2012/9/29

テレビ番組で勉強3  テレビ番組

23日(日)に見た最後の番組は、とても重たい内容の番組。録画してあるので、また見て、再度勉強しようと思っている。その番組は、

NHKEテレETV特集
シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告
「第2回 ウクライナは訴える」だ。

番組HPより
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去年4月、チェルノブイリ原発事故25周年の会議で、ウクライナ政府は、汚染地帯の住民に深刻な健康被害が生じていることを明らかにし世界に衝撃を与えた。
(中略)
公表された「Safety for the future未来のための安全」と題されたウクライナ政府報告書には、そうした汚染地帯(※注参照)でこれまで国際機関が放射線の影響を認めてこなかった心臓疾患や膠(こう)原病など、さまざまな病気が多発していると書かれている。

(※注:強制避難区域の外側、年間被ばく線量が5ミリシーベルト以下とされる地帯)

(中略)
しかしIAEAをはじめとする国際機関は、栄養状態の悪化やストレスなども原因として考えられるとしてウクライナの主張を認めていない。

放射線の影響を科学的に証明するには被ばくしていない集団と比較しなければならないが、住民の被ばくに関するデータも、被ばくしていない集団のデータも十分ではなく、今後も証明は困難が予想される。

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今はチェルノブイリ原発事故の影響とはっきり認められている子どもの「甲状腺癌」も現場の医師が訴えていたにもかかわらず、国際機関が認めるまでに7年かかった。

広河隆一さんの「DAYS JAPAN」の「最初の小児甲状腺がんの症例の報に接して」より

広河さんはまず、がんと言われた子どもと家族のことを心配する。そして、
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発表された子どもの甲状腺がん発症は、放射能のせいではないと医学の権威者は言う。「なぜならチェルノブイリでは事故から3−4年後になって病気が急増したからだ」という。

しかし実際にはチェルノブイリの事故の4年後に、日本の医学者たちは、小児甲状腺がんの多発を認めなかったではないか。「広島や長崎では小児甲状腺ガンは十年以上たってから現れたから、これほど早く発症するはずがない」とあの時彼らは言った。
(中略)
彼らは自分たちの知っている知識や経験を超える「万が一」という言葉を嫌う。
(中略)

しかし親が子どもを思う時、何よりも「万が一」で行動するものなのだ。そしてチェルノブイリ事故でも、スリーマイル事故でも、母親たちの懸念のほうが、医学者や政府や電力会社の判断よりも正しかったことが証明されている。

 今回の小児甲状腺がんの発症は、時期が早すぎるため、放射能とは関係ない、つまり原発事故とは関係ないと医学者たちは言う。そして8万人に一人という数字は、ふつうでもありうる数字だと言う。

しかしこれまで彼らは、小児甲状腺がんは100万人に一人しか現れないと繰り返し発言していたのではなかったか。8万人に1人発症するのが普通だというなら、福島県の子どもの人口30万人余に対して、これまで毎年平均して3−4人の小児甲状腺がんが現れていたとでもいうのか。そんなデータはあるはずがない。

 このただれ切った日本の方向を変える力は、人々の意志と良心的医師たちの活動にゆだねられる。そして「万が一」にしろ被害者がこれ以上増えないようにすることに、すべての力を結集すべきで取り組むべきである。子どもたちを守るために。
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このウクライナでも現場の医師たちが懸命に治療に当たり、放射線被ばくの被害を訴えている。

現場の医師たちは常に患者とともにある。水俣病もそうだった。森永ヒ素ミルク事件も被害者を掘り起こしたのは現場の保健婦さんたちだった。

そして、御用学者や権威を振りかざす学者はかならず「因果関係がない」という。被害者は長いこと日陰に追いやられていた。今も救済されたとは言えない。

番組では、放射線医学研究者木村真一(注)さんが年間被ばく量について、長年にわたるチェルノブイリの経験から意見を言っているのに、長崎大名誉教授は国際機関の数字をあげて、それを無視する。本当に腐っていると思う。

(注:NHKドキュメンタリー「ネットワークで作る放射能汚染地図」で放射能汚染を調べた研究者)

つい最近も「東京電力は24日福島第一原発から大気中へ放出されている放射性セシウムの量が、9月も1時間当たり1000万ベクレルと推定されると発表したそうだ。まだ収束していない。

