2006/2/10

九弁連が水俣病の実態調査  公害・薬害・環境・医療問題

*水俣病公式認定50年を迎える今年、いよいよ根本的な問題である認定制度そのものを見直す動きが出て来たようです。

(ニュース)
九弁連 人権救済申し立ての2000人対象に実態調査へ
 九州弁護士会連合会人権擁護委員会のワーキンググループが水俣病被害の実態調査に入る方針を決めたことが九日、分かった。九弁連には水俣病関西訴訟最高裁判決後の認定申請者らでつくる二団体の約二千人が人権救済を申し立てていた。ワーキンググループは被害や現状を把握し、認定制度の見直しを環境省などに迫りたい考え。十八日の委員会に諮り正式決定する。
 人権救済を申し立てているのは水俣病出水の会(尾上利夫会長)と水俣病不知火患者会(大石利生会長)の約二千人。同委員会によると、これらの申立人に二月中に調査票を郵送し、(1)健康被害が生じた時期や被害の内容(2)過去に認定申請などをしたことがあるか(3)行政への要望などを尋ねる。公式確認五十年を迎える五月までに結果を発表する予定。
 これと並行して三月には、ワーキンググループのメンバーが現地を訪問。チッソ水俣本部や不知火海を視察するほか、申立人代表と意見交換する。同委員会副委員長の前田恒善弁護士は「汚染された魚介類を食べ、症状がある人はすべて救済されるべきではないか」と話している。
 二団体は昨年九月、「最高裁判決で行政責任が確定したにもかかわらず、正当な救済が図られていない」などとしてそれぞれ人権救済を申し立てた。水俣病不知火患者会は同十月、国と熊本県、チッソを相手に損害賠償請求訴訟を提起。水俣病出水の会も訴訟を検討している。水俣病不知火患者会の瀧本忠事務局長(45)は「被害者の全面救済につながることを期待したい。ただ、実態調査は本来、国が積極的にやらねばならないことだ」と話している。(久間孝志、並松昭光)
(熊本日日新聞、2006年2月9日夕刊)
0

2006/2/10

『ミュンヘン』  映画

いやー、面白かった。
『宇宙戦争』は途中で飽きたけど、今回は飽きない。というか、後半に行くに連れてぐんぐん面白くなっていく。これはある種のフィルムノワールだと言えるのだろうか。つまり、誰が敵で誰が味方かの区別も錯綜してわけがわからなくなっていく。マチュー・アマルリックが演じる人物は二重スパイだったのだろうか?
逆に政治的にはどっちつかずで、イスラエルとパレスチナのどっちよりとも言えないのかもしれない。これでは双方から批判が出るのは分かる。しかし、本作はイスラエルとパレスチナのどっちかというよりも国家と個人(テロリスト)の関係を問い直すのが主題ではないだろうか。
そして、ところどころで出る女性がなんとも印象的で、スピルバーグってこんなに女がうまく撮れる監督なんだっけ?と驚いてしまう。イスラエルの女首相ゴルダ・メイア役のリン・コーエンと、先日、監督作品『ラクダと針の穴』を見て感銘を受けたばかりのヴァレリア・ブルーニ・テデスキが好演しているのだが、なんといっても圧巻だったのはマリ=ジョゼ・クローズが演じるオランダ女。『みなさん、さようなら』のマリ=ジョゼ・クローズもちょっといかれた感じで印象的だったけど、今回の女っぷりには参りました。そういえば三人の女が印象的だからこれはスピルバーグの『三つ数えろ』なのかも(注)。なんて書くと冗談みたいだけど、スピルバーグ作品へのハワード・ホークスの影響は『ジョーズ』『ジュラシック・パーク』などでも見られ、かなり意識しているようだし、ああいう女ってちょっとホークスの映画の女みたいだと思うのだけれども。

(注)
アイェレット・ゾラーが演じる身重の妻も印象的だったことを書き忘れました。そうすると4人の女になり、全然、『三つ数えろ』じゃないですが・・。やっぱりいい加減な思い付きを書くとすぐボロが出ますね。
0



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