2005/11/30

パット・モリタ氏の訃報  映画

*『秋日和のカロリー軒』さんのブログの記事で指摘されていたが、ノリユキ・パット・モリタの訃報記事で、時事通信社が『ベスト・キッド』を『カラテ・キッド』と書いている。たしかにそりゃ、ないよなあ・・

(ニュース)
訃報:パット・モリタさん73歳=日系2世の米俳優

 AP通信によると、24日、老衰のため米ネバダ州ラスベガスの自宅で死去。
 空手の師匠役を演じた映画「ベスト・キッド」が日本でも大ヒットした。1932年6月、カリフォルニア生まれ。第二次大戦中は日系人の収容所で暮らした。(共同)
    ◇
 1984年から公開されヒットした映画「ベスト・キッド」シリーズで主人公の空手の師匠、ミスター・ミヤギを演じ、アカデミー助演男優賞を受賞、一躍有名になった。
毎日新聞 2005年11月26日 1時10分(最終更新時間 11月26日 1時25分)


「カラテ・キッド」のパット・モリタ氏死去、73歳 
【ロサンゼルス25日】映画「カラテ・キッド」シリーズで主人公の少年の空手指南役を演じた日系の米俳優パット・モリタ氏が24日、ネバダ州ラスベガスの自宅で死去した。73歳だった。イブリン夫人が25日明らかにした。自然の原因による死亡とされる。
 日本からカリフォルニア州に移民し、果物農場で働いていた両親の下に1932年に生まれた。第2次大戦中は日系人強制収容所に入れられた。戦後、航空技師からコメディアンに転じ、キャバレーを巡業。そのあと連続テレビ映画に出演するようになり、「ハッピー・デイズ」「MASH」などで名声を博した。
 84年から始まった「カラテ・キッド」シリーズの主人公ダニエル少年の空手の先生ミヤギ役でスターの座を確立した。1作目ではアカデミー助演男優賞にノミネートされた。連続テレビ映画の人気作「マグナム」「ベイウォッチ」などにも出演した。
(時事通信) - 11月26日9時8分更新
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2005/11/29

自分が主人公の映画撮影の権利が入った福袋って  ニュース

*「自ら主人公の映画撮影」ってそんな嬉しいことなんだろうか・・
自分に監督させて映画を撮らせてくれるっていうんならもちろん嬉しいんだけど・・

(ニュース)
自ら主人公の映画撮影も 日本橋三越、来年の福袋
 日本橋三越本店(東京)は29日、来年の初売りで販売する福袋を報道関係者に公開した。税別で800円の食品詰め合わせから1億円で自分の主演映画を撮影する権利が入った福袋まで来年1月2、3の両日で11万個を用意する。
 最高額の1億円の福袋は2つ。1つは松竹のスタッフが購入者を主人公にした映画を撮影する権利が入った福袋。映画館を貸し切っての試写会やパーティーの費用も含む。もう1つは、ダイヤモンドやエメラルドなど5000個以上の宝石と18金などの貴金属(2億円相当)を使った豪華な照明スタンド。
 ほかにも1800万円のガレの花瓶や333万円のチワワの銀製置物、南フランスのサーキットでF1マシンの操縦体験ができる500万円の福袋などをそろえた。
(共同通信) - 11月29日18時36分更新
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2005/11/29

カネミ油症、患者救済を五島市に要請  公害・薬害・環境・医療問題

*カネミ油症関連ニュース。

(ニュース)
カネミ油症:患者救済、一刻も早く 五島市の会、治療態勢の整備など市に要請/長崎
 「カネミ油症五島市の会」の矢口哲雄会長ら8人が24日、同市の中尾郁子市長を訪ね「支援を求める要望書」を提出した。要望書は「(発生から)37年間も放置された患者の一刻も早い救済を」としたうえで、救済に向けた治療態勢の整備などを求めている。
 要望書は国に対し、(1)全国どこでも無料で治療が受けられる制度創設(2)公害病並みの健康管理手当の支給(3)患者に対する国からの仮払金の返還免除−−を求めた。市に対しては(1)油症患者のための「健康政策室」(2)五島中央病院に油症科(3)油症の悲惨さを後世に伝える「カネミ油症資料室」−−の設置を要望した。
 矢口会長らが患者の現状を説明しながら要望した。中尾市長は「担当部署と協議し、できることから実現したい」と述べた。同会事務局担当の宿輪敏子さんは市長の発言について「油症への理解があり、今後の対応に希望が持てる」と語った。
 同会は五島市内の油症患者約100人で構成。10月9日、発足に合わせたシンポジウムを同市で開いている。【椿山公】
(毎日新聞、2005年11月25日、長崎、地方版)

