2005/4/30

米下院で北京五輪中止求める決議案提出  ニュース

*すごいな。アメリカは。こういう決議が議会で通ってしまったりするんだろうか?
アメリカが北京五輪をボイコットするなら勝手にすればいいと思うのだけど(そしたらアメリカべったりの日本もボイコットすることになるのだろうか?)、中国で五輪を開くななんてアメリカの議会で決めてしまうようなことなんだろうか。オリンピックは世界各国いろいろな国で持ち回りで開いているから意義があるわけで、民主主義国ではないとか、人権がどうのというのは別問題かと思うのだけど。オリンピックを特定の国でしか、開けなくなったら、その方がオリンピックというスポーツの祭典が政治に利用されていることになってしまうのではないか。
実際問題として、3年後のオリンピックをほかの場所でやるって今から変更して準備が出来るものなのだろうか? ほとんど実質的にいざ変更といっても難しいことを無責任に言い出されても困るなあ。

ある意味、アメリカは中国を警戒しているのだろう。なんと言っても人口が多いし、本当に戦争なんてことになったら簡単には収まらないことはたしかだ。むしろ、今は戦力的にはアメリカの方が強いから戦争するなら早い方がいいという考えもあるのかもしれない。
なぜなら、この先、どんなにアメリカが科学技術を独占し続けようとしても、どんどん情報化社会が世界に広がる中、中国などの経済発展、科学技術の発展を止めることは難しい。科学技術が発展するとは軍事技術も発展するということだ。アメリカだけがこの先、百年以上、特定の軍事技術を独占し続けることは無理だと思う。だから、百年スパンで考えればアメリカはたぶん負けると思う。それなら、早いうちに戦争をして決着をつけておいた方がいいということになるのかもしれないけれども、中東だって、イラクひとつ、思うように行かなくて泥沼になっているわけだから、中国に手を出したらどうなるか、分からない。だから、もう少し、冷静になってほしいと僕は思うのだけど。アメリカにも日本にも。 


【社会】北京五輪中止求める決議案−米下院、人権改善迫る 

 中国政府が北朝鮮からの脱出住民の強制送還など人権侵害をやめなければ、2008年の北京夏季五輪を中止、開催地変更を国際オリンピック委員会(IOC)に要求する決議案が28日、米下院に提出された。

 米議会内には、人権問題だけでなく、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議でも十分役割を果たしていないとして、中国に対する不満が高まっているが、北京五輪の中止にまで踏み込んだ決議案が出されたのは初めて。

 共和党のタンクリド議員らがまとめた決議案は、北朝鮮脱出住民の問題と並び(1)強制妊娠中絶を助長する一人っ子政策(2)反国家分裂法の制定など台湾住民への威嚇−などを中国の人権侵害の具体例として列挙。このまま北京五輪を開催すれば、ナチスによる国威発揚の舞台となった1936年のベルリン五輪、日米などがボイコットした80年のモスクワ五輪と同じ「間違いを犯す」ことになるとして、開催地の変更を求めている。(共同)

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2005/4/30

『海を飛ぶ夢』、「かえるぴょこぴょこ」さんの評  映画

たくさん映画を見ていて参考にさせてもらっている、かえるさんのブログ
「かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY」に『海を飛ぶ夢』の評が出ました。これも参考になるものでしたので、リンクさせて頂きます。

http://LatchoDrom.exblog.jp/353391/

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2005/4/30

トラックバック、有難うございます  映画

「東京日記2」natunohi69様、「フランス、ヌーベルヴァーグベストテン」にトラックバックして頂き、有難うございました。
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2005/4/29

