり日本人には会わなかったが、オペラ座は私たちの周囲は日本人ばかりだった。後ろのカップルは「日本人の方ですか?よかった。初めてなので緊張してます」と言っていた。「私も初めてなので緊張してます」と言った。

座席前にはモニターがあって、オペラの字幕が出る。各国語があり、日本語を選べる。これ、助かりました。さすがに世界から観客が押し寄せるオペラ座だ。

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アイーダの幕。

アイーダは先日見た新国立劇場の方が豪華絢爛、華やかだった。舞台装置、大道具も衣装も人数も。馬だって出たし。

アムネリス=ラチヴェリシヴィリ、アイーダ=クリスティン・ルイス、ラダメス=ホルヘ・デ・レオン。指揮=ロペス・コボス

序曲、弦の音が静かに始まって、音が重なっていく。なんてきれいなんだろう、なんて豊かな音の広がりなのだろう、とうっとりした。

この「アイーダ」、何といってもアムネリスのラチヴェリシヴィリでしょ!!次元が違った。

侘助さんの言う通り!ていうか、侘助さんウィーンオペラ座にいらっしゃったのね。



アイーダの方は、熱演で、技巧的に歌える。でも、歌うだけで精一杯で、その主人公の心情を歌に込め、聴衆を納得させるまでには至らなかったと思う。

ラダメスはねぇ。声もいいし、見かけも背が高くハンサム。でも、私でも音程大丈夫かなと思った。「清きアイーダ」、アリアの最後のB♭はメッサ・ディ・ヴォーチェ(弱音からクレッシェンドしてまた弱音に戻る歌い方)はやはりなかった。ずっとフォルテだった。

それと、全体としてアイーダへの切ない、国を捨てるほどの愛が感じられなかった。

新国立でもそうだったけど、ラダメスはダメ男だから、ただ歌が上手いだけでは、ダメさが目立ってしまう。英雄が恋をして、道を誤ってしまう悲劇性がもっと出るといいのに。

神官役やアイーダ父アモナズロ等脇は良かった。

主役二人の恋がいまいち燃え上っていないので、アムネリスが目立ってしまう。愛と嫉妬と復讐、国への忠誠の板挟みが切ないほどわかる。

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アムネリスのラチヴェリシヴィリ(左から2人目)への「ブラボー」は凄かった。一番の拍手と歓声を浴びていた。

ラチヴェリシヴィリさんは、確か2009年ミラノスカラ座の開幕公演「カルメン」で新人でいきなり主役デビューだったと記憶している。もちろんドン・ホセはカウフマンさん。(NHKBS録画を持ってる)。

夫は初めてのオペラ体験、私は初めてのウィーンオペラ座。満足満足。ホテルでビールで乾杯。

が、これが悲劇のもとに。昼間の大きなピザと夜のビール、お腹に来てしまった。夜中に腹痛で目が覚めた。明日どうなるかな。心配。
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2018/5/10

8.美術史美術館  旅・散歩

5月1日の午後。

昼食はカフェで、ピザを食べた。マルガリータとハワイ(パイナップルが乗っている)。

運ばれてきた途端「ビッグサイズ!」と私が驚くと、店員さんもニコっ。隣のテーブルのご夫婦も笑う。そして私たちに「グッドラック!」

でも、美味しくて全部食べてしまった。

その後は美術史美術館へ。

リンク通りは12時を過ぎても、交通規制していた。歩行者が車道を歩いている。メーデー帰りらしい人たちも歩いていた。

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日本の国会前も開放しろよ、と思ったよ。だって、この道、王宮裏、

モーツァルト像のある公園と
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マリア・テレジア像、美術史美術館&自然史博物館の間の通りなのだ。
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向こう側が写っているのが自然史博物館、写っていない手前が美術史美術館。

美術史美術館はあこがれの美術館の一つ。

シニア料金があり、パスポートを見せれば外国人にも割引がある。11ユーロだった。

フェルメール、ブリューゲル、レンブラント、ベラスケス、ルーベンス、などいろいろ。

ちょうど、クリムトの壁画のためのプラットフォーム(橋)が掛けられていて、そこに登れば目の前で壁画を見ることができた。だが、あまり興味がないので行かなかった。

日本では、女性が展示部屋の隅で椅子に座って監視しているが、ここではいかつい警備員が担当箇所を巡回していた。

美術館で写真撮影は自由だった。
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ブリューゲルの「バベルの塔」。ボイマンス美術館所蔵の「バベルの塔」が日本に来た時には大混雑だったが、ここではゆっくり鑑賞できた。そもそも美術館が混雑していないし。名画ばかりだから、人が集中しない。

ブリューゲルは好きで、先日上野で開催の「ブリューゲル展」にも行った。ブリューゲルの農民・庶民の絵はいいよねぇ。

教科書に載っているような絵が沢山ある。次の二つは大好きな絵だ。
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農民の婚宴

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雪中の狩人

そして、ジャーン!
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ベラスケスの「青い衣装のマルガリータ王女」。

マルガリータ王女の絵はこの美術館にあったのか。そういえば、そうだよね。
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スペイン宮廷は「お見合い」のためにベラスケスに描かせたマルガリータの3点の肖像画をウィーン宮廷に送っている。それぞれマルガリータが3歳、5歳、8歳の時の肖像であるが、これらの絵画は現在はウィーンの美術史美術館に所蔵されている。
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本当に3点ある。

う〜ん、まさに学校で学んだ近代西洋史真っ只中。

これらばかりでなく、ゆっくりじっくり見れば、もっとたくさんの絵画を味わえたのだろう。そして、ちゃんと絵の勉強をして、解説を読んで理解すれば、もっと感動したのだろうと思う。

もう一度来ることは難しいので、もし日本で「ウィーン美術史美術館展」などがあれば、必ず行ってリベンジしたい。

☆美術史美術館内のカフェは有名らしい。寄ってくれば良かったかな。
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