上のニュースの通り、このところ、カネミ油症被害を訴える運動が再燃してきました。
東京の方でも何かしようということで、12月4日(日)午後1時〜3時、有楽町マリオン前で、カネミ油症被害の恒久対策を求める署名集め、および、街頭宣伝活動を行ないます。自分も参加する予定です。(後記・当日、雨天のため中止になりました。)
こうした街宣活動は、10年ほど前、薬害エイズの運動に参加していた時に何度か、したことがあるけど、久しぶりです。あの当時、薬害エイズの運動は川田龍平氏のカミングアウトや小林よしのり氏のマンガの影響で若い人達に広がり盛り上がりを見せたのですが、とてもそのような状況にはならないでしょうが、カネミ油症の運動もじょじょに盛り上がっていくといいかと思うのですが・・。
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2005/11/29

ヴェンダース  映画

ヴェンダースの『ランド・オブ・プレンティ』に関しては、いい感じの作品だなと思って好感はもったけど、特に個人的に思い入れするものでもないし、あまり言うこともなかったんですが。
ただヴェンダースらしくちょっと映画マニアっぽいかなと思うのは、ベトナム後遺症の話が出てくることでしょうか。70年代後半から80年代初めにベトナム戦争後遺症映画って流行ったじゃないですか。そういうものの映画的記憶はちょっとあるような気はしました。
僕はヴェンダースは最初、ドイツ文化センターでの特集上映などで出会いました。『パリ、テキサス』が公開される以前で、日本語字幕なしでヴェンダースの作品が上映されていたんですね。それで話は分からないんだけど、映像を見るととにかく凄い監督がドイツにはいると。『まわり道』っていうのが一番、好きでした。で、『パリ、テキサス』を見たら話はなんか、普通だなって(笑)。以降、日本ではメジャーの作家になったんですが、個人的印象は薄れていきました。ゴダールは昔も今も圧倒的な存在として自分にとってはあり続けているんだけれもど、ヴェンダースは印象が薄れてきてしまっていて。字幕なしで見ていた初期作品の印象が強烈すぎました。
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2005/11/29

もてない要因  

女性の人からあなたはいい人だとは思うんだけど男性としてのセックスアピールを感じないと言われたことがあります。フェロモンみたいなものがないのでしょうか。
だから女性と仲良くなれたとしても、彼氏、彼女の関係に発展しないんですね・・
それではどうすればそのフェロモンみたいなものを身に付けられるのかと思うわけですが、どうすると言っても一夜にしてそういうものが身に付くわけでもないし・・
一夜にしてイーストウッドみたいないい男になれるわけではありません。
(どうも僕はイーストウッドを見ると、ああ、俺はこういういい男じゃないんだよなあ、と思ってコンプレックスを感じてしまい、そのため、イーストウッド作品にはのめり込めないところがあるようです・笑)

だから、まぁ、とりあえず自分の長所と思われるところを延ばしていくしかないでしょう。
僕の長所と言えば、とにかく楽天的でいつも前向きなことではないかと思うので、そうした面を延ばしていこうと思うのです。
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2005/11/28

フィルムセンターでユ・ヒョンモク監督作品特集  映画

フィルムセンターで、60年代から80年代にかけて作品を発表した韓国映画界の巨匠、ユ・ヒョンモク監督の作品が特集上映されます。(12月6日〜12月25日)
この監督は『誤発弾』(1961年)をビデオで見ただけですが、前衛的な変な作品でした。アントニオーニ風というのか?
この『誤発弾』は韓国の映画批評家に韓国映画の歴代ベストワンとしてあげられている作品です。いわば日本で言うと、黒沢の『生きる』にあたる(批評家がベストワンにあげるという意味で)ような作品です。
実は「韓流」ブームの以前から韓国映画は面白かったのであり(というか、個人的には「韓流」以前の暗くてドロドロした韓国映画のほうがけっこう好きだったりするんですが)、その一端を知る機会ではないかと思います。
個人的には河明中(ハ・ミョンジュン)主演の『人間の子』が上映されるのも気になります。河明中は役者から監督になった人ですが、河明中監督作品では『ひとりで回る風車』について以前にこのブログでも記事を書きましたが、僕は河明中監督の『かんかん照り』が大好きなのです。『かんかん照り』は神代辰巳監督の映画を思わせる、異様な作品でした。