ケン・ローチはジャン・ルノワール的である  映画

優れた映画作家とは、時々、常人には理解できないような発想をしたりするものらしい。
『映画を穫る』の中で小川紳介は山根貞男のインタビューに答えて次のように語る。
映画『1000年刻みの日時計』の冒頭の日の出のシーンについて。この日の出のシーンは、不思議なことに、普通なら地平線から太陽がじょじょに上がって行くものなのに、この映画では、逆に地面がどんどん下がって行くのだ。太陽は位置を動かずにじょじょに姿を現して来る。なぜこんな不思議な撮り方をしたのか?
小川紳介は答える。「十三年という時間の経過のなかで、自分たちのからだのなかに、太陽の感じがドキュメントされてきた」と。なんだか、さっぱり意味が分からない。とにかく、小川紳介は自分の体の中にある太陽の感じを表現したかったらしい。なんだか、よく分からないけど、とにかくこれは妙に映画的な感覚に溢れているような気だけはするから不思議である。
このような具体的な映画的な感覚というのは、たとえば『キン・フー武侠電影作法』(山田宏一、宇田川幸洋によるキン・フー監督のインタビュー)のキン・フーの言葉の数々にも感じられるだろう。キン・フーは極めて具体的にどういう撮り方をしたかを語る。たとえば『侠女』の竹林の決闘シーン。ヒロインが竹林の中をもの凄いスピードで走るのだが、カメラは顔のアップを撮り続けフォーカスも常に合っている。どうやってこんな撮り方が出来たのか? 実は、カメラと女優の腰とをヒモで結び付け、女優はカメラの周りをくるくる走っていたらしい。極めて具体的でわくわくする映画術であると言える。
さて、『ケン・ローチ 映画作家が自身を語る』に、小川紳介やキン・フーの発言のようなわくわくさを求めたら、期待が外れてしまうかもしれない。ケン・ローチは生真面目な発言を繰り返す。たとえば、映画作りは一部の人間がどうなるかを知ってて作られるから民主的ではない、みたいなことを言ってしまう。
おそらくケン・ローチの映画は政治的なものでつまらないと言う人はこうした発言にやっぱりつまらない映画作家なのではないかと言い出してしまうかもしれない。
しかし、この生真面目な佇まいが実にケン・ローチ的であると言える。そもそもこのインタビューは、インタビュアーのグレアム・フラーの申し出にケン・ローチが「少しばかりうぬぼれが強くないかい。私が戯言を並べるのを誰も聞きたいとは思わないよ」と言うのを押し切って実現させたものなのだ。そして、上の発言からも分かるように、ケン・ローチはたしかに政治的なイデオロギーを持ち、そうした色合いの映画を撮っている人だけれども同時にやっぱり極めて具体的な職人作家でもあると思うのだ。
グレアム・フラーはそうしたケン・ローチの性格を知った上でなぜインタビューを試みたのか? それは彼には言いたいことがあったからだと思う。グレアム・フラーが言いたいこととは、ケン・ローチはジャン・ルノワールのような映画作家である、ということではないだろうか。ほとんど強引にどさくさまぎれみたいに、グレアム・フラーはこの本の序文で、ケン・ローチはジャン・ルノワールのような映画作家である、ケン・ローチはジョン・カサヴェテスとエリック・ロメールに並ぶ重要な映画作家であるということを言っている。グレアム・フラーはこれを言ってしまいたかったのではないだろうか。
もちろん、そういうことを言うならもっときちんと論理を組み立ててケン・ローチ論として一冊、書けばいいじゃないかと言う人もいるかもしれない。しかし、こうしたことはいくら論理を組み立てても、実際にケン・ローチの映画を見てもそう思わなかった人には理解しがたいことだろう。僕はグレアム・フラーのように、ケン・ローチの映画を見ててジャン・ルノワール的だと思うことがあるからなるほどと思うけれども、そう思わない人に理解しろというのは無理である。だから、論理を組み立てて納得させようとするより、具体的にインタビュー集として一冊、作って、序文でどさくさまぎれみたいにこういうことを言ってしまう方が戦略としては良かったのではないだろうか。
ケン・ローチの映画はジャン・ルノワール的である。おそらく政治的なことを毛嫌いする人達は、ケン・ローチの映画の表面的な政治的な部分だけを見て嫌ってしまってそこまで見ていないのかもしれないけど、たしかにジャン・ルノワール的とも思える瞬間がある。真に驚くべきは、『大地と自由』のような政治的映画がジャン・ルノワール的な映画でもあるということなのではないだろうか。
もっとも考えてみると、ジャン・ルノワールもやっぱり左翼であることは間違いないとは思うのだけど。ジャン・ルノワールの映画が政治的でないということはないのかもしれない。だから、たとえば『大いなる幻影』は本当に傑作か、『ゲームの規則』こそが傑作ではないかみたいなことを言うのも、面白い批評的な意味合いを持つ言い方だとは思うけれども、実は本質的な議論ではないのかもしれない。そもそもこういうこっちよりこっちがいいという言い方自体がジャン・ルノワール的ではないのかもしれないし。そういう意味では、ジャン・ルノワールはつくづく恐ろしい。
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2005/4/29

『夕凪の街 桜の国』  マンガ

『夕凪の街 桜の国』こうの史代(双葉社)

今年の、朝日新聞社主催の手塚治虫文化賞「マンガ大賞」の候補作品にもなっている、ヒロシマを題材にした優れた作品である。
このマンガが優れているのは、『夕凪の街』という、これだけだったら中途半端に思われる物語を、現在の視点で描いた『桜の国』が補完することによって、ヒロシマの原爆の悲劇が終わらない、続いているものであることを浮かび上がらせていることだろうと思う。
主題的にはそういうことが言えると思うが、特に時制の処理の仕方が面白い作品にし得ているように思える。おそらくこれはマンガ表現ならではの独特の時制の処理の仕方なのかもしれない。
というのは、たとえば映像表現と比べてみた場合、映像は基本的に時間とともに流れて行くものなので、回想シーンを入れることはとかく流れを止めて観念的な背景を説明するものになりがちであり、使い方が難しい。シナリオ学校などでも、回想シーンはよくよく考えた上で使うようにと指導されているほどである。
それに対し、マンガ表現はもっと異なる時制の使い方が可能なものなのではないか。もちろん、マンガだって、基本的にはページの順番に進行するわけだけれども、コマ割りの配置によってそれぞれの画と文字の持つ意味合いを変えることができるし、それだけだったら映像表現だってアップとかロングとか、あるではないかと言われるかもしれないけど、ページによって読むスピードを違うものとして成立させられる要素がマンガの場合の方が自由な可能性としてあるように思う。読む方が時には休んだり、前のページに戻ったりすることも可能である。つまり、自分のペースでマンガは読めるので、回想などのフラッシュバックも映像とは異なる味わい方が出来るように思うのだ。
そして、『夕凪の街 桜の国』の時制処理は、このマンガ表現ならではの特性をうまく発揮しているものであるように思えるのだ。特に、『桜の国(二)』のクライマックスにおける不思議な時制処理の表現の仕方にそうしたものを感じるのだけど。
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2005/4/28

