2018/9/11

NHKBSプレミアムで  音楽

9日深夜(10日未明)に2015年ロイヤルオペラハウス「アンドレア・シェニエ」を放送した。
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アントニオ・パッパーノ指揮 ロイヤルオペラハウス管弦楽団
ヨナス・カウフマン、エヴァ・マリア・ウェストブレーク、ジェリコ・ルチッチ出演

ブルーレイも持ってるけど字幕に日本語がない。仕方なく英語字幕で見ていた。NHK放送は日本語字幕が出るので、とてもありがたい。

もうね、「アンドレア・シェニエ」の出だしの音楽が流れるだけで、あの幸せすぎたウィーンの夜を思い出して、幸せに包まれる。と同時に、「もう4か月も過ぎてしまった、あの時間は取り戻せない」と思って切なくなる。

このロイヤルオペラのヨナスさんは今よりも細くてかっこいい。そして、フランス革命時のクラシックな服装がとてもよく似合う。

ウェストブレークさんじゃなくて(もちろん歌は素晴らしいのだけど)、ハルテロスさんだったら文句なしだ。

ジェラールはもちろんこのROHのルキッチさんやウィーンのフロッターリさんもよいが、ミュンヘンのサルシさんが良いと思うのね。

このヨナスさんのシェニエは凛とした革命詩人。

貧しい人々に思いを寄せ特権階級に怒りを持つ。社会の暗部を見つめ批判し、社会改革を実践し、また祖国の危機には武器を持って闘う兵士でもある。思想家であり詩人であり、革命家だ。

これに比べると、ザルツブルグのドン・カルロは弱弱しかった。社会のしきたりに翻弄され、追い詰められていく青年だった。感情に支配されて、自分の生きる道を見失っている若者だった。

歌を歌い上げるだけでなく、人物像をくっきりと表現できるのだから、本当に優れたオペラ歌手だなぁと改めて感じた。

そして、改めて「アンドレア・シェニエ」は美しい音楽だなぁと思う。

聴きごたえのあるアリアがいくつもある。美しくて、感動してしまう。

シェニエの「ある日青空を眺めて」「私は兵士だった」「5月の晴れた日のように」

マッダレーナのアリア「亡くなった母を」は「フィラデルフィア」で使われている名曲。何のオペラの曲か知らなくても聴けば自然と涙が出てくるような名曲だ。

2人の二重唱「胸像はここに」「貴女のそばでは、僕の悩める魂も」

それ以外の合唱が歌うメロディもとてもきれい。

インタビューでカウフマンが「100点満点のオペラを1つだけ書いて、あとの作はあまり後世に残らない作曲家がままあるが、ジョルダーノはそのひとり」と言っていた。

この「アンドレア・シェニエ」はハードディスクに録画してあるので、いちいちディスクを出し入れしなくても見たいと思った時にこの録画を見ることができる。

今日も、昨日も見てしまった。2時間ちょっとだから、手仕事しながら見る(聴く)のにもちょうど良い。

本当にNHKありがとう!

今度はクラシカ・ジャパンがウィーンオペラ座の「アンドレア・シェニエ」を買って放送してください
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