フィルムセンタ−
ユ・ヒョンモク監督特集
http://www.momat.go.jp/FC/NFC_Calendar/2005-12/kaisetsu.html
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2005/11/27

『エリザベスタウン』、2度目の鑑賞  映画

他に見るべき映画はたくさんあるはずなんだけど、とにかく気になって仕方がない『エリザベスタウン』を2度目の鑑賞。
他の方のブログのコメント欄でこの映画について議論をし、前回、見た時より各登場人物の心の動きについてより考えていたためか、すっかり感情移入してしまい、泣いてしまいました。完全に嵌っているようです。

たしかに設定や展開が強引だったり、欠点の多い映画かもしれないし、不評の要因は分かるんだけど・・

でもやっぱりこれは「俺の映画だ」という風に見て、自分のものに出来る映画だと思う。たとえばトリュフォーの映画のように。
実は、キャメロン・クロウ監督はビリー・ワイルダー監督にインタビューした『ワイルダーならどうする?』という本の中でゴダールやトリュフォーをどう思いますか?と聞いているんですね。ワイルダーはゴダールでは『勝手にしやがれ』はいい、トリュフォーは好きだと答えているんだけれども。
キャメロン・クロウはワイルダーなどの古典的ハリウッド映画とともに、ゴダール、トリュフォーらフランスのヌーヴェルバーグの映画もやっぱり好きな人なのではないかと思います。

という風についまたシネフィルっぽいことを書いてしまっているんだけど・・。
どうも僕は恋愛映画の話で、自分の恋愛と比較してどうこうというより、他の映画との比較になるところがやっぱりシネフィルなんだろうか・・。
仕方がない。実際の恋愛体験は本当に数少ない人間ですので・・。映画などは恋愛ものばかり、見ているのにもかかわらず、実体験はあまりに少ない。バランスが取れていないのだ。そのため、「頭でっかち」になってしまっているところがあるのでしょうか。
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2005/11/25

ああ、クリスマスのニュースだ  ニュース

*今年も鬱陶しい(笑)クリスマスシーズンということで以下のニュース。

(ニュース)
5000円余増え2万3000円 Xマス、彼女への贈り物額
 クリスマスに男性が彼女に贈るプレゼントの予算は、前年比5596円増の2万3353円−。キリンビールが20歳以上の男女計5319人を対象にした調査で25日、分かった。
 女性が彼氏に贈る額は3959円増の1万7008円と、男性より財布の口を締めている。増額についてキリンは「景気回復の反映ではないか」とみている。
 女性はプレゼントを贈る一番の相手として自分を挙げた。彼氏より2049円も多い1万9057円。「自分へのご褒美」を優先するようだ。
 妻へのプレゼント額は1万3669円で、夫へは1万2392円だった。
(共同通信) - 11月25日19時27分更新


ふーん、こんな金額が相場なんですか。
自分には残念ながら関係ない話題ですが。
大体、僕はクリスマスに彼女がいたこと、生まれてから一度もありません。女性と付き合ったことはあるけどクリスマスまで持ったことがない。
いつか、彼女とクリスマスを祝うという日が果たして自分の人生にも来るんでしょうか・・
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2005/11/22

イスラエルーシャロン首相離党、内閣総辞職、総選挙へ  イスラエルとパレスチナ、中東

(ニュース)
イスラエル首相、リクード離党へ・政局混乱か
 【エルサレム21日共同】イスラエルの民間テレビ、チャンネル10などは20日、シャロン首相側近の話として、首相が自ら率いる右派、リクードを離党し新党を結成する見通しとなったと伝えた。首相は21日中にも内閣総辞職の手続きを取り、90日以内に総選挙が実施されることになるという。
 イスラエル政局は混乱が必至。新政権発足まではパレスチナ自治政府との交渉が凍結される可能性が高い。
 これに先立ち、中道左派、労働党は党中央委員会で、新党首に就任したペレツ氏の連立離脱の公約に沿ってリクードとの連立離脱を決定した。9日の党首選でペレツ党首に敗れたペレス特別副首相(元首相)は委員会を欠席。ペレス副首相が党内の支持者を率いて新党に加わる可能性もある。
 リクード内の対パレスチナ強硬派は9月にガザ地区撤退を実行した首相に反発を強めており、離党決断の背景には、党内にとどまっても首相の政策への抵抗が今後も根強いとの見方がある。(日経、11/21)
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2005/11/21

