2019/2/17

最近  音楽

最近、ヨナス・カウフマンさんの記事が少ないけれど、ちゃんと動向を追っているよ。

大みそかの「こうもり」はネットに上がっているのを見た。「フィデリオ」もインスタで「Goooooo〜d」だけは聴いた。

15日(金)はNHKFM「オペラファンタスティカ」でミュンヘン歌劇場「オテロ」(2018年11月録音)も聴いた。(午前中勉強会で疲れていて、途中居眠りしてしまったけれど)。

そして16日(土)はクラシカ・ジャパンで2015年オランジュ音楽祭「カルメン」を見た。これは当時ネット中継で見たのだけれど、字幕もないし、画質も悪かったから、テレビ放送は本当に嬉しい。

そして、やはりヨナスさんのホセ役は別格だ。彼の出番の時はぐんと劇的緊張が高まる。共演者たちもその力が引き出されるみたいね。

「花の歌」の素晴らしいこと!!拍手が鳴りやまかった。これ、絶品。昨年のコンサートでも聴いたけれど、オペラの中で歌われるとまだ訴える力が違う。ホセの恋心をこれほどに歌いあげられる歌手はそういない。
(←私比)

録画したので、繰り返し見よう。

そして、今はフランスオペラコンサート。アンコールで、「ホフマンの舟歌」を歌ってるけど、これ、↓ ↓ ソプラノパートなのだ。




お茶目だなぁ。

3月にはロイヤルオペラハウスでネトレプコさんと「運命の力」をやるそうだけど、このチケット一瞬で完売。転売サイトでは1階の良い席が50万円とか。

こんな価格で買った人はキャンセルされたらたまったものではないね。

そう、昨年は一度もキャンセルがなかったそうだ。今年もそうだとよいけれど。
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2019/2/12

アエラの記事  政治

アエラの「現代の肖像」に北原みのりさんが「伊藤詩織」さんの記事を書くと知って、何としても読みたいと思った。

近くのコンビニには置いてなくて、本屋に行くより朝日新聞の販売店に行く方が近いと思い、販売店に行った。

在庫はないけれど、「すぐに取り寄せて、新聞と一緒に配達します」と言ってくれた。

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この記事だ。

北原みのりさんの書く文章は好きで、このblogの左の書籍欄に「奥さまと愛国」を置いている。

いつだったか、橋下大阪市長が海兵隊司令官へ
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橋下大阪市長・日本維新の会共同代表は、5月13日、「慰安婦制度が必要なのは誰だってわかる」「海兵隊の性的エネルギーを解消するためにもっと風俗業を活用するよう進言した」等と発言しました。
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この発言への抗議集会へ参加した。

2013.5.23の記事「橋下発言抗議院内集会」

詳しくはこの記事を見ていただくとして、

この時の北原みのりさんの発言に一番共感を覚えたのた。建前的な発言は一切なくて、自分の素直な感情を話した。その感情は私も同じだ。

以下の発言の「怒り」の前に、「怖い」と言ったのだ。この性暴力を許容する、肯定する、軽く見る風潮・土壌を「怖い」と言った。それは多くの女性たちが感じていることではないか。
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「怒りで眠れない。男ってそういう生き物だと社会に橋下発言を受容する土壌がある。私は『男はそういう生き物だから』と言う男は、家の中のお父さんがそうでも、上司や同僚がそうでもすごく嫌だ」「レイプ神話のように男とはそういうもんだと胡坐をかく社会か、男性優位社会では起こりがちで犯罪だと認識されにくいのだと考えるかで、事実の見え方が違ってくる」「橋下発言を受容する土壌を変えていくためにもっと怒るべきだ」
*****

で、記事。

読了後に一番感じたのは伊藤さんを支える女性たちのこと。彼女を力強く支えた友人たち、弁護士、編集者たち。

私が若い頃は「女性に友情は成立しない」なんてもっともらしい顔で語られたものだ。でも違うよ。女性たちは女性の友人に信頼を置いている。女性たちの連帯感は強いよ。

(だから、loftのバレンタイン広告がダメなんだよ。嘘なんだ)。

そして、また伊藤さんの行動に支えられている女性たちがいる。知らない女性たちに街中で涙声で「ありがとう」と声をかけられるそうだ。イタリアの性暴力事件の被害者が伊藤さんへ書いた手紙が「クリエジャポン」に掲載されて大きな反響があった。

伊藤さんの生き方にも尊敬の念を覚える。幼い時からモデルとして働いて、その資金でアメリカの高校留学、学費無料のドイツの大学に留学、バイトをしながらニューヨークでジャーナリズムの勉強。独立心の強い、向上心の強い、そして世界へ目を見開いている人なのだ。

でねぇ、こういう真っ直ぐな人があんな卑劣な性暴力に襲われるなんで、世の中はなんて絶望的なんだ。

警察の取り調べも「セカンドレイプ」そのもの。この時の経験をTBSラジオ「荻上チキ・セッション21」で話しているのを聞いた。彼女は冷静に語っていたが、聞いている荻上さん、女性アナが息を飲むのが分かった。そして女性アナウンサーは泣いてしまった。

それでも、彼女の訴えに警察の人が「組織の人として対応していた(諦めを促す)が、次第に一人の人間として事件に向き合う」ようになっていったという。そして逮捕状を取り帰国する山口を逮捕するために成田空港に行っていた。

