2006/10/31

出直してよ!「障害者自立支援法」 10・31大フォーラムのお知らせ  障害者問題・教育問題

出直してよ!「障害者自立支援法」 10・31大フォーラムのお知らせ

 いよいよ自立支援法が全面施行となります。今週は全国の自治体で、続々と障害程度区分による支給決定が出され、地域生活支援事業の要綱なども明らかとなってきています。

 4月から全国各地で、負担の影響でサービス量を減らしたり、利用を中止するといったことが起きております。また、10月実施を前に支給決定の引き下けなどを行う自治体も出ており、懸念していた問題点が予想以上の重さ・波紋をもって広がっています。

 「私たち抜きに私たちのことを決めるな!」「このままでは自立ができない!」と訴えてきましたが、そのことが具体的な現実として、障害者一人ひとりの生活にのしかかっています。

☆10月は全国統一行動月間!
 こうした新しいサービス体系の問題点を踏まえて、10月を「全国統一行動月間」として、各地域でのデモや集会、ビラまき行動等を広く開催していただき、自治体や社会へ訴えかけていきましょう!

☆10月31日には全力で結集を!
 地域での活動を積み上げて、自立支援法成立1年目となる10月31日には、昨年7月の1万1千人を上回る共同大行動を開催したいと思います。日本障害者協議会・全日本ろうあ連盟、障害者の地域生活確立の実現を求める全国大行動実行委員会が中心になり呼びかけております。

 「障害者の地域生活確立」を趣旨とする点から、応益負担の問題のみならず、障害程度区分や支給決定、移動支援事業等の地域生活支援事業、さらには、施設や病院からの真の地域移行の問題等を提起してゆきたいと思います。

全国各地から最大限の参加をお願いいたします。
http://www.j-il.jp/jil.files/daikoudou/20061031/1031top.html

出直してよ!「障害者自立支援法」 10・31大フォーラム
●よびかけ文
 日時 10月31日(火)12時集合 開始12時半〜16時半終了
 場所 東京・日比谷公園周辺
     日比谷公会堂/日比谷野外音楽堂/厚生労働省前
 内容 シンポジウム、活動・意見交流、デモ行進、国会議員要請など

10.31大フォーラム全国実行委員会
<事務局団体>
 日本障害者協議会●障害者の地域生活確立の実現を求める全国大行動実行委員会●全日本ろうあ連盟
http://www.normanet.ne.jp/~jadh/1031.html
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2006/10/30

米中間選挙戦、民主党が優勢か  ニュース

*米中間選挙戦、民主党が優勢な模様。民主党が勝った場合に、日本や北朝鮮、イラクとの関係にどのような変化が出て来るか?
またイラク駐留を問う住民投票にも注目。

(ニュース)
米中間選挙戦、民主党大きくリードで終盤に
拡大写真
 10月29日、米中間選挙戦は、野党・民主党が与党・共和党より優勢な状況で最終週に入る。写真は28日、ブッシュ大統領(2006年 ロイター/Jason Reed)  
[ワシントン 29日 ロイター] 米中間選挙戦は、11月7日の投票に向けて野党・民主党が与党・共和党より優勢な状況で最終週に入る。共和党は、党を支持する有権者に投票を呼びかけることや、争点をイラク問題から他にシフトさせることで議席の喪失を最小限に抑えたい考え。
 最近の世論調査では、ブッシュ大統領やイラク戦争への不満を追い風に民主党が支持を広げており、共和党は上下両院での過半数議席維持が危ぶまれる事態となっている。
 共和党は、一般民衆の政権交代を望むムードから、いかに状況が悪いかや、民主党の過半数議席確保につながる議席拡大(下院=15議席、上院=6議席)を阻止できるかを検討している。
 共和党の政治コンサルタント、ウィット・アイヤーズ氏は、今回の中間選挙について、ウォーターゲート事件でニクソン大統領が辞任に追い込まれたことが痛手となり、下院で48議席を失った1974年以来、最も厳しい環境とみている。
 ただ、それでも民主党か、上院、下院のいずれかで与党となることが確実ではない、とも指摘。「共和党はゴールで非常に上手くやる」としている。
 今回、共和党にとって最後の頼みは、投票率を1─2%ポイント押し上げる効果があるとされる同党得意の有権者への投票呼びかけ、それに選挙戦の焦点を一般大衆の間で不評が募るイラク戦争から別の問題に振り向けさせることだ。
 一方、民主党も、共和党の有権者動員運動への対抗する独自策を用意。
 民主党の上院選挙対策委員会のシューマー委員長は、フォックスニュースの番組で「2004年のかれらの勝利を知っており、われわれは2005年初めから準備を進めている。わが党の有権者動員努力は、この長年で初めて共和党と肩を並べるものになる」と語った。
 共和党は、今回改選される下院全435議席と上院の33議席が候補者者同士の戦いであり、ブッシュ大統領やイラク戦争をめぐる国民投票にしたいと考えている。
 <ハワード・ディーンの影>
 共和党の政治コンサルタントであるアイヤーズ氏は、民主党のハワード・ディーン委員長とナンシー・ペロシ下院院内総務を名指しし「ハワード・ディーンとナンシー・ペロシに国を支配されるという不安をあおって、共和党支持の有権者に活力を与える必要がある」などと述べる。
 独立系のアナリストからは、民主党が下院で20─35議席増やす、との見方がでている。上院については、ペンシルベニア、オハイオ、ロードアイランドで共和党から議席を奪う勢いという。
 民主党が上院で過半数議席を確保するためには、テネシー、バージニア、ミズーリのうち2州で議席を奪還するほか、ニュージャージーの議席を死守する必要がある。
 歴史は民主党に味方している。これまで、与党政党は大統領の任期6年目の選挙では議席を減らしている。最近、このジンクスが破られたのは1998年。このときは、共和党によるクリントン大統領弾劾の動きが嫌気されたことが追い風となり民主党が下院で5議席増やした。
 世論調査では、共和党が下院で民主党に圧勝した1994年と比べて政治が誤った方向性にあるとの見方が大勢を占める。
 30%台の半ばから後半で推移しているブッシュ大統領の支持率も、1994年当時のクリントン大統領(40%台の半ばから後半)を大きく下回る。
 独立系組織クック・ポリティカル・リポートの下院アナリスト、エイミー・ウォルター氏は「政治情勢を考えると、共和党が手痛い敗北を喫すのはまちがいなさそうだ。問題は、傷がどの程度深いかだ」と述べている。
 共和党のコンサルタント、リッチ・ゲイレン氏は「投票するつもりの人々が、イラク問題について見解を下していないとは信じがたい」としたうえで「いま問題なのは、何か投票のカギかだ。国内の問題は、投票意欲がそぐ」とみている。
(ロイター) - 10月30日14時53分更新

