2006/8/11

イスラエル苦戦か?  イスラエルとパレスチナ、中東

下記のブログによるとイスラエルが苦戦している状況のようである。

(以下、引用)
http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2006/08/post_d402.html

2006-08-11
〔NEWS〕 イスラエル前国防副大臣 「イランとの戦争は不可避」
 米誌「ニューズ・マックス」(電子版、8月9日付け)がテルアビブ発で伝えたところによると、イスラエルのエフライム・スネー前国防副大臣は同誌のインタビューに対し、「この(戦争の)ラウンドが終わったあと、次のラウンドが来ることは疑い得ない。それはイランとの戦争が終わっていないからだ。第2、第3ラウンドのシナリオがどうなるかわからないが、それが来ることだけは確かだ」と述べた。
 スネー氏はバラク内閣の国防省を、最高位の軍人として率いた人物。過去13年間にわたり、イスラエルの国会議員らとともにワシントンを繰り返し訪問し、「イランの脅威」を強調して来たという。
 同氏はインタビューのなかでイランを「イスラエルの国家的存続を危うくする唯一の敵である」と言明した。

http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2006/08/post_f6c7.html

2006-08-11
〔NEWS〕 アモス・オズ氏らイスラエルの作家 レバノン戦争の拡大に反対し停戦l交渉を呼びかけ
 イスラエルを代表する3人の作家、アモス・オズ、A・B・ユェホシュア、デイビッド・グロスマンの3氏が8月9日、テルアブビ市内で記者会見し、イスラエル軍のレバノン侵攻拡大に抗議する意志を表明するとともに、レバノンのシニオラ首相が提示した停戦案を受諾し、即時停戦をするよう政府に求めた。
 オズ氏らは6日の日曜日にも、停戦と交渉を求める意見広告を新聞に掲載している。
 イスラエル紙「ハーレツ」によると、記者会見でオズ氏は、イスラム過激派があらわにしている憎悪のサイクルは、イスラエル・パレスチナ紛争でみられるものと異なっている、との考えを示した。
 オズ氏はさらに、ヒズボラはイスラエル社会の破壊を狙っているとして、「イスラエルが軍事的挑発に対応していることは正しい」と発言。しかし、「時間が経つにつれ、ヒズボラをすべて殲滅するといった、とんでもない、非合理な目標が飛び出してきた」として、シニオラ首相の7項目停戦案には「ブラックホール」はあるものの、それを交渉のベースとして受け入れるべきだ、と述べた。

http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2006/08/post_7a67.html 

2006-08-11
〔NEWS〕 驚きたじろぐイスラエル軍 ヒズボラ、地下40メートルに空調バンカー(壕) 新式の対戦車ミサイルも装備
 英紙ガーディアン(電子版、8月11日付け)が報じたところによると、レバノン南部に侵攻したイスラエル軍がヒズボラの装備、陣容に驚き、たじろいでいる。
 イスラエル軍当局者の証言として同紙が伝えたところによると、同軍が発見したヒズボラのバンカー(地下壕)は地下40メートルに張り巡らされており、空調装置が設置されていた。備蓄されていた対戦車ミサイルも、コルネット(ロシア製)、TOW(米国製)、それにフランス製といった新式のもだが、中にはイスラエル軍当局が「知らない」ものも含まれていたという。
 この超深度・地下バンカーによって、ヒズボラは戦力を温存、イスラエル軍部隊をやり過ごしたあと、背後から急襲する作戦をとり、戦果をあげている。
 ヒズボラの対戦車ミサイルは、イスラエル軍が世界最強と誇る「メルカバ戦車」の装甲を貫通する能力を持っているという。 

http://onuma.cocolog-nifty.com/blog1/2006/08/post_abf1.html

2006-08-11
〔NEWS〕 イスラエル戦車部隊 撃退さる 「メトゥラ丘陵」制圧ならず
 英紙ガーディアン(電子版、8月10日付け)によると、イスラエル軍はビント・ジベイルなどを含む戦略的な要衝である「メトゥラ丘陵」の攻撃に失敗し、10日朝、数十両の戦車が国境のマルジャヨーン村に撤収した。
 撤退の間もヒゾボラによる反撃は続き、村から400メートル以内の至近でイスラエル戦車1両が対戦車ミサイルを被弾し、炎に包まれた。戦車の隊員は脱出し、友軍に救われた。
 同村の住民は同紙の電話取材に対し、「村から500メートルのところで戦車2両が炎上した」と目撃談を語っている。
 イスラエル軍は同丘陵の東麓に取り付き、攻撃を続けていた。
 9日夜から10日未明にかけ、激しい戦闘が続き、夜空を焦がした。
 一方、11日付けの同紙報道によると、イスラエル側から今月5日、レバノン南部に入った同紙記者は「イスラエルの戦果は見当たらず、失敗の証拠を見るのみ」とレポートしている。