『エリザベスタウン』 (2)  映画

前の『エリザベスタウン』の記事のコメント欄で書いたことを整理してまとめてみました。

『エリザベスタウン』
ー中途半端さが味わいになっている奇妙な映画ー

この映画は中途半端なつくりのところがあり、それが不評の要因のひとつになっているのかもしれませんが、個人的にはその中途半端さが味わいとなって面白く思えてしまうという奇妙な作品のように思いました。

キャメロン・クロウ監督は、ビリー・ワイルダーにインタビューした「ワイルダーならどうする?」という著書があるぐらいのシネフィルの監督で、この映画でも往年のハリウッド映画へのオマージュと思われるところが散見されました。
まず『ローマの休日』のワンシーンがテレビに写っていて、引用されているところがあります。それから送別会のシーンでは『ティファニーで朝食を』の曲、ムーンリバーが流れます。これらはオードリー・へップバーンへのオマージュでしょう。
また主人公の父と母は東京のエレベーターの中で出会ったという設定ですが、これはワイルダー監督の『アパートの鍵貸します』のシャーリー・マクレーンがエレベーター嬢という設定から来ているように思います。
そういえば、仕事に失敗して傷心の青年とスチュワーデスという設定は『アパートの鍵貸します』のジャック・レモンとシャーリー・マクレーン(エレベーター嬢)の設定に関連性があるような気がします。

このように過去の映画へのオマージュがあるのですが、しかし散発的にそうしたシーンや設定が盛り込まれ、話の流れとして結び付いて機能していないような感じはします。
たとえば、これは靴の製造に失敗してという話なのだから、靴の製造の話に『ローマの休日』の王女の靴のシーンからの引用やスーザン・サランドンがタップで踊るシーンを関連づけていけばもっとストーリーの脈絡がつながっていったのではないかと思うのですが、そうしたことはしていないようです。
もしかしたら、単にうまくストーリーを連関させることに失敗したのかもしれません。
しかし、この映画が不思議なのは、設定や展開はそんな馬鹿なと思えたりリアリティがないものなのにもかかわらず、シーンごとにはリアリティが感じられることです。それは、オーランド・ブルーム、キルスティン・ダンスト、スーザン・サランドンらの役者の演技が自然体でナチュラルなので、突飛な設定でも気持ちが伝わるものになっているからかと思います。
そして、気持ちの中途半端さということを、中途半端なつくりの映画であるがゆえに伝えるものになっているように思うのです。
そもそも実際の恋愛の局面でも気持ちというのは中途半端にあったりするものではないかと思います。たとえば「これは恋愛なのかなあ?」とか、「とても今は恋愛どころじゃないんだけど」とか、そんな風に思いながら恋愛をしていたりしないでしょうか?
あるいは、恋愛だけではなく、たとえば親や知人が死んだら悲しい一方なのかというと、そうでもなかったり、いろいろな感情が混合して中途半端に人の中にはあるように思えます。
つまり、この映画が中途半端でだらだらしたつくりの映画だからこそ、そういう中途半端な状態の感情が伝わる作品になっているように思うのです。
もしかしたら、キャメロン・クロウ監督が作り方に失敗してそうなった要素もあるのかもしれないけれども、意図してこのように作っているようにも思えます。
少なくとも、設定のリアリティはある程度、無視して、各シーンの役者のナチュラルさを大切にしようという意図はあったのではないかと思われます。

個人的にはこの映画でキャメロン・クロウ監督がやっていることは『女は男の未来だ』でホン・サンス監督がやっていることに通じるところがあるような気がちょっとしました。
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2005/11/18

