2018/5/12

動画があがっていた。  音楽

私が見たウィーン・オペラ座「アンドレア・シニエ」の動画がyoutubeに幾つも上がっていた。

消されてしまうかもしれないけど、とりあえずあげておく。

第一幕の大アリア「ある日青空を眺めて」



二幕の二重唱「胸像はここに」
https://youtu.be/skqkR1N6I7c

第三幕のアリア「亡くなった母を」



第四幕 「五月の晴れた日のように」
https://youtu.be/NujKOPsxq6o

ラストシーン「貴女のそばでは、僕の悩める魂も」 とカーテンコール
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2018/5/12

12.アンドレア・シニエ  旅・散歩

いよいよ、オペラ「アンドレア・シニエ」の感想を書かなくてはならない。

で、オペラそのもののことは初心者でわからないので、観劇周辺のことや自分の感情だけ書いていく。

YOUTUBEの映像(ニュースかな)


2度目のオペラ座。18時20分頃到着。

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階段。

今回も階段を昇らず、ホワイエ見物もせず。席を確認した後、プログラムを買いに行った。(ただ、帰りはここ下の8段を下りた)

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(写真を横に直したいのだが、できない)

写真入りの大きいのは月報、その上の小さいのがプログラム(+キャスト表?、オペラ座の絵葉書)。3ユーロ何十セントと言ってたが、分からないので5ユーロ渡してそのまま席に戻った。

一番前の席の人がオーケストラのバイオリンの方と言葉を交わしていた。知り合いなのかな。

「アイーダ」の時は周囲は日本人が多かったが、今回は少ない。

しかも、女性たちはいかにも高そうな服、豪華アクセサリーの方ばかりだ。私は手作りのワンピースとプローチ、紛失しても盗まれても気にならないような安いネックレス。

ジョン・レノンが昔コンサートで「安い席の方は拍手を、高い席の方はアクセサリーをじゃらじゃらさせてください」と言ったのを思い出したよ。

私がここにいるのは場違いだなぁと思ってしまった。(夫は一応ジャケット・ネクタイなので)

しばらくしたら、女性が同じ列に来たので、前を通るのかなと思って立ち上がった。すると「いえいえ」と手で制して「グッドイーブニング」(ニコっ)と言いながら隣の席に座った。とても感じのよい方だった。私も今度そう言おう。

始まる直前、メガネをかけた男性が、緞帳の前に出てきた。キャスト変更か、とドキッとした。何か喋った後、客席から拍手が起きたので、無事上演されるのだなと思った。

あとで、同じ公演見た方のtweetやブログを見ると「ハルテロスが風邪気味だが、歌います」と言ったそうだ。

もう「始まる」と思うとドキドキ。ついにカウフマンさんのオペラを見るのだ!!

(目の前で見たのに、今、記憶を掘り起こして書こうとすると、ブルーレイや録画で見たオペラと同じように遠くに、単なる映像のように感じてしまう)

アルミリアト氏が入ってきた。音楽が始まる。

ジェラール(フロンターリ)の歌から。そしてマッダーレーナ(ハルテロスさん)が入ってくる。キャッキャとはしゃぐ若い娘そのものになっている。説明があった通り、声の伸びがちょっとないかな、と思った。

パーティが始まりにぎやかになってくる。人々の後ろからそっとカウフマンさんが登場する。ほとんどの人の衣装が白やクリーム色なので、紺色のコートは目立つ。

すっと立っているだけで、誇り高い詩人の品格がにじみ出る。

シニエはマッダレーナを「はっ」とした表情で見つめた。パーティの出し物が始まると左端へ。私は右側の席なので、ちょっと遠くなってしまったな。

有名なアリア「ある日青空を眺めて」。自然描写から社会への怒りへ、そして愛とは、とマッダレーナに語る。長くて難しいアリア、終わった途端、ブラボーの嵐。

シニエはマッダレーナの頬に愛おしそうに手を伸ばしかけて、引っ込めてそのまま去っていく。マッダレーナは涙を拭く。このあたり、きゅんとしてしまう。

一幕は30分くらいらしいが、ここで休憩が入る。

演出がオーソドックスなので、安心。カウフマンさん、ロングコート、ブーツ姿、こういうコスチュームがよく似合う。

二幕目、友人のルーシェ役のダニエルさんて、「西部の娘」のソノーラ役の人かな。

マッダレーナが来る。ハルテロスさん、あの無邪気なお嬢様でなくて、すっかり悲しみに満ちた大人の女性になっている。

「胸像はここに」カウフマンさんと二人のデュエット素敵だったなぁ。カウフマンさんが優しく歌いだすところとか、いいね。ハルテロスさん、もう声の心配はないみたい。

ブラボーが長く続いて、二人抱き合ったまま、腕の位置を変えたりしてた。

ドンパチがあって、また、休憩が入る。

三幕、指揮者が入って来た時、お隣の女性が「ブラボー!***!」と叫んだ。指揮者へブラボーなのだ。

ジェラールの「国を裏切るもの」。革命への失望、自嘲、複雑な思いを語る。この歌の後もすごいブラボーだった。

マッダレーナ登場。

ジェラールの、幼馴染なのに身分の違いで想いを伝えられない、これは切ない。そして権力で愛を迫るのも卑怯、この揺れ動く心理描写もフロッターリさん見事に演じていたと思う。