マギー・ギレンホールの発言に批判集中  映画

*ここにも批判にさらされている人が。

(ニュース)
同時多発テロに関する米女優の発言に非難集中、ファンサイトが閉鎖
[ニューヨーク 27日 ロイター] 映画「モナリザ・スマイル」に出演した米女優マギー・ギレンホールは、米同時多発テロに関する発言で批判にさらされ、そのあおりでギレンホールのファンサイトも閉鎖に追い込まれた。
 ギレンホールは22日にトライベッカ映画祭に出席し、同時テロの打撃を受けた人々を描く最新出演作「The Great New Wonderful」についてニューヨークのテレビ局に語った際、「米国は非難されても仕方がないことを行ったので、ある意味で責任があると思う」と発言し、米当局の対応が同時テロを招いたとの見方を示した。
 ファンサイトはギレンホール本人と直接の関係はないものの、ギレンホールを非難する書き込みの殺到で26日に掲示板が閉鎖され、27日にはサーバーがダウンしたという。
(ロイター) - 4月28日14時39分更新
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2005/4/28

趙英男氏の発言は本当に売国発言なのか?(続き)  ニュース

(『朝鮮日報』ニュース)
「固定観念を破ろうとしたのに…」 親日騒動の趙英男氏インタビュー

 歌手の趙英男(チョ・ヨンナム)氏が今月26日、朝鮮日報動画コンテンツ制作チームとインタビューを行った。
 趙英男氏は過去13年間、司会を務めてきたKBS第1テレビの番組『経験!生の現場』をおりるつもりだと話した。取材班は自ら“道化師”と名乗る趙英男氏の日本に対する考えなどについて聞いてみた。以下は一問一答。
−今年1月、『殴り殺される覚悟で書いた親日宣言』という本を出した。タイトルが挑発的だが、親日宣言という言葉が韓国社会で持つ何らかの固定観念を壊したいと思ったのか。
 「そうだ。韓国で親日という単語はひどい意味が盛り込まれている。親日という単語には“売国”の意味が含まれている。しかし、60年経った今も過去と同じような意味で使うべきかというのが私が提起したい質問だ。勇気を振り絞ってその単語を使い、本当の意味、親しいという意味としての親日の言葉が広く使われることを希望した」
−本を出した背景は?
 「今年は韓日国交正常化40周年、植民地から解放されて60周年になるなど、いろんな面で日本との関係において意味のある一年だ。今年が互いに背を向け合っている隣国関係を解決する絶好のチャンスだと思った。それに、日本で『冬のソナタ』、ヨン様など、いわゆる韓流ブームが巻き起こった。私はそれを、花束を抱えた日本がわれわれに手を差し伸べるジェスチャーだと設定した。韓国文化界が答える番なのだという思いでいっぱいだった」
−本を通じて伝えたかったメッセージは何か。
 「米国を行けば日本という国が違って見える。私が大げさに言っているのかも知れないが、米国で見た日本は一等国民だ。しかし、韓国だけは唯一、日本を最下位に評価している。この部分を誰かは指摘すべきだと考えた。過度に日本を低評価するのは大きな問題だ。われわれは商売をし、利益を得なければならない国なのに、このような姿勢ではあまりにも損が大きい。誰かがこれを指摘しなければならないが、政治家や知識人はこのようなことを恐れている。しかし、私は道化師なのだから、こんなことを言っても別に…」
−日本に対する韓国の対応が画一的すぎるのではないか。
 「誰かが命令をしたわけでもないのに、日本は絶対駄目だなんて…、おかしいじゃないか。米国を知っている、米国が好きだと言えるように、日本に対してもそうなるべきだが、日本に対してだけは絶対的にノー(No)だとしている。日本の問題というより、われわれの思考の問題だ」
−独島問題に対する韓国の対応が感情的過ぎると?
 「個人的な立場から言おう。今は私の自宅で話しているのだから…。私が妻と一緒に歩いている時、通りすがりの誰かが『俺の妻だ』と言ってきたとする。この時、反応は大きく二つに分けられる。一つは『何だと、この野郎!」と殴りかかるタイプ、もう一つは『気でも狂ったのか』と言ってそのまま無視してしまうタイプ。私はそのまま無視し、妻を連れて行ってしまうタイプだ」
 「ところが、私たちは今、多数がこちら(殴りかかる方)側に立っている。そうすることで問題が解決すればいいのだが、私の考えでは、そうではない。日本は巧みで、術が精巧で、手順もはっきりしている。私たちがその術にはまっているというのが私の個人的な考えだ。(中略)単に大声を出していれば、怒っているように見える。誰かとけんかをする時、怒り出せば、負けになる。精巧に、余裕を持って多角的に対処する方がパワーがあると考える」
−韓国で何らかのイシューに対し、多様な形の論議が行われるためには何が必要だと思うか。
 「私のような人間が出て、他愛のないことを話しては叩かれ、また、これからもそれが繰り返される…(様々な趙英男が登場すべきだという意味か?)その通り…。あ、こんな人もいるのか、あんな人もいたんだな、さて、私はどうしようか。あれもよし、これもよしと選択すべきなのだ。そういった面で、私は(冗談ぽく)極めて大きな愛国をしたと思っている(笑)」
−最後に、今回の騒ぎと関連し、何か話したいことは。
 「何とまあ、こんなインタビューまですることになってしまったが…。(ため息)とにかく、日本はどこかに移してしまうこともできない隣国だという点…。しかし、これまで一度も互いにいい隣国にはなれなかった。背を向け合って100年になったし、植民地解放からは60年、仲良くやりましょうと言い出してから40年にもなったというのに…(大きなため息)、いつまでこれが繰り返されるのか。今からでも、本当に仲良くやれる韓日関係になるべきだというのが、一貫して私の伝えたかったメッセージだ」
崔勝鎬(チェ・スンホ)記者
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2005/4/28

