2010/6/29

最近見るテレビ番組など  生活

毎週決まってみるテレビ番組というのがない。空いている時間にたまたま見る、と言うことが多い。

ちょっと前は「名曲探偵アマデウス」を必ず見ていたけど、放送時間が変わってから見逃すことが多くなった。

「てくてく街道歩き 熊野古道」も時々見ていた。もう終わってしまったのかな?

東京新聞に思想家・内田樹氏が「わが街わが友」を書いている。内田さんは「大田区下丸子」で育った。内田さんは関西育ちの人と対談した時、「文化的遺産に育てられた」という言葉に愕然としたという。工場街には「伝統も、古老の言い伝えも、祭りも、文化遺産といえるものは何もなかった」。

熊野古道を見ていると、かならず有名な寺社、遺跡を通る。有名でなくても。素晴らしい庭園を持っている寺や、伝説のある神社などがあった。住吉神社、仁徳天皇陵、紀三井寺、道成寺、雑賀の鉄砲衆。どの「てくてく旅」よりも文化の重積を感じた。

「俳句王国」もたまに見る。先日は俳人鷹羽狩行氏が出演していた。こういう方であったかと初めて知った。

公開録画で、会場からも投句があった。選ばれた句の作者は、誰もがとても言葉がきれい。農家の女性かな?と思われる人も、奥ゆかしい、美しい日本語を話す。それを聞いているだけで楽しい。

要潤の「タイムスクープハンター」も、何回か見た。面白い。でも今、調べると私が見たのは割に最近のものらしい。「闘茶」「金山衆」「戦火の女たち」「駕籠かき」。再放送があるなら、最初から全部見たい。

こうやって見ると全部NHKだなぁ。

それと、もうひとつ「ハーバード白熱教室」も、引き込まれて見た。ハーバード大学マイケル・サンデル教授の「正義」に関する講義を公開放送したもの。

これも全部は見られなかった。私が見たのは、「徴兵制」、「代理母」、「格差」、「アファーマティブアクション」の講義。

(今調べたら、NHKのHPに「講義一覧」があった。上に書いた「講義名」は正しくなかった。)

教授は学生から意見を求めつつ、論点を整理し、深めていく。講義の進め方、論理的思考法、すべてに感嘆。すごく勉強になる。

この番組は大きな反響があったそうだ。

6月27日東京新聞に北大教授の山口二郎氏が「ソクラテスを連想させる問答形式で学生から多様な意見を引き出しながら考えを深める様子に日本人も魅了されたのだろう」と書いている。

「答えのない問いを考え続けることは、人間の知性を鍛え、それが実践的な問題を解決するための基礎体力となる」

そういえば、同じNHKに「クールジャパン発掘!かっこいいニッポン」と言う番組がある。作家・演出家の鴻上尚史が司会を務める。

ここで日本人の「トリビア好き」を取り上げていた。電車内の液晶画面にも「豆知識」お菓子の袋にも「豆知識」。

日本の若者に、「チグリス・ユーフラテス川といえば?」、「オーストラリアの首都は?」、指で3方向を形作ってこれは何?と聞く、すぐ「メソポタミア文明」「キャンベラ」「フレミングの法則」と答える。スタジオの外国人たちはほとんど答えられない。

彼らは「日本では知識を覚えるのが教育かもしれないが、私たちはものの考え方、考える方法を学んでいる。細かい知識は必要ない」と主張した。

その意味がこの「サンデル教授の講義」を見るとよくわかる。

サンデル教授はこの夏来日して、日本の学生に講義をするそうだ。秋にその模様を放送するそうなので、楽しみにしている。
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