2005/7/20

小林米作カメラマンが100歳に  映画

東京シネマ新社のHPを見たら、科学映画のカメラマンとして知られる小林米作氏が100歳になったという。小林氏は現役でカメラマンの仕事をされている。これは凄い。

*関連サイト
http://tokyocinema.net/
「東京シネマ新社」
小林米作さん 萬寿無彊 100歳おめでとう
 
旧東京シネマで活躍された科学映像の世界の大先輩、小林米作さんが、100歳を迎えられます。そのご長寿の限りないことを願いつつ。
東京シネマ時代の代表作のひとつ、「生命誕生」のストリーミング画像(全編 )をお楽しみ下さい。有料頒布されているDVD-Rの画質は、より優れたものであることは言うまでもありません。しかし、この画質のレベルのものが無料で見られるようになることを当社は歓迎しています。

「未来」7月号
岡田秀則氏の科学映画小論「科学から空想へ」
http://users.ejnet.ne.jp/~manuke/zatsu/eiga/kagakueiga.html

(以下の記述があり。)
「極微の世界で繰り広げられる裸体の“死闘”、その身も蓋もない平板な手触りに打ちのめされた。以来、映画に“肉弾戦”を導入したことで想起される名前は、ロバート・オルドリッチを除くなら、数日に及ぶ微速度撮影を不屈の集中力で貫徹したキャメラマン、小林米作となった。プロデューサー岡田桑三、脚本家の吉見泰とともに東京シネマの科学映画“三羽烏”となった小林だが、やがて同社を離れてヨネ・プロダクションを設立すると、科学映画、とりわけ医学の分野によりハード・コアな表現を生むことになる。例えば同社の初期作品『ぜんそくを探る』(1969年)は、泡のような粘液が手前に流れてくる喘息患者の気管支の中を、縦の構図で否応なく見せてくれるだろう。そこには、観たいという欲望を、観る側の意思にかかわらず強引に汲み上げられるような暴力的な快楽がある。恐らくそれは映画を作ったスタッフの意図とはまるで関係がない。」


http://d.hatena.ne.jp/shimizu4310/20050325
2005-03-25 御成門から見た東京タワー(内容とは無関係!)

昨日の朝日新聞より…

■ [邦画]生誕100年の大物監督が目白押し
『今年生誕100年を迎えるのは成瀬だけではない。
 一気に6人の大物監督が「100歳」になるのだ。
 おかげでフィルムセンターはスケジュールがぎっしり詰まっている。』

1905年生まれの「大物監督」6人とは…

成瀬巳喜男(『浮雲』)
稲垣 浩(『無法松の一生』)
豊田四郎(『夫婦善哉』)
中川信夫(『東海道四谷怪談』)
斎藤寅次郎(『エノケンの法界坊』)
野村浩将(『愛染かつら』)

最後の2人がウレシイですね。特にナンセンス喜劇の斎藤監督、なるべく戦前のイカレた作品が見たいなあ。

生誕100年の映画作家さんは他にも…

倉田文人(『ノンちゃん雲にのる』)
伊賀山正光(『水戸黄門』から『がんばれロボコン』まで!)
三木 茂(『黒い太陽』『戦ふ兵隊』)
小林米作(『ミクロの世界』…御健在!!7月で100歳です)

なるほど。短篇調査団もそこらへんはちょっとだけ意識してプログラムしてみようかと思います。
とりあえず4月20日に上映予定の『ガソリン』、
小林米作さんの超絶ミクロ撮影が炸裂していましたよ。
すごく楽しみ&乞うご期待。

