2006/2/6

『続清水港(清水港代参夢道中)』  映画

新文芸座で『続清水港(清水港代参夢道中)』鑑賞。結局、見に行ってますが・・。
次郎長シリーズの番外編で、片岡千恵蔵が現代からタイムスリップして森の石松になってしまう話と聞けばやはり見たくなってしまうのですが、いやー、本当にひたすら面白い。1940年のこの作品よりも面白い日本映画が近年、果たして何本、あるのだろうか・・。
現代の舞台の演出家(片岡千恵蔵)が演出する芝居のアイデアを考えているうちにタイムスリップして(というか、夢の世界なのかもしれないけれども)江戸時代の森の石松になっているという話で、話の構造が二重構造になっているところがまず面白い。物語というものはこうやって面白くするんだと思う。
また、マキノ映画の特徴だけど、エキストラひとりひとりに至るまで芝居がついていて、画面に写るすべての人間のちょっとした仕草、動きでなんともマキノ的な空間を編み出している。早撮りで知られたマキノだけど、決して雑に撮っているわけではなく、むしろ、エキストラひとりひとりに芝居をつけ、画面の細部に至るまで徹底的にマキノ的空間をつくりだすという点では完全主義者だとも言える。
それから、やはりマキノ映画の特徴である、轟夕起子が演じる女性の勝ち気なキャラクター。マキノ映画に出てくる女性はなんともモダンで魅力的。
さらには、ところどころ、浪曲のような語りが入り、これがミュージカルというのかオペレッタの感じになっている。
マキノ映画の魅力満載の作品でした。
0

2006/2/6

薬害エイズ、9割以上がC型肝炎ウイルスにも重複感染  公害・薬害・環境・医療問題

(ニュース)
<薬害エイズ>治療発達でも200人死亡 目立つ肝疾患
 薬害エイズ事件で、国や製薬企業を相手取って訴訟を起こした原告のうち、医療技術の発達でエイズが「死の病」ではなくなった最近10年間で200人を超える人が死亡したことが、薬害エイズ被害者の支援組織「はばたき福祉事業団」(東京都)の調査で分かった。事業団は、非加熱の血液製剤でエイズウイルス(HIV)に感染した9割以上がC型肝炎ウイルス(HCV)にも重複感染し、エイズではなく肝がんなどの肝疾患で死亡するケースが急増しているとみている。【玉木達也】
 ◇和解10年…支援組織が検証へ
 事業団は今月中にも死亡者について調査検討会を設置し、死因や治療実績などの検証作業に乗り出す。
 事件の風化が危惧(きぐ)される中、今年3月には国などが責任を認めて事件の和解が成立し10年を迎える。事業団は、検証作業を通じ、被害者救済を約束した国の対策に問題がないかどうかを追及する。
 事業団によると、1月19日現在、全原告1371人のうち、43%の586人が死亡。特に抗HIV薬を複数投与する「カクテル療法」などの治療が発達し、エイズが「死の病」でなくなった96年以降、05年までの10年間に全死亡者の35%を占める207人が死亡していた。
 最近の死因で目立つのはエイズではなく、HCV感染による肝疾患。事業団が東京HIV訴訟の原告に限って調査したところ、03年は死亡者9人中7人、04年9人中5人、05年10人中9人がHCVによる肝疾患が原因で死亡。96〜05年の10年間でみても死亡した119人の4割近い44人が同じ原因で死亡していた。
 HIVとHCVの重複感染は肝炎の進行を早めるため、早期のHCVに対する抗ウイルス治療が必要とされる。しかし、すべての医療現場で適切な対応がされているかは疑問で、事業団などは厚生労働省に指導を要請。同省は1月16日付で、都道府県の担当課を通じ、エイズ治療拠点病院に対して重複感染者に適切な治療をするよう通知を出したばかり。
 事業団では和解10年を節目と位置づけ、近く調査検討会を正式に発足させる。具体的には、遺族の同意を得て死亡者のカルテ開示などを行い、死因や適切な治療が行われたのかを医療の専門家とともに分析する。
 事業団理事長で被害者でもある大平勝美さん(56)は「亡くなった薬害被害者がこのままでは科学的な検証もなく闇に葬られてしまう。悲劇を繰り返さないためにも検証し、問題点が分かれば、国に改善を求めていきたい」と話している。
(毎日新聞) - 2月6日3時4分更新
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