 (大沼・注)
 イスラエル軍の敗色は濃厚だ。
 米国が「停戦」に乗り出すのは。負け戦がはっきりしだしたから。

 焼け焦げた戦車、走行不能に陥り放置された戦車。
 それが何よりの証拠である。

(引用、終わり)

どうもイスラエル苦戦とのことだけど・・。(もっとも苦戦と言いながら多くの民間人を被害者として巻き込んでいるのだからいっそう虚しいことをしていると思うわけだけれども・・。)
それにしても上のブログのニュースで

>備蓄されていた対戦車ミサイルも、コルネット(ロシア製)、TOW(米国製)、それにフランス製といった新式のもだが

とあるが、ロシア製、フランス製だけでなく米国製のミサイルもあるのか? つまり、アメリカの軍需産業はヒズボラにも兵器を売ってもうけているってこと? もうけりゃどこでもいいのか?

それから、アモス・オズ氏にして、「イスラエルが軍事的挑発に対応していることは正しい」とある程度は今回の軍事攻撃を認めているのだろうか? 上の記事によるとイスラエル・パレスチナ紛争とヒズボラとの紛争には違いがあるという認識のようなのだが、どう違うんだろうか?
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2006/8/11

『のだめカンタービレ』月9ドラマ化  テレビ・ラジオ

*上野樹里と玉木宏、どうなんでしょうね。まあ、たぶん見ないだろうけど。テレビドラマ、最近、ほとんど見ていませんので。

(ニュース)
フジ月9「のだめ」で視聴率奪還だ! [08月10日 06時12分 スポニチ]

 クラシック音楽の世界をコミカルに描き、コミックの売り上げ累計が1100万部の人気漫画「のだめカンタービレ」がフジテレビで連続ドラマ化される。月曜午後9時放送の「月9」枠で、10月16日スタート。主人公の天才ピアニスト“のだめ”こと野田恵を上野樹里(20)が、彼女が一目ボレする先輩を玉木宏(26)が演じる。

 「のだめカンタービレ」は01年7月に雑誌「KISS」(講談社)でスタートした、二ノ宮知子さんの人気漫画。“敷居の高い”クラシック音楽の世界を個性的なキャラクターでコメディーとして描いている異色の作品だ。作品に出てくる曲を集めたCD発売や、演奏会なども行われブームを広げている。

 ドラマ化は数年前からファンの間で熱望されており、民放各局が激しい争奪戦を展開した末、フジテレビの「月9」が獲得した。同枠は現在放送中の「サプリ」が平均視聴率14%前後で伸び悩んでいるが、待望の作品のドラマ化で巻き返す。

 主人公の「のだめ」は、音大でピアノを学ぶ学生。音楽を一度聴けば演奏できるという天才的な面を持ちながら、楽譜を読むのが苦手。風呂嫌いの掃除嫌いで部屋はゴミだらけ。恋愛ドラマが多い「月9」でも異例の強烈なキャラクターには、映画「スウィングガールズ」でサックスに没頭する高校生を好演した上野が抜てきされた。また、のだめが恋する音大の先輩で、ピアノ科に在籍しながら指揮者を目指すイケメン完ぺき主義の千秋真一を玉木が演じる。

 上野は「原作の漫画がとても面白いので、ドラマもそれに負けないように最後までパワフルにハートフルに頑張りたい」と意気込み。玉木は「ピアノ、バイオリン、指揮も初めての経験で、ただいま猛特訓しております。全身全霊をこめて千秋を楽しんで演じきりたい」と語っている。

 ほかに、原作ではドイツ人という設定の世界的指揮者役を竹中直人(50)。のだめらを取り巻く仲間を瑛太(23)水川あさみ(23)小出恵介(22)上原美佐(22)らフレッシュな若手が演じる。

 ◆玉木 宏(たまき・ひろし)1980年(昭55)1月14日、愛知県生まれ。01年映画「ウォーターボーイズ」で注目される。04年歌手デビュー。出演作に映画「変身」、ドラマ「赤い運命」「氷壁」NHK大河「功名が辻」など。血液型B。

 ◆上野 樹里(うえの・じゅり)1986年(昭61)5月25日、兵庫県生まれ。01年「クレアラシル」のCMで芸能界入り。出演作にNHK連続テレビ小説「てるてる家族」映画「笑う大天使(ミカエル)」「出口のない海」など。血液型A。
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2006/8/11

