2005/10/11

NHK「アスベスト不安にどう向き合うか」  公害・薬害・環境・医療問題

NHKスペシャルで「アスベスト不安にどう向き合うか」(10月9日)をやってたので、感想ですけど、NHKがもし10年前にこの番組をつくっていたのならかなり社会的に問題提起するものになったかと思う。これだけ騒がれ、ようやく政府も動き出すようになってから、とってつけたようにつくった番組という感じで、何をいまさらの感は否めないですね。
それでももちろんこうした3時間特集番組をつくったことは評価できるし、この問題についてより認識を広める上で役立つものでしょう。
個人的には、もっと被害者とその家族の話をばんばん出してほしかったかな。大臣のとってつけたような(本当にとってつけたという感じなのだ)発言なんかより。番組最後のほうで母をアスベスト被害で亡くした娘の方がちょっと発言していて、「早期発見、早期治療と誰かが言っていましたが」ということを言っていた。番組の中である専門家が「早期発見、早期治療」と言っていたからだけど、本当、何十年もほっておいて何が「早期発見、早期治療」だよなあ。それでも今後も、建物の老朽化やアスベスト撤去の際に新たな被害が出てくることは確実なので、「早期発見、早期治療」は必要ではあるけど。それはつまりは発症前に特定できるようにするということですが。
発症してからはアスベスト被害であることは特定できるんだな。他の公害の場合より因果関係を確定しやすい面はあるようだ。それがアスベスト問題から政府が逃げられない根拠になるかと思う。でも、逆に言うと、因果関係がそこまではっきりしない水俣病やダイオキシン被害、狂牛病などはまだ逃げられるという論理も成り立つのかもしれない。
ところで、業者がアスベスト撤去をする様子も写っていたんだけど、最後に清掃工場に無造作に放り投げるんだよね。いつもやっていることなのでついそういうシーンを撮らせてしまったのかと思うが。業者が厳重な防護服を身につけて処理作業をしたとしても、清掃工場に行って、その後の処理で新たな被害が出てこないのだろうか?とふと不安を感じてしまいました。
しかし、我が家の壁もアスベスト、使っているんじゃないかと気になっているんですが。ちゃんと調べたこと、ないけど。調べていないだけで、使っているのはいくらでもあるんだろうなあ。普通に使っていたそうですからねえ。
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