趙英男氏の発言は本当に売国発言なのか?  ニュース

*韓国で親日発言をしたと糾弾されている趙英男氏なのですが。
果たして、そもそも本当に日本賛美で反韓国の発言なのか?
かなり屈折した言い回しをする人のようなので、それが理解されなくて誤解を受けているようにも思えるんだけど・・

(『朝鮮日報』ニュース)
趙英男氏「発言の内容が歪曲された」

 「通訳と翻訳に過ちがあったのか分からないが、私の発言の真意が全く誤って報じられた」
 歌手趙英男(チョ・ヨンナム)氏が重い口を開いた。24日付の日本産経新聞に独島及び教科書問題と関連、「冷静に対応するなら日本の方が一段上」などという内容のインタビュー記事が国内に伝えられ、ネチズンをはじめ国民から強い批判を受けている。
 25日午前、聯合ニュースとのインタビューに応じた趙英男氏は、「前の部分で話した内容は脱落され、後ろの部分の発言だけが報じられた」とし、「本当にもどかしい。生きるか死ぬかの問題にまで、事がとてつもなく大きくなってしまった。私にそのような発言ができるわけがないではないか」と心境を語った。
 趙英男氏は『殴り殺される覚悟で書いた親日宣言』の日本語版出版を記念し、今月17〜21日、日本を訪問している。
 以下は趙英男氏との一問一答。
−独島及び教科書問題に対し、日本が一段上と発言したと報じられたが。
 「これについて話したとき、次のような例を挙げた。もし、自分の妻に対して誰かが『私の妻だ』と主張をしたとしよう。この場合、二通りの反応があるはずだ。1つは『気でも狂ったのではないか』と無視してしまう人、そして、そいつを叩きのめす人。私は無視してしまうタイプだ」
 「これを前提に、『あなた方(日本)は条例を制定し、強力な国力をもとに国際的世論を喚起したのではないか。そのような巧妙さが一段上だ』と話した」
−靖国を参拝したという報道は?
 「悪意的だとしか言いようのない報道だ。靖国に行ったことがあると話したまでで、参拝したのではない。通訳がどのように伝えたかは分からない。『靖国神社に行ったことはあるか』という質問だったのか、『靖国参拜をしたか』という質問を私にそのように伝えたのか。私は『行ったことがあるか』という質問に聞こえたので、『そうだ』と答えたのだ」
−靖国神社がものすごい場所ではないという発言は?
 「私は日本に対し『雪国』と『靖国神社』という単語位しか情報がなかった。しかし、いざ行ってみたところ、本当に大した場所ではなかった。それで、『行って見たら大した場所ではなかった。ものすごい場所かと思っていた。私のような人間が“靖国”を知っているほど、日本人が問題を起こしているのではないか。靖国は日本の大東亜共栄圏に対する念願が込められている場所だ。これを繰り返し喚起させるのは、もう一度アジアを襲う意図があるとしか考えられない』と話した。なのに、後ろの部分がまったく脱落されている」
−もし、発言の真意がそうであったとすれば、産経新聞に抗議するつもりはないか。
 「どのように訂正を求めるべきか、途方に暮れるばかりだ。私の発言をすべて録音しているのだから、もう一度聞きなおしてほしいと言うべきだろうか。本当に困惑している」
−産経新聞は日本の代表的な右翼新聞だ。あなたの今の話が本当だとすれば、発言が日本の右翼の利害に合った形で報じられるだろうという懸念はなかったか。
 「そうでなくても、インタビューの前に出版社側の関係者が『気をつけた方がいい』と話してくれた。まさか、このように報じられるとは想像もしなかった」
チョソン・ドットコム

