2006/12/29

内閣支持率  政治

安倍内閣の支持率が急降下しているけれど、復党問題やスキャンダル更迭だけが原因ではないと思う。安倍内閣のあまりの右旋回に危機感を持っている人が多いからではないか。

kimeraさんの「拝啓 朝日新聞」から。

「教育基本法改悪について、久々に永田町周辺は反対のデモ隊であふれていました。
少なくとも、ほとんどは日教組などとは関係のない人々でした。(日教組とかもいたかもしれませんが)
ネットでは、珍しく右の軍国賛成論者より、反対の市民が自分のブログに意見を書いていました。そして、永田町に行った方は、自分のブログで何故マスコミが国会周辺の様子を報道していないかを怒っていました。」

〜中略〜
「尾木さんと共に記者会見に臨んだ日本大学文理学部の広田照幸教授(教育社会学)も、これまではこうした運動に参加することを避けてきた。自らの考えは研究成果で発表する誠実な研究者でありたかったから。でも今回は、『気がつくと、国会前でメガホンを持って、反対を叫んでいた』

 13日にキャンドルを手に改正反対を叫び、国会を取り囲んだ4000人の中には、自称『1カ月前までは反対運動をしようなんて思ってなかった学生』の浅野大志さん(22)の姿も。埼玉大学教育学部に学び、小学校教員を目指している。参院特別委の公聴会で、公述人として発言もした。

「そして、文芸評論家の斎藤美奈子さんまでが、『久々に市民運動意識に目覚めた(笑)』と、知人らにメールを書き送り、こんな言葉で、改正案の今国会での採決を阻止し徹底的に審議するよう求めるネット署名への参加を呼びかけた。

 『ずっとヤキモキしていたのでしたが、絶望するにはまだ早いってことで。何もやらないのって悔しいじゃないの』」

**引用終わり**

私の気持は斎藤美奈子さんと全く同じだった。「ネット署名」には4日ほどで1万8千くらい集まった。私も知人に署名のことを知らせた。転送転送で、今まで署名をするとは思っていなかった人たちまでしてくれた。すごいことだと思った。

また、「憲文録ー別冊」さんから「朝日と人間の証明

このblogにあるように11月16日の朝日新聞苅谷剛彦氏の総括はひどかった。教育研究者でありながら、どうしてこのような傍観者でいられるのか理解できなかった。氏がこういう人とは思わなかった。ちゃんと見るものを見て欲しい。

「デモの声報道伝えずもう戦前」(朝日川柳)

新聞記者は政治集会というと「組織の動員」と頭から決めてかかって、取材に行かないようだ。でも現場に行けば、或いは現場に何度も行ってみれば、それが単なる動員のお付き合いの集会か、本当に問題意識を持って、怒りを持って集まっているかはわかるはずだ。組織の動員か、自発的な参加かもわかるはずだ。記者は政治家にぶら下がるばかりでなく、現場を歩いて欲しい。東京新聞の記事に緊迫感があったのは、東京都の教育現場を粘り強く取材続けてきたからだと思う。

それでも、最近はNHK「ワーキングプア」(NHKへは毎月視聴料を払っているが、一年間分自動引き落としを再開しようかと思った)、朝日「『りそな銀行』自民党に融資残高50億』」とか、問題意識の鋭さが感じられる番組や記事が出てきた。上に挙げた東京新聞の「核心」も。

先日は「ザ・ニュースペーパー」が久しぶりにテレビ番組に出演したらしい。例の「偽安倍首相」も演説したらしい。それに「ライブドア・野口さん変死事件」を日本TVが、超能力者を使うと言う怪しげな番組ではあったけれど、警察の発表「自殺」を明確に否定して「他殺説」を採った。

少し、世の中が流動化してきたのだろうか。メディアが少しでも自由度を取り戻してきたのなら、よいのだが。
12月25日付朝日「風考計」若宮啓文記者が「言論の覚悟」と言う文章を書いている。言論の自由への危機感があふれていた。これが最終回だから書けたのか、それとも覚悟を示したのか、わからないけれども、ジャーナリズムも「覚悟」を決めてもらいたいと本当に願ってます。
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