2020/1/20

盛岡と啄木  旅・散歩

1万5千円の旅、その2。夫は18日〜19日もう一度出かけた。大館泊まり。

盛岡から写真を送ってきた。
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石川啄木の歌碑

「不来方(こずかた)のお城の草に寝ころびて空に吸はれし十五の心」

啄木の歌で一番好きかもしれない。

こんなことを歌えるなんて啄木はほんと天才。

「函館の青柳町こそ悲しけれ 友の恋歌 矢ぐるまの花」
この歌は1970年北海道旅行に行った時買った絵葉書にあって矢車草の写真が添えられていた。

今はあまり矢車草を見かけないけど、この歌も好き。

夫から送られた写真を見て、「一握の砂」を青空文庫からダウンロードしてしまった。

青年の初々しい歌が次々に現れる。今の歌人や詩人はこんなに自分の気持ちを、素直に、大胆に歌わないなと思う。気恥ずかしいくらいの歌だ。

「砂山の砂に腹ばい初恋の痛みを遠く想い出る日」

「やはらかに積もれる雪に熱る頬を埋めるが如き恋してみたし」

初めの方は初々しい恋の歌など青年らしいものが多いが、次第に失意の歌になり、最後の方は子どもが死んでしまう歌なので、辛い。

啄木は金田一京介一家に迷惑をかけっぱなし、貧乏なのに金が入ると家には入れず遊びに行ってしまったり、本当にクズ男。だから今は人気がない。

でも、こういう歌を読むとその才能には改めて驚く。時勢に対する感覚も鋭かった。もっと長生きさせたかった。

ドナルド・キーンさんが評伝を書いているので、今度読もうかな。

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