2006/2/1

『ホテル・ルワンダ』  映画

これは微妙でした。
おそらく見る人が感情移入しやすいようにそうしたのでしょうが、主人公がふらふらしている性格で、お金で事態を解決しようとしたかと思ったら、突然、正義感を発揮したりします。戦時下でのそうした人間の姿を描こうというねらいは分かりますが、ところどころ、どうして心変わりをするのか、主人公の気持ちの変化がよくつかめず、あまりにいきあたりばたりに行動しているように思えてきてしまいました。
またネタバレになるといけませんので具体的には書きませんが、この主人公がもしもの場合はということで妻に言った発言はあまりにも不用意な発言のように思え、どうしてそんなことを言うのかと唖然としてしまいました。
もしかしたら人間というものの煮え切らなさを描き出しているとも言えるのかもしれませんが、見ている時は僕は気持ちがついていけずに困ってしまいました。
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2006/2/1

『イノセント・ボイス 12歳の戦場』  映画

『スタンドアップ』も『ホテル・ルワンダ』も『男たちの大和』も個人的にはいまいち乗れないところがあるのですが、これは好きですね。
演出などは雑なところがあるような気はしました。
また戦闘シーンかと思ったら、無邪気に子供たちがユーモアをかわすシーンになったり、大体、いつ弾が飛んでくるのか分からないのにけっこう平気で子供たちが町を出歩き遊んでいたり、さらには『小さな恋のメロディ』みたいな女の子との甘酸っぱいシーンまであって・・おいおい、南米ならではの大らかさなのかもしれないが、呑気過ぎないか?とは最初、見ていて思いました。これは非難して言うわけではなく、率直にびっくりしてあきれてそう思ったのです。
しかし、そういうシーンがこの映画がやろうとしていることなのだろうと途中から思い直しました。
つまり、この映画は子供が子供であり続けるための戦いを描いた作品なのではないでしょうか?
少年が12歳で戦場に行くという、過酷というよりほとんどむちゃくちゃな状況の中で、子供が子供でいられなくなる状況の中で、主人公の少年はなおかつユーモアや想像力で無邪気に笑ったり遊んだり、つまりは子供であり続けようとしているかのように思いました。子供であり続けようとするところにこの主人公の少年の戦いがあるのだと思い、そこに感情移入していきました。
ある意味でこの作品は『戦場のピアニスト』の逆を行くものなのかもしれません。『戦場のピアニスト』は戦場で人間が人間的な感情を喪失していくのを描いていました。それに対して、この『イノセント・ボイス』は感情を喪失しようとしている少年が感情を持ち続け、子供でいつづけようとする闘争を描いたのではないかと思いました。
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