2005/9/22

反対したワケは!  大志のキモチ

先日の議会において、苫前町まちづくり基本条例に対し、私は反対の討論を表しました。

本議会の採決において反対を唱えることは、私は初めてのことでしたが、やはり私の判断として、皆さんにもお知らせしなくてはいけないと思い、今回はその反対意見を記事に載せます。

今、地方(小規模町村)は国の改革の進み方によっては、死活問題ともなり得ることが多く、(小規模町村だけではないですが)その大波に対応できる備えをするべく、重要なことである以上、私は強くこの条例に思いを抱いていました。有効なツールとして早期に活用するのなら、前段の準備を怠ってしまえば、すごい遠回りになると私は感じずにはいられませんでした。

ということで、長くなりますが、読んでください!!
実際に議会で発言した原稿です(文言的におかしいところは直してあります。相変わらず文章能力がない・・・。トホホ(苦笑))


機関委任事務から解放された昨今。個性あるまちづくりの推進に向け、自己決定や自己責任の中で、自らを治める理念を貫けるようになりました。
分権改革の中で各自治体は市町村合併をはじめとする、分権社会の流れに右往左往し、必ずしも国・各自治体の意識が統一または意志伝達が正しく行われてきたとは言い難いと感じています。
しかしながら、日本の財政状況は私が言うまでもなく、危機的状況であることは、おわかりの通り、現在800兆円もの借金、2010年には1000兆円とも言われています。私たち地方の自治体においても同様の危機を感じるべきで、今や、身に感じている危機感以上にその状況は大変なものです。

こうした中、今、問いただされているものに共通して言えることは『住民自治の確立であったり、地方自治の自主性だったり、地域に根ざした行財政運営の確立です。言葉だけではなく、行動を求められていて、剥離してきている、行政と町民、町民と議会、の関係をどこまで縮められるかです。
地方の仕事、国の仕事といわゆる「国から地方へ」と根本たる役割のすみ分けに他なりません。同様のことを今、地方にも求められています。
自治に裏打ちされるものは、住民自ら、地域自ら、まち自らといったことだったり施策だったり、実効的なものになると考えております。そこで、制度自体の確立・条例の内容には、私も同調するところではあるし、重要性や考え方は前段申しているとおり理解はできます。しかし、その根本たる理念や態度に裏付けとしてくる、行動なり、施策がなければ、制度として生きていかないのは明白であり、このまちづくり基本条例はその順序を間違えてはいけないと私は思います。

本来であれば、住民自らがまちを考え発案し、ここで言えば「自分たちのことは自分たちに手によって処理する」言い換えれば、子供の頃から家庭で言われる「自分のことは、自分でやりなさい。準備しなさい」ということと、同じ感覚で受け止めるべきです。 今回、苫前町はその住民発意の発案・考え方ではなく、多くは行政が主導し、その理念を定めました。しかし、内容から行くと単に理念を掲げただけではなく、運営していく町・町長・職員・議会・議員・町民のそれぞれが持つ行動に対し定めたもので、きまりで行くと、財政運営や状況のこと、情報の共有化など行動に対しても定めたわけです。
そこに裏付ける行動に対して、全くの議論不足であって、理解不足、周知不足は否めません。よって時期尚早と考えます。

家庭で言い換えれば、食事を作り食べる人が町民とした時、買い出し役は役場職員で、今、冷蔵庫に何があるか・お金はいくらあるかを、食事を作り食べる人に情報を与えなくてはいけないとしています。それから買出しをし、食事を作り食べていただくとなります。しかし、こういう約束を今、決めても、買い出し役もその役目(職員)を認識しきれていなければ、自分で作り食べる人(町民)も、こんな決まりができたことを知らないという現状だと言えます。

情報が町民・行政共に同じ財産の中、同じレベルで持たれ、そこに住民が参加して来て、共同の作業で、誰が主役というと町民が主役である。という基本理念を掲げる以上、少なくとも、制定前にこの理念を一人でも多くの方に理解され、認識され、感じ取っていただかなくてはいけません。現状はどうだったでしょうか?制定後に育てていくとしても、この初めの大事な部分すら理解していただけていなく、知らない方が多いのではありませんか?

その根本なくして、定めることは、せっかく分権社会への正しい対応、町自体の改革を進める重要なツールを無にしてしまわないかと危惧してしまいます。理解されず、知らないしているところで制定してしまったら育てることも守ることも、意識を高揚させようとすることも、逆に大きなエネルギーと時間と策が必要になってしまいます。人が集まらなかったりと言うのなら、それは情報が共有されていない証拠であって、それでもこんなにも早期に制定することは何のための条例なのか疑問に思います。関心をなかなか持てない方にとっては、一層、勝手にやってればいいんじゃないとかという不信感が逆に募りはしないでしょうか?

今回、私は、最も重要なことを飛ばしてしまったように思います。この提案を受けることに対し、町から力強い推進の意を私は受け取ることができませんでした。町民に対して、この条例の必要さをもっともっと理解していただき、職員・議会としても、それに対応できる体制をもっと整えるべきであって、住民が主役たる三者が協働で情報を共有し合い、自治を治める住民が自らが動くための施策を講ずることがこの条例の本意であると考えたなら、今回の時期での上程に対し、反対の意見として述べさせていただきます。


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2005/9/22


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