「日本を馬鹿にする国は地球上で韓国しかない」

 「日本は我々が学ぶべき国です。過去60年間、一方的に米国から学ぼうとしてきたが、米国にないものが日本にはあります。今、こうした話をする時になっているが、誰も話していないから…」
 自由気ままに世の中を生きるという、歌手の趙英男(チョ・ヨンナム/60)さんの「親日宣言」が波紋を広げている。趙英男さんは19日、『殴り殺される覚悟で書いた100年ぶりの親日宣言』という本を出版した。
 昨秋、8日間にわたり日本国際交流基金の招請で日本を回ってきたことが契機になった。日本を訪れたのはその時が初めてで、いくつかカルチャーショックを受けたという。
 まだ本が出版される前、インターネットでは早くも熱い論争が繰り広げられていた。趙英男さんはネチズンの批判に対し、「私の文の具体的な内容とそれに対する可否を論じてほしい。どの話が彼ら(ネチズン)が納得行かないのか分からないが、単細胞的な批判はまったく怖くない」としている。
 仮製本された本の各ページ表紙には「親日宣言」が鮮明に印刷されており、原稿には挑発的な表現が少なくない。
表現1「誰が見ても靖国神社に関して日本に分がある。参拝するなと不平を言う側より、凛として部下たちを引き連れ殉国烈士に参拝する側がはるかに格好良く見える」
−神社参拝をする度に日本に韓国が騒ぎ立てるのは、日本の価値を認めることになります。間違いなく思い上がっているでしょう。中国は日本をこらしめると言っているが、韓国はそうした話もできず不平だけを言っている。中国のようにできる程度の力が強くなる前までは騒ぎ立てるのは止めようということだ。
 表現2「日本の偉大さはポルノを通じて見た。近いうちに日本が米国を凌駕すると思ったのは、ポルノから始まる」
−米国はポルノに限界があります。しかし日本はどこまでやってもよい。何かをしなければと決めた時、突き進んでしまう『突撃性』のため、私は日本が恐ろしいです。
 表現3「日本人がカンニングの天才と皮肉ることが最も気持ち悪い」
−韓国人は日本人がいつも欧米を真似る『猿』とあざ笑ってきたでしょう。愚かなことです。応用と模倣は社会発展の基本なのだが…。日本をこのように馬鹿にする国は地球上で韓国しかないと思う。おかしくもあり、物寂しくもある。
 表現4「『縮み志向の日本人』をそのままひっくり返して『拡大志向の日本人』を新たに書き出せると大声を上げた」
−李御寧(『縮み志向の日本人』著者)先生は弁当を日本人の『縮み志向』を示す例に挙げています。しかし飲食店の食べ物を大勢の人に時間と場所に関係なく提供できる拡大性は全く考えていませんでした。俳句でもいくつかの文だけで宇宙全体を語る拡大精神をなぜ見ることができなかったのでしょうか。李御寧先生が『縮み志向』だと挙げた根拠の一つ一つをすべて覆すことができると思いました。
 表現5「自分がもし大統領になれば、第1次国策事業は他国占領」
−一種の冗談です。無駄にこういう話をしそうですか?そうしたことでもなければ韓国人の心に絡まったもの、硬くなっているものが解き放たれないのではと思いました。歴史的被害意識のため韓国人の子供たちまでしり込みしており、硬直しているようで残念です。日本、米国、豪州の若者の奔放さが見ていて気持ちよいし羨ましいです。
 しかし日本・日本人を深層的に分析するには8日間という旅行はあまりにも短い経験だったのではないでしょうかという記者の問いには、「ともすれば、韓国人すべてが内面的に分かっていながらも言えなかったことかもしれない」と答えた。
 「私は昔からくだらない語りで有名だったから、こういった本も書いているのだが…『趙英男は親日派だから日本に追放しろ』と言われるのではないかと実際怖くもある(笑)。私は日本では息苦しくて窮屈で住めないですよ」
チェ・スンヒョン記者
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2005/4/28

「反日」と言うけれども・再度訂正  時事問題

4月13日付記事「「反日」と言うけれども」(記事カテゴリ「時事問題」)の中で田中元首相が靖国神社参拝をしてなかったようなことを書いたのを、4月17日付記事「「反日」と言うけれども・訂正」(記事カテゴリ「時事問題」)で訂正しておきました。
その上で再度の訂正みたいで、最初の記事がちょっと杜撰な書き方だったかなと反省しているんですけど、橋本前首相も靖国神社に1996年に参拝していました。その点も付け加えておきます。
ただし、橋本氏は中国側に抗議を受けて一度で参拝をやめました。そして、2001年に小泉氏と橋本氏が自民党総裁選を投票で争い、この結果を受けて小泉氏が首相になりました。この時に、橋本氏は靖国神社参拝をやめていたのに対して小泉氏は靖国神社参拝を公約に掲げ、これが首相になる決め手のひとつになったという経緯があるようです。
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2005/4/27

ロシア、中東和平に乗り出す  ニュース

*ここにきてロシアが中東和平に乗り出した模様。動きはあるのか?