ただし、京大の小出裕章さんによれば、
「1000万という数字を聞くとみなさんそれが膨大な量だと多分受け止められると思いますが、事故直後はそれのまた10億倍というような放射能が流れてきていました。2週間ぐらいのトータルですけれども、今現在で言うなら、事故直後に出ていた量のたぶん100万分の1とかそれぐらいまで低減しているという事だと思います。」

「これは本来大気中に放出されてはいけないものだが」「福島第一原発があれほど破壊されてしまった以上、仕方ないものだ。何とかこれ以上、また劇的に出るような事を防ぐという事が出来ることの精一杯」

(現在台風が近づいているので福島第一原発が心配だ。作業員さんたち、頼みます。でも作業員さんたちのことが心配。癌で労災申請された方が1名いるそうだ)

小出さんは、今放出されている放射性セシウムの心配より「すでに自分たちの周りを汚染してしまっている放射性物質を心配したほうが良い」とのこと。

故郷の隣村・埼玉県横瀬村の野生キノコから基準値超のセシウムが検出された。軽井沢の野生キノコからも基準超のセシウムが検出され、ともに出荷停止となった。

昨年文部省が調査した航空機モニタリング検査でも秩父や軽井沢は汚染度が関東平野よりもひどかった。横瀬村はセメント工場があり、震災がれきの焼却も始めている。

武甲山は石灰岩採掘で姿も変えてしまったが、それでも秩父は山々に囲まれ、自然がたくさんあったところだ。その山々や里山が汚染されてしまっていたら、本当に悲しい。荒川の源流地でもあるし、放射能汚染は心配でならない。

これからもできるだけ、情報を集めて、私たち(還暦越え)はともかく、若い世代、子ども世代を被ばくから守らなくてはならないと思っている。

使用済み核燃料をこれ以上、未来の世代に押し付けることなく、現在放出されてしまった放射性物質で若い世代が被ばくすることがないよう、これからもできることをしていくつもりだ。

脚痛でしばらく官邸前抗議にも行っていなかったが、痛みも和らいでいるし、気候も良くなってきたので、また行きたいと思っている。
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2012/9/28

勉強になったテレビ番組2  テレビ番組

23日(日)に見たテレビ番組について書くつもりでいたのに、大分時間が経ってしまった。

23日夜は「五嶋みどりがバッハを弾いた夏・2012」を見た。録画して、更に2回見た。

番組の案内は
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バイオリニスト、五嶋みどり。

1982年に11歳の若さでデビューを果たして以来、世界の第一線で活躍し続け、国際的に最も有名で評価の高い日本人バイオリニストと言えよう。

2012年夏、その五嶋が日本全国の寺院・神社・教会など“祈りの地”を訪れ、バッハの名曲を演奏するというデビュー30周年記念ツアーを行った。

演奏するのはJ・S・バッハ「無伴奏バイオリンのためのソナタとパルティータ」。
完璧なテクニックと作品への深い理解が求められる作品で、“バイオリニストのバイブル”と評されることもしばしば。

難曲中の難曲を携えて、五嶋はそれぞれの“祈りの地”でどのような演奏をするのだろうか。

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演奏した地は五島列島青砂ヶ浦天主堂 長崎浦上天主堂、大宰府天満宮、京都西本願寺対面所、長野善光寺、日光東照宮、平泉中尊寺、函館・元町カトリック教会。

みどりさんは湿気がすごくても、雨の音や蝉の声がうるさくても、全く気にしない。中尊寺では戸を開け放って境内にいる人たちが耳を傾けることができるようにした。

老人も子どもも皆じっと耳を傾ける。境内でも立ちつくして聴いている人々がいる。被災地訪問でも避難所の階段や片隅でじっと見つめる人々がいる。

みどりさんの音楽には、人々の集中をひきつけてやまないものがある。いい加減に聴くことができない。自然と頭を垂れて聴き入ることになる。

昨年初めて五嶋みどりさんのコンサートに行ったのだが、今まで聴いたどの音楽家とも違った。その感想は、

*「演奏が終わった瞬間、『私が今まで聞いてきたのはヴァイオリストの演奏で、今日のは芸術家の演奏だった!!』という訳の分からない感想が浮かんだ。」とか

*「五嶋みどりさんとオズガーさんの演奏は、音をギリギリまで追及し、演奏の限りを尽くし、曲の全てを表現しようとした、という気がしたのだ。『ギリギリ限界の表現』という言葉が何度も浮かんだ。」とか