『エリザベスタウン』  映画

奇妙な味わいを持つ、脱力系恋愛ごっこ映画だと思いました。
「脱力系恋愛映画」ではなく「脱力系恋愛ごっこ映画」と書いたのは、この映画の話は男と女の双方が「本当の恋愛」ではなく「恋愛ごっこ」であることを意識しあって対峙しているとしか、思えないから。たぶん本当の恋愛はまだ始まっていない。
そもそもいくら恋愛はいつ始まるかは分からないとはいえ、この映画の主人公が置かれた最悪の状況では恋愛どころではない。むしろ、この状況で始められてしまったのは「本当の恋愛」ではないことが意識されているからではないだろうか。「本当の恋愛」ではなく「恋愛ごっこ」でなければとてもあの状況では始められないと思う。しかし、逆に言うと、ハードな状況だからこそ、そういう気晴らしの「恋愛ごっこ」を必要としている状況なのであり(大体、本当に真剣な恋愛というのはハードなものだから他のことでハードな状況でさらにそうしたハードなものは抱え切れないのだから)、たぶんこの主人公は「恋愛ごっこ」と割り切ったからこそ、逆に「本当の恋愛」とは異なる映画みたいな「恋愛ごっこ」を一時的に出来るかもしれないと思って試そうとしたのだと思う。この状況だからこそ逆に「現実の恋愛」とは別に憧れていた「映画みたいな恋愛」を一時的な遊びとしてしようとしたのではないだろうか。
女の側がなぜそれに反応したのかという疑問はあるかもしれないが、とりあえず女の側にもハードな現実の恋愛とは別に「映画みたいな恋愛ごっこ」をしてみたいというなんらかの欲求があったのだと了解するしかない。女の側がこういう反応をするかという疑問は、もしキルスティン・ダンストが演じていなければたしかに違和感として残ったかもしれないが、この女を演じるのがキルスティン・ダンストであるがゆえに納得できるような気はするのだ。
キャメロン・クロウ監督は「ワイルダーならどうする?」という本を書いているぐらいなのだからシネフィルなのは疑いようもなく、この映画でもオードリー・へップバーンにオマージュを捧げたらしきシーンも出てくるのだけれども、しかしこうした過去の映画へのオマージュが、前述したように「映画みたいな恋愛ごっこ」をしようとしていることに重ねられているところにこの作品のひねりがあると思う。
そして、がちがちの必然性がある展開をするドラマとしてつくりこんでしまわないで、脱力系の、唐突に必然性がないことがいきなり起こるだらだらしたタッチであることで「映画みたいな恋愛ごっこ」をしている2人の距離感を微妙にとらえ出しているのだと思う。
さらに、この映画の中では深くはつっこまれて描かれていないが、この主人公の父と母はいい時ばかりでなく関係が悪い時やいろいろな時があったはずで、そうしたハードな父と母の恋愛の話が、一時的な恋愛ごっこをしている2人と対比して見せられることによって、「恋愛ごっこ」なのにもかかわらずその中にある真実味がある感情がふとこぼれてしまっているのではないだろうか。
いや、「恋愛ごっこ」であったって人と人とにそれぞれ感情というものはあるわけで、逆に「ごっこ」だからこそ、真実味がある感情がこぼれてしまうということもあるのかもしれない。
特に、それを演じるのがやっぱりキルスティン・ダンストであるわけだから、「ごっこ」であったとしても、いや、「ごっこ」であるがゆえにより一層、等身大の真実味がある感情がこぼれてしまうのだと思う。
とかく、性格ブスとも言われるキルスティン・ダンストだが、決して性格ブスというわけではなく、「等身大の女の子」なんだと僕は思うのだ。「等身大」と言っても「等身大の普通の女の子」なのではない。「等身大の変わった女の子」なんだ、キルスティン・ダンストは。
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2005/11/18

『ALWAYS 三丁目の夕日』  映画

評判の作品で期待していたのですが、それほどでもなかったでしょうか。
CGやセットによる昭和33年の東京の町並みの再現はたしかに素晴らしく、建設中の東京タワーを見ているとなんだか胸騒ぎを覚えて途中まではかなり乗って見ていたのだけど、だんだん平板な展開のように思えてきてしまい、ちょっと後半は飽きてきてしまいました。
いくつかのエピソードが平行して進むのだけれども、それぞれのエピソードはよくまとまっていていいシーンもあるのですが、いろいろな人物の話が絡んでいき大きなクライマックスを形成していくという風に進むのかと期待していたら、そうでもなく、いろいろなエピソードが平行して進む一方な感じなので、いろんな話のオムニバスを見ているような感じがしてきてしまいそこがちょっと平板に思えてしまったようです。
それと、堤真一や吉岡秀隆がかっとして暴力をふるったり喧嘩したりするシーンがあるのだけど、そうした喧嘩がすぐおさまってしまい、またたとえば酒を飲んで暴れるみたいなシーンがまるでなかったのも、ちょっとリアルさに欠ける気がしました。かっとなる性格ならそういうシーンがもっとあっていいように思ったのですが。
たとえば日本映画の名作と言われる『無法松の一生』の主人公、無法松はもっと型破りの粗野で喧嘩ばかりしている人物だけれども、一方では純情だったり人情味があったりするところがあってその2面性が魅力となっていると思うのですが、この映画の登場人物たちの2面性の描き方はそれほど徹底していなくて、ちょっと中途半端な感じがしました。
とはいえ、再現した当時の町並みを見るためだけにでも見る価値はある作品かとは思います。
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2005/11/17

