Godravine Entertainments

久々の更新です。

前回の更新から今日までの間に色々とありましたがやはりマイケル・クライトン氏逝去のニュースが一番ショックでした。

人生これだけ生きていれば今までもそれこそ数え切れないほどの作家や映画関係者が亡くなったという場面に遭遇してきました。

が、その中でも今回のクライトン氏の逝去は相当ショックだったらしくしばらく沈んでいました。

思えば高校時代に初めて彼の作品に出会ってから数十年と彼の作品を読み続けてきました。今まで何度も読み返したり、新作が待ち遠しかったりしていました。

今後も彼の残した作品は何度も読み返すと思いますが、もう二度と新作が読めないのかと思うとなんともいえない気持ちになります。

私の高校時代の友人も当時熱中してマイケル・クライトンの作品を読んでいましたが、その友人もこのニュースを聞きショックではあるが、リアルタイムにクライトン氏の作品に出会えたのは幸せだと私にもらしていました。

確かに今後も幾世代に渡り読み継がれていくだろう作品の誕生と同時にそれを体験出来た事は凄いと思います。

彼の作品に描かれる科学技術や理論をどれだけあり得ると思えるかにより作品の面白さは変わってしまうかも知れません。それを考えると今後どれだけ彼の作品が名作として世に残る事ができるか心配といえば心配です。ただ、今でも彼の作品の理論は否定されたりという事が多々あるのでそういう描写は多少色褪せる事があったとしても古典として語り継がれるのではないかと、いや語り継がれるだろうと信じたいです。

殺戮にいたる病

ジャンル:ミステリィ
作:我孫子武丸

我孫子武丸というと一般的には代表作はゲーム「かまいたちの夜」になってしまうのだろうか。まあ、一般的にも売れているので、我孫子武丸って誰？と問われた時に「かまいたちの夜」のシナリオを書いた人だと説明するのが一番手っ取り早いのは確かです。確かに私も「かまいたちの夜」を遊んでみてこれって我孫子武丸の集大成的な内容だなと思いました。彼のミステリィらしいトリック、彼らしいコメディタッチ、ホラータッチ、ハードボイルドにその他もろもろ・・・

ただ、正攻法で彼の小説で代表作と私が思うのが「殺戮にいたる病」です。個人的に我孫子武丸の最高傑作だと思っています。

この作品を読んだ人の感想でよく聞くのが「しばらくの間食事が喉を通らなくなった」というもの。そういえばSFC版「かまいたちの夜」の取り扱い説明書にて我孫子武丸の作品紹介でもそのような事が書かれていました。

ようするにそれだけスプラッター、いやスプラッターというよりは生々しく吐き気を催すような描写が多い。下手するとこの作者は精神的に病んでいるのでは？と疑いたくなる。そんな内容です。

とはいうものの私は全然平気で読みました。むしろとても面白い作品でした。もともと病んだ作品が大好きなので・・・なので私から言わせてみるとまだまだもっと凄い描写があっても良かったのではと思います。とはいえ確かに今まで触れてきた作品のなかでは凄いほうなのだが・・・

この作品、ただ病んでいるだけではなく最後の最後にあっと驚く展開になるという部分でもとても評価されています。もう本当に最後のページの最後の文章の最後の数行で本編通して最初から最後まで読者が作者の手のひらで踊らされていた事を思い知らされる驚きの仕掛けが待ち受けています。

ですのでこの作品を読む際は決して最後のページはもとより今自分が読んでいるページよりも先を確認しながら読まないで下さい。

小説カテゴリにてなにもまだ記事を書いていなかったので最初に自分の宣伝をしておこうと思います。

実はもう何年も前から自費出版にて小説を出版しております。とは言いつつまだ一作品しか出していませんが・・・

かずみゆたかのペンネームにて執筆させていただいており、電子自費出版でのみの出版になります。

紙で出版するとなると結構な金額になってしまうので電子出版という方法をとらせていただいています。紙よりも手軽に出版できるので助かっています。

という事で私の自費出版処女作「テンポ遅れな奴」という短編です。青春ホラーです。ぶっちゃけ全然売れていません。まあ、そんなものです。何も宣伝していないし、自費出版で聞いた事もないような作家の作品なんか誰が買うのか・・・

もともとは2001年に出版した作品ですが諸事情により、2003年に作品が路頭に迷っていたところを猫乃電子出版様に半ば拾われるようにして出版元を移し再出版されたという経緯をもつ作品です。

実際に出版されるまでの間も親切にしていただき、猫乃電子出版様には本当に感謝しております。

今後も作品を発表する場合は猫乃電子出版様より行う予定でいます。

しかし、改めて自分で読み返してみると結構どころかかなり恥ずかしいです。プロット自体は結構気にいっているのですが何しろ文章能力がないので下手で読みづらいです。

2003年に出版してからだいぶ時間がたちますが次回作も着々と進んでいます。でもいつ出版になるかはまったく未定です。いきなり10年後なんてこともありえます。

出版するペースは極端に遅いかも知れませんが、もう10代の頃から色々と書き溜めているのでそれらを一つ一つかたちにしていきたいと思っています。

猫乃電子出版 http://homepage2.nifty.com/necom/
猫の本屋さん http://necom.cool.ne.jp/