2007/12/13

「企業の論理」が分からない・・  時事問題

(中日新聞のコラムより)
2007年12月12日
 こういう人のことは、ぜひとも子どもに知ってもらいたいと思う人がいる。トレーラー運転手だった岐阜県各務原市の男性もそんな一人
▼九年前のある日、岐阜県大垣市の国道で軽自動車の横転事故が起きた。通りかかった男性はビール原料を運んでいたトレーラーを止めて、軽自動車に閉じこめられていた女性二人を救助する。さらには、後続車のことを考え軽自動車を動かそうとした。そこへ別の車が衝突し…
▼そのまま現場を通り過ぎていれば、命を落とすこともなかった。実際、同じ状況でそうする人だっていようし、そうしていても罪に問われることもなかっただろう。だが男性には、できなかった。後に、妻と娘二人が残された
▼妻は、亡夫の労災適用を求めた。だが「業務中断後の行為」だと、認めてもらえなかった。理由は、たとえば「被災者(男性)のとった人命救助の行動は、事業者からの特命はなく…私的、恣(し)意行為」であると。夫のしたことを「出過ぎたこと」と言われているような気がした。妻は国を訴えた。きのう第一回口頭弁論があった。国側は争う構えだ
▼労災適用がルーズでは困る。けれど、国の姿勢は社会へのメッセージでもあろう。男性の行為を「業務の中断」だと冷厳に退けては、仕事中の者が、事故現場に居合わせても、会社の特命がなければ、おちおち人命救助もできない、ということになりはしないか
▼そして、その男性のした行為こそ、子どもたちに一番教えたいことなのに。「見て見ぬふり」が、決して少ないとは言えない、この時世に。
http://www.chunichi.co.jp/article/column/syunju/CK2007121202071420.html


*まあ、法律で厳密に言うならば、このケースは労災には当たらないのかもしれない。この男性の行動は業務行為とは言えないものかもしれないので。
しかし、僕がよく分からないのは、この男性を雇っていた会社がどうしてそこまで労災ではないと頑張って、裁判で争ってまで労災を認めようとしないのかということなのだが・・。裁判までして争うよりも、このような勇気ある社員がいたことを讃えて積極的に顕彰したほうがその会社の評判をあげることにもなるのではないかと思うんだけど・・。この会社の「企業の論理」が分からない・・。
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