塩田明彦監督で実写版『どろろ』  映画

(ニュース)
手塚漫画「どろろ」妻夫木&柴咲で実写映画化 日本発「ロード・オブ・ザ・リング」
 
 漫画家の故手塚治虫さんの最高傑作ともいわれる漫画「どろろ」が、俳優の妻夫木聡(24)、女優の柴咲コウ(24)主演で実写映画化されることが16日、分かった。タイトルは「どろろ DORORO」で、目、耳、手など48の部位を魔物から取り返すために戦う青年と、男装をした女こそ泥の旅を描く。20億円を超える製作費を投じ、来年1月からニュージーランドなどで撮影。07年に東宝系で公開予定だ。
 04年にTBS系「オレンジデイズ」で感動的な恋愛物語を演じた妻夫木聡と柴咲コウが本格アクション満載のロードムービーに挑む。
 「どろろ DORORO」は父親である武将が48の魔物と契約を結んだため、目、耳、口、手、足など48の体の部位を奪われ、肉の塊のような姿で生まれた百鬼丸が主人公。作り物の手足をつけた百鬼丸が自分の体を取り戻すため、左手につながれた刀や武器を駆使し魔物たちを倒していく。
 原作は1967年から68年に「少年サンデー」で連載。69年にアニメ化されたほか、小説やテレビゲームになっているが、実写化は初めて。百鬼丸を妻夫木が、百鬼丸と出会い一緒に旅をする男装のこそ泥の女の子、どろろを柴咲が演じる。
 原作では、どろろは小さな女の子だが、「百鬼丸とどろろの関係性をよりスリリングなものにしたい」という製作サイドの意向で24歳の柴咲をキャスティング。時代も原作の日本の戦国時代から変更、特に定めない方針という。
 ド派手戦闘シーンに挑戦する妻夫木は、2か月以上もアクションを猛特訓しているそうで「最初に台本と触れたときの面白さを、早く味わってもらいたい」。原作とはちょっと違ったどろろを演じる柴咲も「手塚治虫さんの話は大好き。この作品にかかわれることを本当にうれしく思う。映画でしか味わえない空間をつくれるように励みたいです」と気合十分だ。
 監督は「黄泉がえり」などで知られる塩田明彦氏。アクション監督は「HERO」「LOVERS」で知られる中国の程小東(チン・シウトン)氏。撮影は来年1月〜4月、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズがロケされたニュージーランドを中心に行われる。平野隆プロデューサーは「日本発、アジア版の『ロード―』を目指したい」と鼻息を荒くしている。

◆アニメ化多数も少ない“試み”
 「ジャングル大帝」など多くがアニメ化されている手塚作品だが、実写化は意外と少ない。77年に「ブラック・ジャック」の中のひとつのエピソード「瞳の中の訪問者」(大林宣彦監督)が宍戸錠主演で実写映画化されたほか、78年には「火の鳥 黎明編」(市川崑監督)がアニメと実写の合成で映画化。「ブラック―」は加山雄三らの主演で何度かドラマ化されている。また、99年には「鉄腕アトム」のハリウッドでの実写映画化が発表された。
(スポーツ報知) - 11月17日9時40分更新
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2005/11/17

東京12チャンネルでフライシャー  映画

東京12チャンネルでリチャード・フライシャー監督の『バラバ』を放送!
唐突に凄いものをやるね。
とりあえずビデオをセットしました。
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2005/11/15