(ニュース)
イスラエル初訪問へ ロ大統領、影響力確保狙う
 【モスクワ25日共同】ロシアのプーチン大統領は26日からの中東歴訪で、旧ソ連時代を含めロシア首脳として初めてイスラエルとパレスチナ自治区を訪問する。中東外交で中心的役割を担う米国に対し、ロシアもパレスチナ紛争解決に向けた新和平案(ロードマップ)を共同提案した4者の一員として、中東での実質的な影響力を確保したい狙いだ。
 大統領は26日からエジプト、27日からはイスラエル、29日にはパレスチナ自治区を訪れる。
 親ロシア派だったイラクのフセイン政権崩壊に加え、旧ソ連時代から友好関係にあったパレスチナ自治政府のアラファト前議長が昨年11月に死去したことで、ロシアは中東での足掛かりを相次いで失った。
(共同通信) - 4月25日15時57分更新

26日シリア軍撤退式典 29年のレバノン駐留終了へ
 【ベイルート25日共同】29年にわたってレバノンに駐留を続けてきたシリア軍が、26日に完全撤退、東部のシリア国境付近で撤退式典が行われる。
 シリアの影響力排除を望むレバノン国民の要求と国際社会の圧力に押された形だが、レバノン内戦収拾に寄与したシリア軍の撤退で、宗派間の争いが再燃する恐れも指摘されている。
 AP通信によると、東部ベカー平原の駐屯地から大量の武器を積んだシリア軍車両が次々と国境へ去り、レバノン軍部隊が国旗を立てたり、残された塹壕(ざんごう)をブルドーザーで埋めたりした。
(共同通信) - 4月25日16時2分更新

ウケ狙い?本性?問題発言連発のプーチン大統領
 【モスクワ=古本朗】プーチン・ロシア大統領は、中東歴訪出発前に、イスラエルをからかう冗談を飛ばし、シャロン同国首相を怒らせたことから、大統領の“問題発言癖”が内外の注目を浴びている。
 この冗談は、ロシア製防空ミサイルのシリアへの輸出を巡るもの。イスラエルは輸出に懸念を抱いているが、プーチン氏はテレビ局との会見で、「今後、イスラエル軍機は、シリア大統領官邸の上を飛びにくくなる」と言い放った。
 評論家アレクサンドル・リクリン氏によると、露大統領はパリで先月、仏大統領とともにロシアの作家らと懇談し、ある著名な文学者から、書物の好みを問われた。すると、「あなたに、それを答えると、(私の歓心を買うため)そのような本ばかりを書くだろう」とニヤリ。リクリン氏は「自分を誇大に評価しているのか」とあきれる。
 先には、米国からイラクへの露軍派遣を要請されたことを巡り、記者会見で「そんなことをするほどバカじゃない」と暴言気味に拒否した。
 プーチン大統領が“問題発言”を連発するのは、「やや粗野な言動が大衆にウケることを意識しているからだ」との見方もある。だが、政治学者アンドレイ・ピオントコフスキー氏は、「彼の本性だ」と手厳しい。
(読売新聞) - 4月27日0時7分更新

<露大統領>今秋モスクワで中東和平会議を開催意向 カイロ
 中東訪問中のプーチン・ロシア大統領は27日、カイロの大統領宮殿でムバラク・エジプト大統領と会談した。両首脳は共同記者会見で、国連決議に従ってパレスチナ問題の解決を探る必要性を強調した。また、プーチン大統領はモスクワで今秋、中東和平会議を開催したいとの意向を表明した。
(毎日新聞) - 4月27日22時28分更新
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2005/4/27

