2007/11/7

『ブレイブ ワン』  映画

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いやー、参りました。

ニール・ジョーダン監督作品としては評判が良かった前作『プルートで朝食を』に比べて、これは評判はいまいちなのでしょうか?
でも、個人的にはこっちのほうが傑作だと思えました。

評判がいまいち・・の理由は分からないわけでもありません。
フィクションとしては中途半端なところもあり、共感できるストーリーでもないし・・。
でも、だからこそ、凄い映画なのではないでしょうか?
つまり、ほとんど「現実」そのもののようにリアルだというのか・・。

ある意味ではフィクションとしてはかなりゆるいというのか、煮え切らない作品であり、ラストの展開もそんなの、ありか・・と思うようなものなのだけれども、だからこそフィクションなのにもかかわらず「現実」そのものをつかまえ出してしまっているという稀有な作品になり得ているように思います。
つまり、『パンズ・ラビリンス』について、人間を善人と悪人とに区別して描きわけ過ぎている・・と書きましたが、この『ブレイブ ワン』は文字通り、善と悪が渾沌としていて、はっきり言ってなんのためにヒロインが復讐しているのか?がさっぱり分からなくなってしまっているし、主人公の行動は共感し難いものなのかもしれないのですが、だからこそ、逆に、まさに「現実」をとらえ出している、類い稀なリアリティを持った作品になり得ているのではないかと思えるのです。

たとえば『パンズ・ラビリンス』よりも、あるいは同じニール・ジョーダン監督の前作『プルートで朝食を』よりも、あるいは同じ撮影監督による作品であるティム・バートン監督の『ビッグ・フィッシュ』よりも、僕はこの映画を支持します。

ジョディ・フォスターは凄い。
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