2014/2/18

秩父の大雪  生活

2月14日大雪被害。

被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。これから農業、商工業への被害も次第に明らかになるだろう。適切な救済政策をお願いします。

前日、日光100cm、青梅80cm積雪予報を聞いて耳(目)を疑った。2月8日にも秩父、熊谷で40cmを超える雪だった。まだ融けていない雪の上に降り積もったらどうなるのだろう。

横浜でも14日朝から雪が降り出したが、最初はあまり強くなかった。降り続け、段々強く、水分の多い雪となり、夜には積雪15cmを超えた。

朝6時頃、ネットで「秩父80cm」の文字を見た。えっ!たしか、最高記録は随分昔の58センチくらいじゃなかった?倍近いじゃないか、対応できないのでは?

普段、無人の実家の建物は大丈夫だろうか?近所のお年寄りたちは大丈夫だろうか?

秩父は盆地なので冬は冷え込むが雪はあまり降らない。私の経験では30cm位が最高だ。特に温暖化が言われ始めてからは積雪はあまりなかったと思う。

「昔は寒くて、雪が多くて」と、母からよく聞かされた。何しろ、母は秩父でスキーをしていたのだ。熊倉山で滑ったとか、市内から○○(地名を忘れた・横瀬方面)へスキーを担いで行き、リフトも何もない山で登って滑って、そして家までまた歩いて帰ってきた、体力があったものだ、というような話も聞かされた。物置には竹のストックとかスキー板があった。

そういう話は信じられなかった。私の時代にはスケート場は何か所かあったが、スキー場なんて考えられなかった。

その秩父で92cmの積雪だという。観測史上一位の積雪量。つまり、秩父では誰も経験したことのない雪だ。雪かきはどうするんだろう。閉じ込められる人たちが出てくるだろう。つぶれる家は出てこないだろうか。心配になった。

テレビはオリンピック一色。都内の雪の様子は報道しても、雪で孤立する地域のことは全く報じない。

twitterで情報を集めた。秩父の積雪の様子を次々にtweet、リツィートしてくださる方々がいる。見慣れた街が雪に覆われている。見覚えのある場所が雪で埋まっている。市内でこうなのだから、山奥の集落の人々はどうしているだろう。限界集落もある。お年寄りが多い。灯油や食料、薬類を届けないと危ない。

甲府や多摩、富士五湖周辺、或いは群馬からも続々悲鳴のようなツィートがあがる。夕刻にはかなり深刻となり、山梨選出の国会議員(党派を問わず)からも切羽つまったツィートが出されるようになった。政府へ早急に働きかける、担当大臣に電話する、電話した、という話もあった。

だが、官邸の災害アカウントや首相のFBは沈黙。報道もない。無策に憤る声が増えていった。報道に対しても、どの局も同じ放送を繰り返している(金メダルは嬉しかったが)。台風の時のように画面端にでもテロップで各地の様子や救援情報を流してくれればいいのに、という声もあった。

15日昼頃からずっと災害本部を立ち上げてくれ、災害救助隊を派遣してくれという声があったが、政府の動きはなかった。今後どんどん状況が深刻になるのがわかっているのに、だ。対策会議は16日午後。山梨へ調査(ヘリ視察)に行くことだけを決めた。災害対策本部立ち上げは今日18日だ。

今になって、安倍を擁護する声があるが、当時の切羽詰まった状況を知らないからそういうことを言う。

現場が頑張って、少しずつ状況を改善してきた。自発的に雪かきをしたり、炊き出しをしてくださった方々もいる。twitterで情報を発信し続けてくれた人々がいたから、必要な所へ救援の手が届いたところもある。

17日(月)になってようやく動きが出た。テレビも報道を始めた。2日半過ぎた。政府もテレビも反省してもらいたい。弁解ばかりしていても意味ない。反省しなければ次に生かせない。

にしても、と思う。私の覚えている昭和30年代大雪の時。生活はどうだったか。

水道・電気はあった。だが都市ガスもプロパンもなかった。暖房は練炭こたつと火鉢、豆炭カイロ。煮炊きは灯油のコンロ、七輪、へっつい。水道がだめなら、井戸もあった。薬は「富山の置き薬」。

サバイバルには昔の生活の方が強かった。

(今考えるとよく、あの程度の暖房で平気だったなと思う。母にすごく寒い時はどうしていたの?と聞いた時、何もしないでこたつでじっとしていた、と言っていた。生活上最低限のことしかしなかったということ?)

そして、母が亡くなってから、千年に一度という大地震・津波が起きたその後秩父は停電が続いた。今年は秩父で92cmの雪が降った。母が一人暮らしをしていたら、どんなに心細かったろう。だから、秩父のお年寄りたちが心配になる。母への申し訳なさも募る。
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