『ゲド戦記』  映画

アーシュラ・K・ル=グウィンの『ゲド戦記』だけではなく、『ゲド戦記』の影響を受けた宮崎駿のマンガ『シュナの旅』を参照している。が、もとネタの『ゲド戦記』そのものに宮崎吾朗監督が愛着があることは伝わって来る。

ル=グウィンという作家は、また僕流に大雑把な物言いをしてしまうのだけれども、反権力ではなく脱権力の物語を描いてきたと言えるのではないだろうか。宮崎駿と同様、左翼作家であることは間違いないけれども、独特のフェミニズム思想(厳密には世間一般に考えられているフェミニズムというのとはちょっと違うル=グウィン独特の世界観のものかもしれないけれども)に基づくル=グウィンの思考は単純に共産主義的世界を賛美するものだとは言えないだろう。『所有せざる人々』はちょっと共産主義を賛美するユートピアの話のように思えるかもしれないが、『闇の左手』は共産主義的世界を批判しているようにも読める。
『ゲド戦記』は魔法の力をいかに使えばいいのかということで葛藤する魔法使いを描いたものである。ここでは魔法使いも万能ではない。使い方を間違えると世界の循環をくずし、魔法使いが魔法を使う力をなくしてしまうことも起こる。権力のために魔法を使う者が賢人とは言えない。真の賢人は魔法を使って権力を持とうとすることを放棄する者なのだ。だからゲドは大賢人と言いながらふらふら旅しているだけでほとんど何もしてないようなやつなんだけど、そういう権力は握らずにひっそりと生きているやつこそが大賢人なのである。魔法を使って権力を握ろうとする男たちをこうした脱権力へと導くのは女たちである。この点がフェミニズムの思想をベースにしている。

ジブリの映画『ゲド戦記』は、『ゲド戦記』5部作(外伝は除く)のうち、第3部『さいはての島へ』、第4部『帰還』のストーリーを下敷きにしているようである。ゲドというより王子、アレンが主人公になっている。ここがまずわかりにくさの要因になっているのかもしれない。つまり、『ゲド戦記』と言いながらゲドが主人公ではない。もともと脱権力を模索する物語なのであるからいわゆるヒーローが出て来るものではないこともあり、ゲドという人物がどういう人物なのか、わかりにくいし、感情移入がしにくいのかもしれない。アレンが主人公として感情移入すればいいのかもしれないけれども、不可解な、自分でもよくわからない影におびえて生きているアレンは感情移入しにくい存在ではある。
いや、自分がかかえる影との格闘の物語ならば、原作『ゲド戦記』の第1部『影との戦い』を映画化すればよかったのだ。これは若き日のゲドの葛藤を描いたものであり、初めて『ゲド戦記』の物語に接する人にはここから入るのがわかりやすいと言えるだろう。(そもそもだからこそこれが第1巻になっているんだろうけど。)
しかし、宮崎吾朗監督は第3部を映画のストーリーの基盤にした。これは父殺しというストーリーのものだったからと考えられる。つまり、当然、宮崎駿の息子の初監督作品だからそうしたストーリーにこだわったのだと思える。そうした作り手の内的必然性はたしかに感じないことはないのだけれども、でも残念ながらこの映画では親子関係がそれほど深めて描かれているわけでもない。もちろん自分でもわからない内面の何かにおびえる少年を描いたものなのだからいちいち行動の理由が明解でなければいけないということはないとは思うんだけれども、それにしても父と子の関係の具体的な描写をもっと盛り込む必要があったのではないだろうか。
また原作では自分の真の名前を知るということが重要な意味を持つのだけれども、映画だけではその重要性がわからないので、真の名前が出てきたシーンの意味がわかりにくいものになっていると思われる。

そもそもこの作品はどういう観客層を想定していたのだろうか? 子供に見せたかったのか、大人に見せたかったのか? 前の投稿「宮崎駿の野心の一考察」で分析したように、宮崎駿には渾沌とした闇の部分を描きたいという要素と、しかしアニメは子供向きにつくらないといけないという部分とで葛藤がありそれが独特の面白さを醸し出していると思うのだけれども、『ゲド戦記』は特に子供向きだからという枠は最初からこえているように思え、それがある種の可能性を感じさせるとともに、どういう観客層に何を伝えようとしたのかがつかみにくい作品になってしまっているようにも思える。
もっとも原作者のル=グウィンがそもそも子供向きとか大人向きとか、SFとかファンタジーといったジャンルわけはこえてしまっているような作家ではあるのだけれども。

「私は、「文学」という制度を構築するのは本質的に政治的行為であり、権力と管理の問題なのだとするフェミニズムの見方に賛同するようになったのです。」(ル=グウィン)
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