2012/3/28

原爆症:認定申請却下取り消し求め一斉提訴  原爆・原発問題


*本日の毎日新聞朝刊の記事です。

原爆症:認定申請却下取り消し求め一斉提訴 被爆者ら

原爆症認定の申請却下処分の取り消しを求めた提訴後、記者会見する原告ら=東京都千代田区で2012年3月27日午後3時ごろ、野口由紀撮影

 08年4月に緩和された原爆症認定の新基準でも認定が却下された東京や千葉、静岡などに住む67〜91歳の被爆者の男女17人と、既に死亡した2人の遺族の計23人が27日、国に対し認定申請却下処分の取り消しを求めて東京地裁に一斉に提訴した。新基準の不当性を巡る訴訟で、一度に提訴した原告数としては過去最多。

 09年8月に政府と被爆者側が交わした確認書には集団訴訟の終結が盛り込まれたが、これまで大阪、名古屋、広島、長崎など全国7地裁で計63人の被爆者らが訴訟を起こしており、個別訴訟が各地で再燃している。

 訴状によると、19人は広島、長崎市で被爆し、がんや心筋梗塞(こうそく)、甲状腺機能低下症などを発症。国はがん以外の疾患に高いしきい値(これ以下なら安全という値)を設け、近距離被爆者以外は大量却下していると主張している。新基準では▽爆心地から3.5キロ以内で被爆▽原爆投下後100時間以内に爆心地約2キロ以内に入った−−などした者のうち、がんや心筋梗塞など7疾病にかかり、現在も医療を必要とする場合に原爆症と認定すると規定している。【野口由紀】

毎日新聞 2012年3月27日 21時09分(最終更新 3月28日 0時15分)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20120328k0000m040111000c.html


原告怒りあらわ「苦しみ認めて」

 「被爆者の苦しみを認めてほしい」。原爆症認定申請却下処分の取り消しを求めた東京地裁への一斉提訴後、原告11人が東京都千代田区内で記者会見し、怒りをあらわにした。
 静岡県伊東市の竹広積さん(67)は原爆投下2日後に、生後5ケ月で母に背負われて広島に入った。49歳で胃がんの手術をして以来、脱力感が抜けない後遺症が続く。新基準策定後に原爆症の認定申請をしたが、治療の必要性が認められず10年3月に却下された。「被爆者の苦しみは認められてしかるべきだ」と語った。
 長崎で爆心地から2.2キロで被爆した東京都杉並区の原田英俊さん(76)は狭心症を患う。新基準に期待したが、放射線の起因性が認められず却下された。「国は非常に冷たいが、命ある限り闘っていきたい」と決意を述べた。【野口由紀】
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