*「普段音楽を聴いていると、いろんなことを考えている。音楽とは関係ないことを考えたり、次々連想が浮かんだりする。だけど、その隙もない。ただただ音に浸っていた。何も考えなかった。圧倒されていた。」とか

の言葉が続く。全く初めての経験だった。

この番組ではみどりさんへの「インタビュー」やツァー中の生活ぶりもあった。twitterでつぶやいた通り、ビジネスホテルに泊まり、荷物を持って公共交通機関で移動する。ン億円のバイオリンも背中に背負ったまま。コインランドリーで洗濯をし、ホテルのランドリーサービスは使わない。普段着も質素だ。

番組では「ストイック」と紹介していた。「求道的」とも言える。

彼女は、いわゆる華やかなヴァイオリニストにはずっと違和感があったと言う。そのギャップで苦しんだとも言う。「自分は自分の生き方でヴァイオリニストとして生きる」と決めたのは27歳の時だったそうだ。

うつ病や拒食症にもなった。そういえば、他の番組で「拒食症になったが、治ります」と微笑みながら話していたこともあった。

彼女が23歳でうつ病を発症して、数年苦しんだと言うが、私が持っているみどりさんのチャイコフスキー「バイオリン協奏曲」は24歳の時のものだ。この時のベルリンフィルとの共演の模様はテレビドキュメンタリーで見たが、確かに痩せていた。もう病に苦しんでいたのか?しかし演奏は素晴らしかった。

この番組を見て、みどりさんの演奏の素晴らしさは、その音楽に対する姿勢、生き方がもたらすものだと本当によくわかった。

今公式HPでスケジュールを見ると、世界中を駆け回っている。次に日本で演奏してくれるのはいつだろうか?

絶対に聴きに行きたい。
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2012/9/25

勉強になったテレビ番組  テレビ番組

日曜日は荒れ模様の天気だった。出かける予定もキャンセル。

テレビは最近消しておくことが多いが、この日は4つ、勉強になるというか、ためになる番組があった。

1つはNHK朝9月23日(日)総合 午前10時35分〜11時23分
「明日へ 支えあおう 復興サポート 漁業から町は生まれ変わる〜岩手・陸前高田市広田町Part2〜 」

このblogでもその著書を取り上げた勝川俊雄三重大准教授が復興サポーターになっている。

広田町の新たな魅力発見を町おこし(産業)へとつなげる試みを紹介していた。一つは外食チェーンとの連携。

外食チェーンの仕入れ担当者が町を訪れ、捨てられていた貝や安価な魚を試食。十分メニューになると判断した。朝5時に水揚げした魚や貝をその日のうちに客に提供する。

東京の店では、漁師の写真を飾り、産地や漁師を紹介する。店を訪れた広田町の人は客とも交流して、漁業に誇りとやりがいを見出していく。

もう一つは町に観光客を呼び込む計画。

長崎五島列島・小値賀(おぢか)島で「民泊」という新しいツーリズム展開しているリーダー高砂さんを招いて話を聞く。

小値賀島では、観光客に一般家庭に宿泊してもらい、その家が漁業者ならば、新鮮な魚を味わい、かまぼこ作りなどに挑戦する。「じいちゃんばあちゃんの家に泊まりに来たみたいだ」と若者は喜ぶ。

小さな島で漁業以外に産業はなく、若者は働き先を求めて島を離れてしまう。この「民泊」を始めてから、観光客が押し寄せ、若者たちも戻ってきたという。

交通不便で何の観光資源もない、と自嘲気味に話していた広田町の人たちに対して、高砂さんは、普段の生活の中で観光客に提供できるものは何があるか、尋ねる。

農業・漁業体験、海から見た広田半島の美しさ、わかめ干し、和菓子つくり、薪で風呂を沸かす、船大工、明治・昭和の津波を語り継ぐ石碑、震災体験の話、と次々アイディアが出てくる。

意見を言い、提案する村の人々の姿がとても生き生きしている。

こういう試みが成功して、漁村が元気になるといいなぁと思った。復興資金が巨大なコンクリートの道路や港や建物に使われて終わりではなく、或いは補助金で食いつなぐ漁業になるのではなく、食べられる漁業、若者が町で働けるような試みに使われてほしいと思った。