鄭琳さんへの返信  時事問題

以下は、記事「台湾国民党 連戦主席訪中」(記事カテゴリは「ニュース」)にトラックバックして頂いた鄭琳さんへの返信です。

参考になる意見をトラックバックしてくださり、有難うございます。
中国と台湾の関係回復は容易なことではないと思いますが、基本的には戦争ではなく話し合いによって解決の道を両国の政治家が探ってほしいと思っています。
これは中国の問題で日本には本来、関係ないことのようですが、実は日本とも関わりがあると思っています。
というのは、日本でも台湾の独立を支持している人達がいるのですが、その中には首相の靖国神社参拝を支持し、中国側の歴史認識の方が間違っていると主張している勢力の人達もいるからです。
これには、台湾に対してかつて日本が行った占領、統治が、中国に対して日本が占領、統治したのに比べると、比較的、平穏に、戦争の戦局も泥沼にならずに済んだので、中国の人達ほど、台湾の人達は日本に対して悪感情を持っていないらしいという背景があるようです。
また、第二次世界大戦後、中国の政府関係者が台湾に対して圧政を行ったという事情もあるようです。そのため、鄭琳さんも言われている通り、中国共産党に対して台湾の人達はあまりいい感情を持っていないという風に聞いています。
台湾は1895年の日清戦争の結果、日本に統治されるようになったのですが、その後、日中戦争が起こり、台湾の人達も日本軍人として中国への侵略戦争に参戦しました。そのため、中国側から見ると、台湾の人達は祖国に銃を向けた裏切り者になってしまったのです。こうしたことが中国の政府関係者が台湾の人達を圧制しようとした要因のひとつになっているようです。
こうした歴史的背景があるため、日本の一部の、中国が言うようなひどい行為を日本軍は実際にはしていなかったのだと主張する人達が、台湾の独立を支持して、台湾の人達が比較的、日本に対して悪感情を持っていないということを例にして、台湾の人達が言うことが事実であり、中国の人達が言うことは嘘であるという風に自らの歴史認識に都合が良い主張をしようとしているという面があるようなのです。
ですから、一部のこうした人達は、台湾の人達の現状を考えて台湾の独立を支持しているというより、自らの歴史認識の主張のために台湾問題を利用しようとしているのではないかと僕は考えています。
僕は、台湾の人達が独立したいという気持ちは分からない気はしません。特に、若い人達は、生まれた時から、中国とは別の社会で実質的に生きてきたわけですから、中国共産党の統治を受けるよりも、台湾という国を国際的に国家として認めてほしいという風に思うのは分かる気はします。
でも、日本の一部の台湾独立を支持している人達には、書いたように自らの歴史認識の主張のために台湾問題を利用しようとしている人達もいるようですから、台湾の独立を願う人達は、そういう日本の一部の人達に対しては台湾独立で同じ考えを持つからとすぐに連帯してしまうのではなく、警戒心を持って接する必要があるように僕は思います。
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2005/4/27

中台関係(2)  時事問題

それと、中国、台湾の場合は、実質的に違う統治を現在は行っているとはいえ、もとは同じ漢民族同士なのだから、戦争になったら、違う民族(たとえばチベットとか)が独立のために戦う場合以上に、気持ちとしては納得できないようなところはあるかなあ。
なぜ同じ民族同士で戦わないといけないのかと。
これは韓国と北朝鮮が戦争になったらやっぱり感じることだろうと思うけれども。
中国で共産主義が行き詰まって資本主義に転化した今だからこそ、漢民族同士の基本に戻って話し合いで決着をはかることが出来ないかと思うのですが。
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2005/4/27

中台関係  時事問題

まあ、現状では台湾独立といっても、中国が認めるわけがなく、アメリカなどの他の国も認めていないわけだから、現実的には無理な話かもしれないんですが。
中国と違う国として独立したいという台湾の人達の気持ちは分かるのですが、かといって、戦争になっては困るわけですし。
中国と台湾で戦争になってそこにアメリカ、日本が関わってきたりしたら、それこそ、大変ですよ。それは避けないといけません。
話に折り合いをつけるとしたら、とにかく政治や経済、文化などは台湾独自にやっていくことはそのまま認める、しかし国としては中国の一地域ということにしておいてほしい・・という形でまとめるしかないのが現実的な判断になるのでしょうか。

でも現実的に現状では無理だとしても、とにかく、台湾の人達が独立してやっていきたいという意志を表明し続けることは必要かもしれません。そのことによって、中国側が形として中国の一地域ということにしておいてくれれば自治はまかせるので・・という方向に軟化はし得るかなと思うので。
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2005/4/27

台湾国民党 連戦主席訪中  ニュース

*中台関係はどういう方向に行くか、なかなか分かりません。台湾の世論も独立派とそうでないのと半々ぐらいなのでしょうか?
まあ、とにかく戦争になっては困るわけだから、話し合いによって解決するしか、ないとは思う。そういう意味では会談をすること自体はいいことには違いない。

