2009/8/10

酒井法子の失踪騒動について  テレビ・ラジオ

なんていうか、ひとりの芸能人が麻薬をやっていたという、ありがちな話としか思えないネタを、まるで世紀の大事件かのように報道する感覚のほうに、むしろ、メディアって凄いなあと思ってしまう。
ネタ自体よりも、子供を連れて失踪、もしかしたら心中?から、子供は発見(というか、最初から知人に預けていただけだったようだが)、ところが当人に逮捕状が・・というぐあいに、二転三転するストーリーが、ありがちなネタをまるで前例がない大事件かのようにショーアップさせてしまったとも言えるが。
しかし、これ、偶然が重なってこうなったというより、やっぱりどこかで誰かが考えたストーリーに沿って展開していただけなのではないか・・。結局、酒井法子が単独でほんとに逃避行してたわけじゃなくて、誰かに匿われながらコソコソしてたってだけなんでしょう。警察も居所を知っていながらすぐにつかまえないで様子見してたとしか、思えないし。(なんでだ?夫をつかまえた時に一緒に署に連れていけばよかったのだが、そこで取り逃がした失態をまずいと思ってうやむやにしようという意図があったのか?)もしかしたら、警察と所属事務所とマスコミの間で裏で打ち合わせしてて、それで落とし所を決めて、ストーリーをつくって展開してたんじゃないだろうか?なんて邪推まで浮かんでしまう。
これがほんとに酒井法子がひとりで車を運転して全国を逃避行してて、追って来た警察の車とカーチェイスでも繰り広げてくれたとかいうことなら、なんだかんだ言っても、ああ、なんて安っぽいストーリーだとか思いながらも、映画ファンなら興奮せずにはいられなかったと思うんだけど。
酒井法子当人が、テレビを見て驚いたとか警察に供述しているそうだけど、たしかに、実際にはこの人は誰かに匿われて影でコソコソしてただけなのに、自分が主演の二転三転するストーリーがどんどん進行してるんだからそりゃ、驚くよな。
しかし、まあ、こうしたメディア報道の過剰ぶりを批判するより、こういうありがちなネタをまるで前例がない出来事のように仕上げてしまう手法をみならうべきなのだろうか?(つくりて的に言うなら。)
それとも、自分なんかは、そういうテレビ的なストーリーをやろうとしても向いてないだろうから、そういうのを参考にしてみならっても仕方がないのであって、もっと別のやり方を考えたほうがいいのだろうか?
それにしても、このストーリーが一般の人々(視聴者、観客)を引き付けているのは、やはりあんな清純そうな酒井法子が実は・・という部分なのだろうか? なんで人はそういう他人の仮面の裏側みたいなものを見たがるのか? そもそも、「人は見かけだけでは分からない。人を見かけだけで判断してはいけない。」というのがテーマであるのならば、今回のように、見かけは清純そうなスターだが実は麻薬をやっていた・・という風に、善人そうな人が実は悪人だったと展開していくストーリーではなくて、見かけは麻薬をいかにもやってそうだが実は麻薬はおろか、酒もたばこもやらない人だった・・という風に悪人そうな人が実は善人だったと展開していくほうが、テーマである「人は見かけだけで判断してはいけないんだ。」ということが浮かび上がるのではないだろうか?と思うのだが、後者のように、悪人そうな人が実は善人だったというストーリーのものはあまり聞いたことがない気がする。なぜ、善人そうな人が実は悪人だったというストーリーのものは成立し、多くの視聴者、観客が見るようなのに、悪人そうな人が実は善人だったというストーリーのものは成立しにくいようなのか?
もしかしたら、悪人そうな人が実は善人だったというストーリーでは、視聴者からすると、最初、「お、こいつ、すごいワルだな」と思った視聴者自身の見方が間違いだった、視聴者自身が人を見かけだけで判断していたのが間違いだったということになってしまうので、まるで視聴者自身が批判されているように思えてしまい、視聴者の側が不快な気持ちになってしまうのであまり好まれないということなのだろうか?
それに対し、善人そうな人が実は悪人だったという展開だと、視聴者は裏切られたという気になるわけだけど、それは裏切ったほうが悪いということになるので、つまり、「この人は麻薬なんて絶対やらないような人に違いない」と思った視聴者自身は間違っていたわけではないのだということになるので、視聴者は自分自身は正しいという位置にいながら、意外な展開を見ることが出来る。だから、そっちのほうが受けるのだろうか? そうすると、一番、ひどいのは実は視聴者、観客の側(もちろん自分もそのひとりだが)なのかしら?
しかし、今回、酒井法子が何年か前にクラブでDJをやってたという映像が流れてて、それでやっぱりワルだった・・とかいう解説をつけてる報道にはさすがにこれはないのでは・・と思ったんだけど。単にDJをやってたというだけじゃん(笑)。これこそ、「人を見かけだけで判断している」ことの典型のようなものであるわけで、結局、「人は見かけだけで判断してはいけない」というテーマには至らなくて、むしろ、「人を見かけで判断する」ことをより強めよう・・という結論に至っているのだと見ることも出来る。

PS
ところで、これはたまたまの偶然であるが、今回の騒動の最中に、アメリカの映画監督、脚本家のジョン・ヒューズが亡くなったことにはちょっと感慨深いものがあるかも。ジョン・ヒューズが青春もののヒット作を連打して特に活躍してた80年代後半から90年代初めというのは、酒井法子がアイドル歌手として活躍してた時期と重なるところがあるので。ジョン・ヒューズものが酒井と関連深い野島伸司ドラマに多少は影響を与えているとも思うしね。
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