『フラッシュ』誌、横田めぐみさんの最近の写真?  ニュース

*本日、発売の『フラッシュ』11月29日号に、横田めぐみさんを今年5月に撮影した写真についての記事が掲載されています。以下が記事内容。

独占入手 韓国人夫の情報が報道された直後・・・
横田めぐみさん 今年5月に撮られた「最近影写真」
真贋と流出経路を本誌が徹底検証

 11日に休会した六カ国協議では、案の定、拉致問題の解決にまったく進展が見られなかった。しかし一方で「横田めぐみさんの夫は、拉致された韓国人だった」という新情報が流れた。本誌は今年5月に平壌で撮影されたという、横田めぐみさん(41)本人だとされる写真を入手した。過去に多くの生存情報が報じられためぐみさんだが、近影写真の流出は初めてのケース。
 本誌が衝撃写真の入手過程と、その真偽を徹底調査した。

「この写真は今年5月に平壌市内で撮られたもので、横田めぐみさん本人といわれる女性が右側に写っている。私が北朝鮮内部の協力者に撮影を依頼したものだ」
 横田めぐみさんの近影写真を入手したというのは、99年に脱北し、現在はソウルに住む金相万氏(仮名・50)。金氏は北朝鮮の特殊機関である国家安全保衛部の元幹部。数年前、日本のマスコミで拉致された日本人の目撃証言をして、新聞やテレビなどでも取り上げられた人物である。金氏は現在、拉致された日本人の救出活動を続けているのだ。
 野外食堂風の場所でコップを手にしためぐみさんとされる女性は、黒服の服装でネックレスや腕時計をしている。かつて北朝鮮が出してきた写真と比べると、不鮮明であるが顔の輪郭などが似ているようにも見える。しかしなぜ、この写真が入手できたのだろうか? 金氏が説明する。
「撮影日は今年5月の休日で、場所は平壌市内を流れる大同江(テドンガン)の中州・綾羅島(ヌンラド)の保養施設。休日に外出しためぐみさんを遠距離から撮影した。左側でチマチョゴリを着ている女性も拉致された日本人だというが、氏名など詳細な情報は不明だ」
 めぐみさんは日本人と行動を共にしていると言う金氏。写真の入手方法については「私が撮影を依頼した国家安全保衛部の幹部は、私が脱北以前から親しくしていた人物で、携帯電話を使って連絡を取り合っている。彼は部下に撮影を指示したと言っている。今回は撮影した後、中国に住む私の知人が北朝鮮に渡り、幹部に会って写真を受け取った。知人には誰の写真なのか教えていない。わかった場合、危険に怖気づく可能性があるからだ。私は北朝鮮内の協力者にデジタルカメラや現金などを送っている」と言う。
 さらに金氏は、幹部を通じてめぐみさんの生存情報を聞いたという。
「今年1月、めぐみさんら5名の拉致日本人は江原道安邊(カンウオンドアンビヨン)郡にある島に監禁されていた。ここは朝鮮人民軍空軍所属の基地だ。北朝鮮は拉致日本人を一定の場所に集めて、日米の監視の動きを警戒しつつ、それを欺くために北朝鮮国内を移動させているというわけだ。さらに先月、めぐみさんは北朝鮮北部の先鋒(ソンホン)市に近い金日成の別荘に他の拉致日本人と一緒に収容されていたという。めぐみさんには10人近い警備陣が24時間張りつき、自由に行動することはできないが、食生活などの待遇はよいと聞いている」
 金氏の情報は驚く内容だ…。本誌はめぐみさんの両親にこの写真を見てもらった。
 母親の早紀江さん(69)は、「直感ですが、この女性はめぐみではないと思います。でも、情報が何もない状態では進みませんから、この写真がきっかけになって、ほかの鮮明な写真が出てくればありがたいです」と言う。
 同じく父親の滋さん(73)は、「めぐみとは顔の作りが違うような気がします。しかし、火のないところに煙は立たないと思っています。この写真が出ることは、私たちにとってマイナスではなくプラスだと思います。世間の人が関心を持ってくれればありがたい。未確認の情報であっても知りたい」と語った。
 現時点で、この写真に写る女性をめぐみさんと断定する証拠はないが、否定もできないだろう。日本政府が、以前ほど拉致問題の解決に積極的でない現状で、脱北者がもたらす情報は貴重である。最後に金氏が話す。
「脱北後に知ったことだが、私が北朝鮮で親しくしていた人物は拉致された日本人だった。生存しているなら救出したいと思っている。だから私はさまざまな情報網を張り巡らして動いているのだ。私にできることは、今後もおこなっていくつもりだ」
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