0

2005/7/20

アスベスト被害、広まる  公害・薬害・環境・医療問題

(ニュース)
アスベスト 従業員500人死亡 「労災」から「公害」へ 家族・周辺住民も発症
 
 戦後の高度経済成長を陰で支えたアスベスト(石綿)がいま、「静かな時限爆弾」として大きな社会問題となってきた。機械大手「クボタ」(本社・大阪市)をきっかけに、これまでに約五十社で約五百人に上る従業員らの死亡が判明したほか、その家族や工場の周辺住民への影響も表面化してきた。企業側の公表によって、日々増え続ける被害者の数。大量使用のつけは今後、さらに一般市民へと広がる可能性もあり、「労災」から「公害」へと発展する様相を見せ始めている。
 アスベストは第二次世界大戦以前から軍需用の工業原料などに使用されていたが、一般社会に普及するようになったのは戦後以降のこと。「燃えない、減らない、腐らない、そして加工しやすい。とにかく使い勝手がよかった」とアスベスト製品メーカーの社員は話す。「奇跡の鉱物」と呼ばれる理由だ。
 その特性を生かし、日本国内でも建築物の屋根、内外壁に使う断熱材や耐火材を中心に、自動車のブレーキパッドや配電盤、接着剤…と多岐にわたって大量使用されるようになった。輸入量も昭和四十九年の三十五万トンをピークに、平成元年ごろまで年間三十万トン前後に上った。
 一方、欧州では石綿工場の労働者が塵肺(じんぱい)で多数死亡したことをきっかけに、昭和三十年代から健康被害が指摘されていた。
 日本では昭和三十五年、四十八年にそれぞれ肺がん、悪性中皮腫の初の症例が報告され、五十三年にはアスベストに起因するとされる「肺がん」「中皮腫」「石綿肺」を労災の適用対象とした。
 平成十五年度までに労災認定されたのは六百六十人(療養中を含む)。労災認定された分野はアスベスト製品の製造企業のほか、加工して使う造船、自動車、鉄道、電力・ガス、化学など約二十業種に上る。「優れた特性が広く工業製品の原料として活用されたことから、石綿を吸引する機会はさまざまな業種や業界で働く労働者に及んでいる」と厚生労働省は報告している。
 アスベストによる被害は、発症するまでに四十年を超すケースも珍しくない。「大量使用の時期からすると、今後四十年間で約十万人の男性が中皮腫で死亡する」との研究者の推計もある。
                     ■   ■ 
 最近になって、被害は労働者にとどまらないことが次々と明らかになってきた。
 アスベストが付着した夫の作業服を洗濯した妻が中皮腫と診断され、死亡していたことが表面化した。機械メーカー「クボタ」の旧神崎工場(兵庫県尼崎市)のケースでは、従業員だけでなく工場周辺の住民五人が中皮腫を発症(うち二人は死亡)していたことが判明。因果関係は明らかではないものの、ほかに周辺住民三十四人の死亡例の相談がクボタに寄せられ、うち三十一人は中皮腫だったことも分かった。
 周辺環境への影響はどの程度なのか。被害の広がりや因果関係がはっきりすれば、新たな公害問題へと発展する可能性もある。
 さらにアスベストを使ったビル、住宅の解体が今後ピークを迎え、飛散対策が不十分だった場合、作業者や周辺の一般住民への被害もあるという。愛知教育大の久永直見教授(労働衛生)は、「解体で一気に飛散する可能性があるが、民家などではビルのようにきちんと解体工事できるかは難しい。国は小規模解体での技術開発や業者への補助も検討すべきだ」と話している。
     ◇
 ≪アスベスト≫ 天然に産出する繊維状の鉱物の総称。酸やアルカリの影響を受けないうえ、耐熱、絶縁、吸音などに優れているという特性から「奇跡の鉱物」とされた。一方、繊維を吸入することで肺がんや胸膜や腹膜にできるがんの一種、中皮腫などを引き起こす。中皮腫は潜伏期間が30−40年と長いことから「静かな時限爆弾」とも呼ばれる。米俳優の故スティーブ・マックイーンもレーサー用の耐熱服に使用されたアスベストによる中皮腫で亡くなったといわれる。
(産経新聞) - 7月20日2時47分更新

0

2005/7/20

中国ビール問題(2)  公害・薬害・環境・医療問題

*ビールからシックハウスの問題にまで広がってきたようです。

(ニュース)
【中国】質検総局:ビール・ホルムアルデヒド問題で安全宣言
 国家品質監督検験検疫総局(AQSIQ、質検総局)は15日午後、中国国内で販売されているビールを抽出検査した結果、「ホルムアルデヒドの含有量は少なく、飲用に問題はない」と発表した。このところ中国では、一部のメディアが、「中国製ビールの95%に人体に有害な化学物質であるホルムアルデヒドを添加している」と報道したことが、メディア、ビールメーカー、消費者などの間で波紋を呼んでいた。

 質検総局は、国内メーカー136社の生産するビール221種を検査。その中で、「ブランドビール」とされる「青島」「燕京」「雪花」「真江」「哈爾浜」「金龍泉」「金威」「金星」8社の製品23種に関しては、ホルムアルデヒドの濃度が1リットル当たり0.10―0.56ミリグラム、その他のメーカーのビール134種に関しては、1リットル当たり0.9ミリグラム未満だったと発表。

 また、64種の輸入ビールから検出されたホルムアルデヒドの濃度は0.10―0.61ミリグラムだったと発表した。

 質検総局は「すべてのサンプルは、中国の『発酵酒衛生標準』及び、飲料水に含まれるのホルムアルデヒドの量を1リットル当り0.9ミリグラム以下と定めた世界保健機構(WHO)の基準を満たしており、消費者は安心してビールを飲むことができる。また、中国のブランドビールは輸入ビールと同等の品質を持っていることが判明した」と宣言した。

 さらに「メディアが食品の安全に対して関心を持つことは歓迎するが、国内法規や国際的な基準、さらに食品安全に関する常識をよく理解し、客観的、科学的、正確さという原則を踏まえてほしい。悪意をもって煽(あお)り立てたりすることをやめ、中国の食品に対する国際的なイメージや、国民経済の安全や社会の安定、さらに広範な消費者の利益に役立つようにしてほしい」と、メデイィアの報道姿勢に注文をつけた。

