2022/5/19

光州は世界をつなげる  政治

続き

伊藤順子さんの「カルチャーから見る韓国社会の素顔」

第8回


「光州は世界をつなげる」
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/column/%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%82%8B%E3%80%81%E9%9F%93%E5%9B%BD%E7%A4%BE%E4%BC%9A%E3%81%AE%E7%B4%A0%E9%A1%94/14107

の5ページ
「日本で作られた映画『自由光州』(1981)、音楽家・高橋悠治と画家・富山妙子」
に詳しい。

***
『プリパ(根っこ派)』あるいは『チョンイパ(正義派)』と呼ばれたこの替え歌を、私が知ったのは学生だった1980年代初頭、教えてくれたのは現代音楽家で日本を代表するピアニストの高橋悠治だった。すでに白竜のことは書いたが、高橋悠治もまた光州での出来事を知らせるために、「水牛楽団」の仲間たちと日本全国を回っていた。」
***

***
現地に入った記者たちが持ち出した映像や写真は日本でも連日のニュース報道となり、衝撃を受けた富山妙子はその場で作品制作にとりかかったという。

 「わたしは溢れる涙とともにニュースのシーンを見守る。光州の学生たちがエビのように体をねじ曲げられ、手を縛られ、足蹴にされ、逮捕されてゆく姿が胸に痛い。狂おしい怒りがわたしをかりたてていた。そして六月の半ばから、光州へのレクイエムとしての作品の制作に没頭した」(富山妙子著『アジアを抱く』)

***

富山さんが亡くなった時に韓国のマスコミは大きく扱って追悼した。

韓国で富山さんの回顧展が開催されたそうだ。

光州事件の以前から、高橋悠治さんや富山妙子さんも投獄された詩人金芝河の救援活動をしていた。

この頃は日本のリベラルが韓国の民主化運動を支援していた。「世界」にはT・K生こと池明観さんの報告が掲載されていた。

この伊藤順子さんの第8回の記事には

映画「タクシー運転手」に描かれているドイツ人記者とソウルのタクシー運転手だけでなく、

朝日新聞記者、西日本新聞記者、光州のタクシー運転手、ソウルから単身光州に乗り込んだタクシー運転手がいたと、書いている。

また、私が昨日の記事で上げた映画だけでなく、他の映画やドラマ、そして有名な俳優「白竜」さんのことも取り上げている。

とても参考になる記事なので、ぜひ読んでもらいたい。

日本は民主主義国で、軍事独裁政権下の韓国民主化運動を支援していた、なんて、まったく今とは隔世の感がある。

もっとも日本は、朴正煕政権と岸信介ら自民党右派は強いつながりがあり、「反共」で一致していた。もちろん利権がらみだ。岸の孫のアベは嫌韓のリーダーだが、日本の植民地化を正当化する点では岸の流れだ。

今、日本で「光州民主化運動」に注目するのは、日本の民主主義への危機感があると思う。

今年の参議院選挙は与党圧勝が予想されている。選挙のない3年間に憲法が改悪されてしまうかもしれない。

ともすると無力感にとらわれるが、不屈の「光州民主化運動」に始まる韓国の人々の闘いを思って、頑張ろうと思う。
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