2019/6/27

ジャック&ベティ(1)  映画

話題の「主戦場」をジャック&ベティに観に行ってきた。

連日満席と聞いていたので、40分前には着いていた。整理券をもらって、隣のカフェで時間つぶし。

平日の午後とあって、やはりシルバー層中心だ。テーマは「従軍慰安婦の何が真実なのか」。監督は日系アメリカ人ミキ・デサキさん。

一番の感想は、構成の巧みさだ。分かりやすく、飽きさせず、段々に盛り上げていって最後に大物と重い発言を出す。

従軍慰安婦は「売春婦」として「少女像」設置に反対するいわゆる右翼の人々と、従軍慰安婦は「性奴隷」であったと戦時性暴力問題を考える人権派の人々の主張を交互に見せていく。

あの杉田水脈、テキサツ親父、藤木なんとか、ケント・ギルバード=歴史修正主義者、が嬉々として持論を語る。それが次々事実を持って覆される。

戦時性暴力を問題とする人々は言葉を選び、誠実に話す。右翼チックな人々の軽薄な言葉と表情との対比。

そして、最後になると、この歴史修正主義の活動から離れた女性(桜井よしこの後継者とみなされていた女性)がその理由を語る、そしてラスボス、大物の加瀬英明登場。これが皆さんの言う通り、ずっこけなのだ。

95歳の元兵士が語る、戦場の日本兵。彼が最後に「戦前は女性に人格が認められていなかった。同じ人間と思っていなかった」。

そう。そういうこと。

これが今の日本の女性の地位の低さにつながっている。

この言葉を最後にもってくるのも重い。

少女像は日本軍の悪行を広めるためではなく(それはどうしても入るが)、もっと広く女性の権利、戦時性暴力をなくすためのシンボルなのだ。

この歴史修正主義者と闘う人たち、教科書の俵義文さんや、従軍慰安婦研究者の吉見義明さん、林博史さん、朝日新聞記者植村隆さん、渡辺美奈さnなど、私もよくお名前を見る方々も出ている。

だから、この方々が主張していることは、ずっと前から知られていることなのだ。

しかし、マスメディアや書店などでは桜井、ケント、などのでたらめばかりの主張が繰り広げられている。BSの番組には桜井がもっともらしい顔で出演しているし、ケントの本はベストセラーだ。書店には嫌韓本が並ぶ。YAHOOニュースにはいつも韓国を貶めるニュースや評論が載っている。

そういう意味で、この二つの主張をぶつけて、映像でわかりやすく見せたこの映画は意味があったと思う。

桜井、杉田、ケントらの主張が荒唐無稽で、研究者たちの主張が事実に基づくものだと明らかにして見せた。そして、テキサス親父や藤木俊一らが救いようのない女性差別主義者、レイシストだということも。

その他、中野晃一さんが出るのは分かるが、小林節まで出てきたのはちょっと驚いたな。

それにしても日本はカルトに乗っ取られてしまったのだと本当に絶望的な気持ちになる。だって、歴史修正主義者の親玉はアベなんだもの。

横浜市では元教育委員長がこの手の人間(日本会議カルト)で、育鵬者の教科書を採用している。異常なことだ。

この日本会議カルトは日本は制圧したから、アメリカへ出て行ったんでしょ。

この少女像設置の件では外務省も直に動いているというのだから、想像を超えている。

彼らの、従軍慰安婦は売春婦で大儲けをしたという主張は事実とも違うし、こんな主張は世界の中で批判、非難されるのは当然だ。

少女像設置されるグレンデール市の市議が「shame on you」と4回繰り返した。

まさに私も歴史修正主義者に言いたいのは「恥を知れ」のみ。
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