マッダレーナの「亡くなった母を」。素晴らしかった。チェロの音と相まって、悲しみが胸に沁みる。

オペラは2回目(つまり前日のアイーダが初オペラ)の夫がいたく感動していた。湧き上がるようなブラボー、拍手だった。

ハルテロスさんはもう感情を歌に乗せるのが実に自然、一流歌手ってそうだ。ただきれいに歌ってるんじゃない、その役を生きてる。

拍手の間に指揮者がチェロの方を指さした。ハルテロスさんは後ろを向いた。これは拍手をチェロ奏者に向けるように、ということなのかな。

(追記:どなたかに指摘されて気づいたが、ジェラールもマッダレーナも人間としての葛藤・変化があるのに、アンドレア・シニエだけはずっと詩人、英雄的なんだな。でもそういう存在として説得力をもたせるのもまた難しいのかもしれない)。

そして裁判。シニエ「私は兵士だった」力強い歌。毅然としていてかっこいい。

シニエがマッダレーナが来ていると知った瞬間の、「マッダレーナ(Lei? Maddalena?) 」の声、あの切ない、喜びと悲しみが一緒にあるような声、本当にぐっと来てしまう。こういう演技、カウフマンさんだからできるのよねぇ。

この後第4幕へ。「5月の晴れた日のように」。このオペラ 、長くないけれど、テノールは聴かせどころが多くて、難しそうなアリアばかりで、本当に大変だと思う。この歌も詩人の運命を思って、胸に迫った。

マッダレーナと再会。二人、愛に生きてる。

最後の二重唱。静かに始まって、絶唱。終わらないで、終わらないで、と思っていた。もうどう書き表せばよいかわかりません。

刑場に運ぶ荷車に乗る2人だけにスポットライトが当たり、幕が閉じられる。終幕。

熱狂的なブラボーと拍手だった。後ろの方の人は前に押し掛けてきていた。

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お隣の人と、言葉なしの表情で、素晴らしかったわねぇと共感し合った。帰り際、その方「We are lucky」みたいなことも言ってた。

後ろを振り返ると、2階席も3階席も上の方までスタンディングオベーションだった。

何度も何度もカーテンコールに出てきてくれた。5月5日のblogに上げた通り。
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投げキッス

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オーケストラの人は途中でいなくなるのね。

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顔は見えないけど、お辞儀している所も上げちゃう。こちらにも来てくれた。

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上の方の観客にも挨拶。

この後、4人で出てきてくれて、引っ込む時手を振ったので、私も手を振った。

これで終わりと思ったら、私たちが観客席を出たところで、また大歓声が聞こえたからもう一度出てきてくれたのだと思う。

(どうでもいいけど追記:帰国してからロイヤルオペラハウスの「アンドレア・シニエ」ブルーレイを見たけれど、カウフマンさんこの頃の方が細い。今はお腹周りなど太ったと思う。今後、ワーグナーやヴェルディの重い役をやるので体重を増やしているのかな)

オペラ座を出ると、雷雨だった。慌てて地下道に下りる。地下道から出ると、やや降りが弱くなっていたので、急いでホテルに戻った。それから間もなく、土砂降りになった。

ピカピカゴロゴロ、雨がガラス窓を叩く音、道路に降りしきる音、風も吹いてた。こんな大雨、久しぶりだった。この雨音を聞きながら、「アンドレア・シニエ」の余韻に浸っていた。

夢が叶い過ぎて、幸せ過ぎた。

この歳で、こういう行動に出る自分にもびっくり、でも、残りの人生を考えると、行ける時に行って、聴ける時に聴かないと後悔すると思う。

付き合ってくれた夫にも大感謝だ。(たった2回なのに、夫は一生分のオペラを見た、とか言ってる(笑))

追記:29日の公演はウィーンでテレビ放送をしていた。これ、NHKかクラシカジャパンで買って、日本で放送してくれないかなぁ。
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2018/5/12

11.お土産  旅・散歩

帰国が近づいたのでお土産選びをする。

まず、カフェ・ザッハーに入って、ザッハートルテを買う。その前に一休み。

注文したのは「おのぼりさん」らしく
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いわゆるウィンナーコーヒー、アインシュペナー。

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ザッハートルテ。

甘いので、生クリーム(泡立てただけ)で中和して食べるのだそうだ。
私はおなかの具合がわるいので、一口かじっただけ。

お茶の後はお土産用ザッハートルテを購入。
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これは四角い小さいザッハートルテが6個入っている。

ついで、Eテレ「旅するドイツ語」で紹介していたチョコレート屋さんへ。
「ヴィエナー・ショコラーテ・ケーニッヒ・レーシャンツ」

老舗ボタン店を建物を利用している。狭いお店だった。トリュフは何を買っていいか分からないので、箱に詰めてあるのを買った。12個入り。
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テレビドイツ語講座は録画して、何度も見たけれど、悲しい程、頭に入らない。覚えたら次の号に行こうと思いながら、最初の2016年10月号からとうとう脱出できなかった。

で、チョコレートを買う時は品物を指さして「ダス、ビッテ」。それ以外、しゃべったドイツ語は挨拶とダンケシェーンぐらいだ。

その後、高級スーパーのマインルに行き、コーヒーを購入。

これはもちろんガイドブックにも書いてあるけれど、オペラ好きでウィーンに何度も行っている夫の先輩が、ぜひ買って飲んでみて、と推薦してくれた。

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これは粉。豆のも買ったが、もう飲み始めてしまったので、写真はなし。美味しいコーヒーです。

それ以外はザルツブルグで買った青いモーツァルトチョコ、岩塩。それに美術館のグッズ。あ、一応赤いモーツァルトチョコも買った。あちらの駄菓子も買ってみた。

それと、帰り際、空港の免税店でZWEIGELTオーストリアワインを買った。まだ、飲んでいない。

食べ物ばかりのお土産だ。
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