次いで見たのはBS世界のドキュメンタリー「偽りのヒロイン〜全米を欺いた5年間〜(再)」。

これはびっくりした。再放送だったらしいが、これを見るまでこんな人物がいたことを全く知らなかった。
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タニア・ヘッドは、世界貿易センターへのテロ攻撃で、航空機が衝突した現場より上層階から奇跡的に救出された19人のうちの一人。しかも、結婚間近だったフィアンセをテロで失った。彼女は事故のトラウマに苦しむ市民を支援するボランティア団体の中心メンバーとして活躍し、やがて“悲劇のヒロイン”として全米の誰もが知る顔となる。

2007年、ニューヨークタイムズが記事を書くにあたり、タニアのバックグラウンドを再確認しようとしたが何ひとつ裏が取れず、嘘が発覚する。テロの当時、彼女はバルセロナのビジネススクールの学生で、事件の10日後に地元新聞の取材を受けていたのだ。

タニアは生存者ネットワークの代表を解任されたが、金銭的利益も受け取っていないため罪には問われなかった。
(NHK番組紹介より)
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ボランティア団体中心メンバーとして式典にも出席し、ブルーバームNY市長やジュリアーニ前市長、パタキNY州知事と一緒に世界貿易センタービル跡地を歩く。その映像が全米へニュースで流れる。

生存者ネットワークのメンバーは、ターニャがあんまり悲惨な経験をしているので、事細かに事情を聞くことはできなかった。そんな傷を負っているのに団体のために懸命に働く姿にむしろ励まされた、と語る。

彼女はアメリカ人でさえなく、スペイン人だった。何故こんな行動を取ったのか?

裕福な家に生まれスイスの名門学校を出ていたが、父親と兄が詐欺事件で逮捕され、一家は苦境に落ち込む。この時のトラウマが原因ではないか、と語る人もいる。

今は所在も不明、生死もわからないという。

人間の不思議さを感じた。まだまだ人間についてはわからないことばかりとつくづく感じた。

(この項続く)
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2012/9/15

AXNミステリチャンネルも契約  テレビ番組

ここに書くのも恥ずかしい話だが、「シャーロック」にはまってブルーレイは買う、特集雑誌は買う、ニコニコ生放送は見る、関係ブログを片っ端から読む、の有様。

AXNミステリーチャンネルで「シャーロック」字幕版3話放送、の文字を見て、9月に入るとすぐにAXNミステリーチャンネルを契約。

このチャンネルは犯罪もの(刑事・探偵もの)やスパイもの専門チャンネルだ。

「ナポレオンソロ」とか「刑事コロンボ」とか懐かしいドラマも放送している。

先日はロンドン警察ものを見た。これは大人の刑事ドラマで、かなりきわどかった。R指定とまではいかないけど。

そう思うと、「シャーロック」はハドソン婦人が「boys!」と呼ぶように、かなり青少年向きですわね。

「シャーロック」ファンのblogを読んでも少女マンガファンだったり(「The Hounds of Baskerville」の時のTL『バナナフィッシュ』盛り上がり)、「シャーロック」は女学生気質にあうような。。。

さて、AXNミステリーの「シャーロック」字幕放送。

字幕はブルーレイ版も持っているのだが、やっぱり放送しているのを見たいじゃない。(これはミーハー心理)

今までのNHKの放送は音声を英語、聴覚障碍者用の字幕を出して見ていた。この字幕の内容は吹き替えと全く同じ。この字幕のスペースが割に大きい。

AXNミステリーはブルーレイと同じ字幕(訳)かな。

この放送では、各話の間にベネディクトやマーティンが出て「引き続きシャーロックをお楽しみください」っていうのが珍しかった。

シリーズ1の全3話放送後、特集で「映像に描かれたシャーロック・ホームズ」があった。

シャーロック・ホームズは映像で最も多く演じられた人物だそうだ。ギネス記録。

無声映画から舞台劇、アニメ、各国映画、コメディー、様々なものがある。

その中で1930年代ラスボーン主演のホームズについて、BBC「シャーロック」製作・脚本のモファット氏やゲイティス氏はこのラスボーン作が一番好きだという。

また、シリーズ2第一話「ベルグル―ビアの醜聞」はビリー・ワイルダー監督「シャーロックホームズの冒険」を参考にしたという。

有名なのはジェレミー・ブレッド主演グラナダTV版「シャーロック・ホームズ」。BBC「シャーロック」でベーカー街221Bが初めて映った場面はグラナダ版のオープニングと同じだという。またベネディクトはジェレミー・ブレッドの「シャーロック」を身体表現を意識しているという。

