2019/10/23

久しぶりの映画  映画

音楽映画は好きなので、見に行ってきた。

「蜜蜂と遠雷」。
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原作は直木賞受賞の時に読んだ。その時の感想は「熱血スポコン音楽版」。でも詳細はすっかり忘れている。

この原作を映画化するとこういう風になるね、という感想だ。

良い場面は幾つもあって、例えば亜矢と塵が月光の連弾をする場面、それぞれのカデンツァの演奏場面、明石の田舎の家、とか、印象に残る。

今、公式HPを見たら、撮影監督はポーランド人だとのこと。画面は新鮮だった。

そう、音楽の場面はいいのよねぇ。

でも人物像が類型的。人間ドラマが弱かった。それと原作があると。どうしても説明的になる。
セリフで説明する場面も多かった。回想シーンもは効果的なことも、余分なこともあり(説明過多)、この扱いは難しいな。

(冒頭の雨のシーン、雨はわかるが、「馬」は何ですかね?原作にあったのかな?忘れてしまった)

人物で言うと、審査委員長、テレビディレクター、作曲家、指揮者はどうにかならなかったかな。

ブルゾンちえみはキャスティングの失敗だと思う。ちゃんと俳優を使うべし。

斉藤由貴の審査委員長も、これ原作通りなんだろうか。描き方が本当に陳腐だった。光石研も鹿賀丈志もありきたりだった。指揮も下手だったし。

主役4人の配役は良かったと思う。特に塵役の新人はイメージに合っていた。

松岡茉優は演技力に定評があるし、繊細な表情はさすがだと思った。でも、何か言う前に、フフと笑うでしょう、あれ多用しすぎだと思う。またかよ、という感じになった。

臼田あさみさんも福島リラさんも素敵でとても役に合っていたけれども、描き方が浅くて、それこそ「類型的」だった。

この映画、松阪桃李くんがいなかったら、主役4人、収まらなかったと思う。松阪桃李が重しになっていた。

俳優の評ばかりになるけれど、平田満、片桐はいりはアクセントになっていた。

結論としては、音楽は良かったし、映像もよかった。けれど人間ドラマはつまらなかった。

音楽映画としては「のだめカンタービレ」の方がずっと面白かった。題材が違うと言えば、その通りですけど。

ただ、ピアノコンチェルトは今まで、古典、ロマン派、国民楽派までしか聴かなかったけれど、プロコフィエフ、バルトークも、食わず嫌いでなく、聴こうかなぁという気になりました。

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