(ニュース)
台湾 26日訪中の連戦主席 中国との平和づくりを強調
【台北・庄司哲也】台湾の最大野党・国民党の連戦主席らの同党代表団が26日、訪中する。出発を前に台北市内で25日、記者会見した連氏は「両岸(中台間)の平和促進は私と党の一貫した政策と立場だ。共同で両岸の未来と平和づくりをスタートさせ、互恵、互いの利益、ウイン・ウインの環境づくりを行う」と訪中の意義を強調した。29日には国民党と中国共産党のトップ会談としては60年ぶりとなる、連氏と中国の胡錦涛国家主席との会談も予定されている。
 「自立化」「脱中国」路線を進める陳水扁総統の民進党政権は、3月の中国の「反国家分裂法」制定以降、緊張する中台関係の打開の糸口を見いだせていない。国民党は今回の訪中により、台湾の経済界を中心に要望が高まる安定した関係をつくり出し、台湾内や国際社会での支持を集める狙いがある。国民党は訪中を「平和の旅」と名付け、中国側との対話ムードを演出している。
 連主席は、胡主席との会談について「台湾の人々の期待を反映させる。反国家分裂法の問題の提出を排除するものではない」と述べ、同法を議題にする可能性を示唆。さらに国民党と中国共産党の歴史的な対立の解消についても意欲も示した。
 中国側のペースで進んだ国民党の訪中について、陳政権は当初、「台湾内の分断につながる」と反発したが、最近になって陳氏は「両岸の実務、互恵、ウイン・ウイン、対等の交流などの原則が守られるなら支持する」と発言し、認める姿勢を示した。
 姿勢転換の背景には、民進党の少数与党解消のため、取り込みを図った第2野党の親民党・宋楚瑜主席の訪中が5月に控えており、表立っての批判は、親民党との間に溝をつくりかねないとの計算が働いたとみられる。
 23日付の台湾紙「中国時報」の世論調査によると、連氏の訪中と胡主席との会談について「賛成」の44.4%が「賛成できない」の27.1%を上回っている。
 憲法改正案を審議する非常設機関の国民大会の代表選挙が5月14日に実施される。同選挙は政党の比例代表制で選出されるため、陳政権は民意の動向は、無視できない状況となっている。

 ◇60年ぶりの「国共トップ会談」に期待…中国

 【北京・飯田和郎】中国は台湾国民党の連戦主席の訪中を歓迎し、60年ぶりとなる「国共トップ会談」に大きな期待を寄せている。その狙いは3月に制定した「反国家分裂法」で、悪化した台湾住民の対中感情を好転させるとともに、「自立化」「脱中国」路線を進める陳水扁・台湾総統への圧力を加えることにある。
 北京を訪問していた台湾第2野党、親民党の秦金生秘書長は25日、中国共産党中央台湾工作弁公室との協議で、宋楚瑜主席が5月5日から8日間訪中し、胡錦涛国家主席(党総書記)と会談することで基本合意した。これで中国側は台湾立法院(国会)で過半数議席を占める2大野党のトップを相次いで招き入れることに成功した。
 党機関紙、人民日報など中国各紙は連日、連戦主席の訪中を大きく報道し、歓迎ムードを盛り上げている。中国側が同意した連氏の訪中日程は少年時代を過ごした西安や重慶を再訪する「感傷旅行」の側面もあるが、クリントン米大統領(当時)が98年に行ったのと同様に北京大学での講演も用意、国賓級でもてなす準備を進めている。
 中国側は連氏が今夏に党主席から退くことを織り込み済みだが、台湾での国民党支持層の厚さも認識している。過去2度、「国共合作」が実現した同党が08年の次期総統選で、政権を奪回することも視野に、党間交流を促進したい考えだ。
 報道によると、中台関係のキープレーヤーである米国のブッシュ政権は連、宋両主席の訪中を「関係改善への一助になる」と歓迎しており、中国側への追い風になっている。
(毎日新聞) - 4月26日10時13分更新
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2005/4/27

地球を守れ!  映画

韓流シネマフェスティバルで『地球を守れ!』(監督、脚本チャン・ジュヌァン)鑑賞。
変な映画だった。エイリアンから地球を守るために金持ちを誘拐して孤軍奮闘する話・・といっても到底、信じられない話のわけだけど、そもそも主人公自身、そうした物語を信じていないのだろうから、観客が信じられないのは当たり前ではある。主人公は別の目的を敢行するために、仮の物語を自分に言い聞かせているのだ。しかし、嘘が本当になっていくこともあるわけだが。
面白いのは、あまりにも嘘っぽいディテールが妙にリアリティを持っていることだろう。ミツバチとか、サーカスの少女とか、UFOとか、そんな馬鹿なというディテールなのだが、面白いし、納得してしまうのは何故なのか。これは大きな嘘を敢行しようとする話であるため、逆に細部の小さな嘘がリアルなディテールとして成立してしまうという事態が起こっているのではないか。大きな嘘で小さな嘘を隠すみたいな。
なんか、黒沢清監督などの立教大学の映画グループが作っていたドタバタ劇みたいなのに近い感覚がある気がするんだけど、もっとおたくっぽい感覚も入っているかもしれない。日本で言うと、よしもとよしとものマンガのような感覚に近いのだろうか。
これを商業映画として成立させているのはかなりのものだと思う。
もっとも韓国では一部の批評家やマニアで支持されたが、興業は惨々だったらしい。これだけおたくっぽい世界だと仕方がないのかな。
でも『殺人の追憶』と同じ製作会社の作品で、『殺人の追憶』は韓国で記録的大ヒット作品となったわけだけれども、結局、時代性を問う社会派的テーマに回収されていく『殺人の追憶』よりも、おたく世代の妄想の歪みを描いたこの『地球を守れ!』の方がその得体の知れなさゆえに個人的にはより響く作品だったと言えるかもしれない。
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