「ベルグル―ビア」のアイリーン・アドラーの白のスーツはヒッチコック風とコメンタリーで言っていた。

製作陣は本当にシャーロキアンで当然のことながら先行する「シャーロック」作品は研究済み。その知識見識の深さよ。それでこそのあの出来栄えなんだと思う。

シリーズ1は面白くて、2〜3か月に1回くらい見直して、「面白いなぁ」「テンポがいいなぁ」と感心していた。その程度。

こんなに、はまったの(中毒症状)はシリーズ2第一話から。完璧な出来だった。そして第3話の謎だらけな展開。

「水川青話」によると、製作脚本のモファット氏はコメンタリーで以下のように言っている。
*****
物語が進むにつれて間もなく、彼はモリアーティを止めるためなら喜んで死ぬ、と言い出す。僕たちも、彼をそこまで追い込んでいくつもりだ。シャーロックは自分は本当は天使の側にいやしないと決めるんだけど、最後の段階では結局のところ、自分も天使のひとりなんだって決める。ちょっといたずらな、一番優しくなんか絶対にない、でも天使に違いないって。それは素晴らしい変化だし、すごく語りがいのある素晴らしい物語だ
*****
水川青話さんが言うように、こういう展開を最初から考えていて、それにふさわしいセリフを沢山用意している。

【シリーズ1第3話】
SH:Don't make people into heroes John.
   Heroes don't exist and if they did I wouldn't be one of them.
ジョン、人を英雄に仕立て上げるな。英雄なんて存在しないし、もしいたとしても、僕はそうじゃない
【シリーズ2第3話】モリアーティに言う言葉。
SH:Oh, I may be on the side of the angels, but don't think for one second that I am one of them.
天使の側かもしれないが、一瞬でも思うな。僕が天使の一人だなんて。

そして、「The Reichenbach Fall」のあの衝撃のシーンにつながる。

製作者の意図を考えながら、シリーズ1〜シリーズ2の全6話を見ていく作業は、それはそれは楽しい。新たな発見がある。だから、スカパーチャンネルも、各種雑誌もみんな見たくなるのだ。
(この項続く)
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2012/9/12

NHKBS「うたの家」  テレビ番組

日曜日、9月2日だ。足が痛くて動きようもなく、テレビを見ていた。

NHKBSプレミアム「うたの家族〜歌人・河野裕子とその家族」だった。何も知らずぼぉっと見ていたのだが、いつの間にか引き込まれていた。ドキュメンタリーと再現ドラマで構成される。

日本を代表する歌人河野裕子さんと、その夫で歌人(短歌結社「塔」主催)で京大教授の永田和宏さん、長男は出版社代表で歌人の永田淳さん、長女は農学博士であり歌人の永田紅さんの一家、まさに「うたの家」だ。

世間的に見ても幸せいっぱい、羨むような家族だ。

河野裕子さんは2000年癌を患う。このドラマは発病から死(2010年)、残された家族を描いていた。
(引用する歌はドラマとは違います。他で知った歌も載せています)

闘病生活は見ていて辛かった。

「あんたのせい」と夫を責め続ける。

河野裕子さんの歌
「しんどがる私を置いて出でてゆく雨の中に今日も百の朝顔」

「今ならば 真っ直ぐに言う 夫(つま)ならばかばって欲しかった医学書閉じて」

永田さんの歌
「この人を殺してわれも死ぬべしと幾たび思ひ幾たび泣きし」

永田さんは「死の棘」の島尾敏雄氏の気持ちがよくわかったという。

裕子さんの言葉に切れて「テレビに向かって椅子を投げつけ、廊下を走ってトイレのドアを蹴破り、後ろから止めた息子の肩にすがって身も世もなく泣いた」

「この時、息子と言うのはいいものだなぁと思った」と語った永田さんの言葉が私の胸を刺した。きっとこの言葉に反応する人は少ないと思う。

胸が疼いて泣けた。いや、私たち夫婦に息子がいない、というそんな浅い反応ではない。(だって娘たちはかわいい。娘で良かったと心から思っている)