それが安倍側近の中村(当時刑事部長)によって直前に中止された。刑事も無念だったろう。アベの権力犯罪だ。

日本は性暴力に対して、検察も司法もひどすぎる。多数で女性を性的暴行しても「同意」があった(あるはずない)、示談が成立した、と裁かれもしない。(このところ慶大生、大阪府警、東大生、医学部生、他、類似の事件があった)。

何年か前のアカデミー賞で性暴力からの「サバイバー」たちとレディ・ガガが歌うシーンがあった。そして当時のバイデン副大統領が登場して「性暴力の根絶」を訴えたのだ。。#Metoo運動も大きな高まりとなった。日本は権力者自らが揉み消しを図った。

この差を何としても埋めないといけない。(今や日本は男尊女卑社会として広く知られているよ)

実名で告発した時、彼女はひどい誹謗中傷を受けた。バッシングの嵐だった。ロンドンに活動拠点を移さざるを得なかった。

その頃の彼女の表情は見るのが辛い。でも、今は笑顔も多い。

今は「つながりを取り戻したい 伝えることで社会は変わる」と語る。

北原さんは
「聞かれていない声を聞き、物語を作る。それはきっと伊藤が世界とのつながりを取り戻す旅になるだろう。その物語は切れたつながりを取り戻せず孤立している人に、希望を見せるだろう。伊藤詩織さん、私たちに話してくれて本当にありがとう」

と結んでいる。
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2019/2/6

憲法講演会  政治

友人から講演会を教えてもらったので行ってきた。

神奈川弁護士会主催 人権シンポかながわ2019
≪憲法問題シンポジウム≫
「自衛隊は必要」と考えるあなたへ
〜でも、「憲法に明記」はこんなに危険〜

講演 長谷部恭男さん「憲法に自衛隊を書かないことの意味」
講演 半田滋さん  「いま軍隊化する自衛隊」
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長谷部東大名誉教授・早稲田大学法学学術院教授は安保法制の参考人?質疑の時自民党推薦だったのに「安保法制は違憲」と言ったので、私でもその名前を知ることになった。

知り合いに聞くと「めちゃ頭良くて、何を聞いても知ってて、ひたすら驚く」。古今東西の法哲学、法、法組織、知らないことはないみたい、とのこと。

なので、難しい話かなと覚悟していった。しかし、

頭脳明晰な方は話も明晰です。とても分かりやすかった。論理的で無駄な言葉がない。

アベの支離滅裂、無駄な言葉ばかり、日本語崩壊の言葉とは全く正反対。

印象的だったのは立憲主義について

立憲主義とは広義の意味で「憲法は権力を縛るもの」
宗教改革・宗教戦争を経て、狭義の近代立憲主義がうまれた。

私的領域「各自が選ぶ価値観に従って自由に生きる」自由と権利の保障
公的領域「社会全体に共通する利益の実現のために協力する」民主的な政治決定

長谷部先生は9条に自衛隊をくことは「9条の1項、2項を無効化する」(これは常々言われていること)。

それと自衛隊が書かれてないことによって、政権は自衛隊の問題について説明責任がある。しかし、それが逆転するだろう。憲法に書いてある重要組織だから、自治体・個人は黙って受け入れよとなる可能性。

例えば9条があるので、自衛隊設置の自治体の負担について税金による援助をしてきたが、不要とする根拠となるだろう。

半田さんの話は自衛隊の軍備強化の話。「大綱・中期防」が代わるたび、専守防衛がないがしろにされてきている。日本の軍備は日本防衛と言うより、アメリカの手下になること、

成長戦略として武器輸出が上げられたが、結局は日本の軍備産業は設備投資をさせられた挙句、無駄になり、アメリカの武器を大量購入されるだけに終わった。「アメリカの罠」にはまった。

(しかもこの戦闘機はポンコツだという。オスプレイもポンコツ)

ほんと、安倍政権のやっていることはでたらめで国富を流出させるだけ。そして、自衛隊員の希望者が減ってることから、徴兵制も視野に入っている。軍事独裁政府を目指しているのか。

長谷部先生が「憲法は社会の中長期的な基本原則を書き込むことで、短期的な利害調整が行われる日常政治から隔離する」
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ラーニッド・ハンド「自由は人々の心に生きる。人々の心の中で自由が死んだとき、憲法も法律も裁判所も、全く役は立たない」

ロバート・ダール「憲法のせいでアメリカが民主的なのではない。アメリカ社会が民主的だから憲法が守られてきたのだ」

護憲派な何を守るのか?
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長谷部先生「一字一句憲法を変えない、という護憲派は見たことがない」。

人々の心の中で大切にしなければならないものがある。
・どんな思想信条があるとフェアな扱いを受ける権利がある。
・多様な利害を調整するものとして民主主義がある。
そのことを一人一人が強く持つことこそ重要である。

最後の言葉がとても響いた。

詳しいことは神奈川弁護士会のHPに掲載されると思いますので、ぜひご覧ください。

参考書籍
長谷部恭男「憲法と平和を問い直す」(ちくま新書)「憲法の良識−『国のかたち』を壊さない仕組み」(朝日選書)「日本国憲法 解説長谷部恭男(岩波文庫)

半田滋「『戦地』派遣 変わる自衛隊」(岩波新書)「日本は戦争をするのか−集団的自衛権と自衛隊」(同)「零戦パイロットからの遺言」(講談社)「検証 自衛隊・南スーダンPKO」(岩波書店)
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