 なおホルムアルデヒドは強い毒性を持つ物質で、シックハウス症候群などの原因物質の一つだとされている。ただし、天然にも存在するため、人為的な添加を行なっていなくても、食品等から微量のホルムアルデヒドが検出されるケースもある。

 中国は2002年から04年まで3年連続でビール生産量が世界第1位。また、年間輸出額は7600万ドルに達している。(編集担当:如月隼人)
(サーチナ・中国情報局) - 7月17日7時47分更新

【中国】ビール有害物質事件:新華社が政府の対応を批判
 一部のメディアが、「中国製ビールの95%に人体に有害な化学物質であるホルムアルデヒドが添加されている」と報道したことをめぐり大きな波紋を呼んだ問題で、新華社は中国政府の対応について「責任感が十分でなく、積極性に欠け、情報公開という概念がない」と批判する記事を他の中国紙からの転載という形で15日付で掲載した。

 掲載された記事は中国青年報と法制日報からの転載で、いずれも15日午前付の新華網に掲載された。

 これらは、過熱するマスコミ報道や掲示板の書き込みを前に、国家品質監督検験検疫総局(AQSIQ、質検総局)や業界団体が確固たる姿勢を示さないことに苛立ちをあらわしたものといえる。

 実際、質検総局がビールの抽出検査を終え、「消費者は安心してビールを飲むことができる」と発表したのは、15日午後。新華社の報道に押し切られた格好だ。このあと、中国ビールメーカー各社も続々と「安全宣言」を発表した。

 内容については、大胆な当局批判が目立つ。中国青年報からの転載記事では、先日、中国で問題となったケンタッキーやリプトンの事例を挙げて、「マスコミは騒ぎ、消費者は困惑しているのに、当局はいつも沈黙ばかり。今まで同じ轍を踏んできた」と辛口のコメント。

 さらに、新華社は中国人民大学法学院の楊建順・教授の考え方を紹介。この中で楊教授は「政府の職員は積極性に欠け、情報公開という概念がない」「事件に対する認識が不十分で責任感が強くない」と怒りをあらわしている。

 一方、法制日報からの転載記事は、まず「マスコミの過熱報道が中国ビール業界に悪影響を与えている」「発展途上国は先進国と事情が異なるのだから、発展途上国自身の規定に従えばそれで十分」とする対外経貿大学の学者の意見を紹介。

 それと対比させる形で、北京大学法学院の孫東東・教授の「庶民は知る権利を持っているのだから、マスコミは堂々と報道すべき」「人命がかかっている問題であり、貿易という次元の話ではない」「マスコミが報道することで市民の関心は高まり、製品の品質向上につながるし、政府の監督強化を促すことにも役立つ」という見方を伝えている。

 新華社の批判に後押しされる形で、中国の衛生当局と業界団体は重い腰を上げた。その点で、新華社はマスコミとしての役割を果たしたといえる。しかし、数年前まで中国ビールメーカーでホルムアルデヒドが添加されてきたことに関して、新華社の報道は不問に付している。さらに18日には、最初にビール有害物質問題を提起した情報源を探す「言いだしっぺ探し」の記事も掲載している。

 消費者の声を代弁するための報道だったのか、それとも過熱する消費者の声を早期に静めるためだったのかは、今後の紙面が明らかにしてくれるだろう。(編集担当:菅原大輔)
(サーチナ・中国情報局) - 7月18日18時47分更新


【中国】ホルムアルデヒドで子供部屋7割がシックハウスに
 「北京市の子供部屋のうち7割以上がシックハウス」という衝撃的な調査結果が発表された。原因物質は最近、中国製ビールをめぐり波紋を呼んだホルムアルデヒドだ。17日付で中国新聞社が伝えた。

 この調査は、北京市産品品質監督検疫所、中国室内装飾協会室内環境観測センター(室内環境センター)、北京連合大学室内環境観測センター、北京安家康環境品質検査センターが共同で行ったもの。北京市内にある、改修して1−2年以内の子供部屋500室が調査対象となった。

 1立方メートルあたり0.1ミリグラムの国家基準を超えるホルムアルデヒドが検出された部屋は361室で、全体の72.2%を占めた。最高で、基準値の8倍もの濃度のホルムアルデヒドが検出された。

 室内環境センターの宋広生・主任は「高温の夏は、ホルムアルデヒドの濃度が他の季節より20−30%高い。子供部屋の木製家具、プラスチック製のおもちゃ、カーテンなどがホルムアルデヒドの発生源だ」「夏休み期間、子供は1日の80%の時間を室内で過ごすため、ホルムアルデヒドを長時間吸入すれば、白血病が容易に誘発される」と危険性を指摘している。

 中国では白血病の患者は毎年4万人増えているが、そのうち半数は子供で、2−7歳児が多い。北京市児童病院で白血病にかかった子供のうち、90%近くが家を改修したばかりだったというデータもある。(編集担当:菅原大輔)
(サーチナ・中国情報局) - 7月19日13時17分更新
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