何かわからない、だが泣けた。

この頃の河野裕子さんの歌
「あの時の壊れたわたしを抱きしめてあなたは泣いた泣くより無くて」

次第に冷静になる河野裕子さん。再発を告げられても平静だった。

「手をのべてあなたとあなたに触れたきに息が足りないこの世の息が」64歳だった。

見終わった後、残る歌は
「子のわれかわれが子なのかわからぬまで子を抱き湯に入り子を抱き眠る」

「しっかりと飯を食はせて陽にあてしふとんにくるみて寝かす仕合せ」

幸福な歌だ。

(「死の棘」は20代独身の頃読んだ。島尾夫妻の葛藤がまったく理解できなくて、こんな両親のもとで育つ子どもたち、に深く同情した。私自身が子どもだったと思う)
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2012/8/19

シャーロックが面白すぎて  テレビ番組

このブログは私の好きなことだけ、書いている。思いつくまま。

サッカー、マリノス関係で読んでくださる方もいる。「大豆戸のご意見番」なんて言われたり'_';´Д`

最近アクセスが多いのが、ザ・タイガースの「瞳みのる」さんの記事。私のブログ・アクセス解析で見ると検索ワードの一位だ。先日、その記事を久しぶりに見に行ったら、拍手が80もついていて、びっくりしてしまった。

脱原発関係も書いているし、本や展覧会、音楽会その他日常茶飯事も書いている。

ここしばらくは、はまっているBBC「シャーロック」の記事が多くなるかもしれない。サッカー記事を読みにいらしている人はスルーしてください。

「シャーロック」は見れば見るほど面白くて、はまる。中毒症状の方多いみたいですね。

シャーロック・ホームズについて詳しい人、海外ドラマに詳しい人、映画に詳しい人、イギリス文化に詳しい人、イギリス人俳優さんに詳しい人、いろいろな方が薀蓄を語ってくれているので、ネットで記事を読み始めるときりがない。

前も紹介したけど「水川青話」
BBC 『SHERLOCK シャーロック』6話分の感想文一覧

ずっと「ネタバレで騒ぐ」あるいは「クスクス」シリーズだったが、第6話(シリーズ2第3話)は「息をのむ」だった。

「シャーロック」の面白さをより知ることになったのは、このblogのおかげです。今も新しいニュースを続々上げてくれている。

それと、「そうそう、『シャーロック』の面白さはそこだよね!」を余すことなく書いてくれているのは
Kiki's random thoughts (kiki的徒然草 シャーロック記事一覧

Kikiさんが、ベネディクト・カンバーバッチは「シャーロック」以外では魅力を感じないと書いているのは同感。

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2012/8/13

B・カンバーバッチの声  テレビ番組

BBC「シャーロック」にはまりすぎて、シリーズ1、2ともブルーレイを買ってしまった。(シリーズ2はUS版)

韓流にはまる人たちの気持ちがわかる。





US版は日本語字幕がなくて英語字幕。頑張って見ている。が、どうしても寝てしまう。

昔、英語を勉強しなくちゃと英会話のカセットテープを聞いていたことがあるけど、10分ももたずに居眠り。英語は睡眠導入効果抜群。不眠気味の時はてきめんの睡眠薬だった。

その上ベネディクトのあの低い落ち着いた声。睡魔に襲われない方がおかしい。

あの低い艶声で、朗読やCMナレーションの仕事も多い(とのことだ)。

英国のソニーのハンディカムやデジカメのCMナレーションは彼だし、ジャガー(車)の製品CMもそうだ。BBC自然ドキュメンタリー「South Pacific」のナレーションも。

ロンドン五輪開会式直前のBBCカウントダウン番組も彼が語り&進行役だった。

追記:ロンドン五輪閉会式前の特別番組でもナレーションをしているそうだ。ワーズワースの詩の朗読(水川青話さんのtwitterより)http://www.youtube.com/watch?v=1lk_cK0eCoA

で、youtubeを見てたら、こんなの見つけた。絵本を読むベネディクト。


「おとなしいめんどり」ですね。谷川俊太郎訳



この絵本、うちの夫が大好きだった。手伝いをしない娘たちへお説教の意味で(笑)。

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