<米中間選挙>下院に加え、上院での民主党過半数が焦点に
 【ワシントン及川正也】11月7日投開票の米中間選挙まで31日であと1週間。イラク情勢泥沼化に伴う米兵死者の増加などを受け、ブッシュ政権の与党・共和党は苦戦を強いられている。各種世論調査や選挙専門家によると、民主党による多数派の座奪還が確実視される下院に加え、上院でも民主党が過半数を獲得して勢力逆転に成功するかどうかが焦点だ。
 共和党は現在、上下両院で多数を占める。定数の全435議席が改選となる下院では、民主党が改選前勢力(欠員区議席・無所属を含む)に15議席上積みすれば逆転する。米選挙分析会社ゾグビー・インターナショナルのジョン・ゾグビー氏は「民主党は25〜30議席を上積みするだろう」と指摘、他の専門家も民主党圧勝を予測している。
 一方、定数100議席中33議席が改選される上院の行方は混とんとしている。改選前勢力(同)に6議席純増で勢力を逆転する民主党は、共和党が議席を持つ7州で激戦を繰り広げている。
 うち東部ペンシルベニア、中西部オハイオ、東部ロードアイランド、西部モンタナの4州では、民主党新人が共和党現職から議席を奪取するとの見方が強い。中西部ミズーリ、南部テネシー、同バージニアの3州では民主党が票を上乗せし、逆転を視野に入れたとの報道もある。ただ、これら3州での世論調査は調査会社によって優劣が異なり、予断を許さない。
 一方、10月中旬のゾグビー調査で、民主党優位とみられていたニュージャージー州で共和党が初めて逆転した。メリーランド州でも選挙分析会社クック・ポリティカル・リポートが27日、「民主党優位」から「接戦」に評価を変えるなど、情勢は流動的だ。
 米メディアでは下院での民主党勝利を前提に、12年ぶりの「民主党主導議会」でどんな変化が起きるのかを予測、分析する特集記事が相次いでいる。
 米誌ニューズウィークやUSニューズ・アンド・ワールド・リポートなどは「民主党が実行すること」「民主党は何をするのか」と題する記事を掲載。90年代にたばこの健康被害などを追及して名をあげたワックスマン議員や、環境・健康問題で活発な発言を繰り返しているディンゲル議員らが委員長に就任し、議会調査権を行使すると予測している。また、ブッシュ政権のイラク政策や安全保障政策を攻撃するだけでなく「大統領弾劾を企てるかもしれない」として、ブッシュ政権や共和党が「戦々恐々としている」と紹介している。
(毎日新聞) - 10月30日18時38分更新

<米中間選挙>イラク駐留の住民投票、150の自治体で実施
(毎日新聞
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2006/10/29

『細い目』  映画

『細い目』
ー純愛ではない初恋ものの傑作ー

マレーシアのヤスミン・アハマド監督による、初恋物語の傑作である。
初恋だけど、純愛ではない。金城武ファンのヒロインと恋仲になるヒーローたる青年は露店商で海賊版ビデオを販売しているチンピラ男であり(『恋する惑星』のビデオが2人が出会うきっかけになるのだけど)、かつあげされたり、ほかの女の子と寝たり、しがない生活をしている。
一方、そんな男を包み込むヒロインは・・とにかく、たくましいのだ! 背景としてたっぷり描かれるヒロインの家庭を見て、このヒロイン像に納得する。この両親はいくつになってもあつあつで・・笑いが絶えない、女たち上位のユニークな家庭なのだ。
イスラム教徒としては珍しいだろう、このたくましき女たち上位の家庭は・・ヤスミン・アハマド監督が育った家庭をそのままモデルにしているのだという。
この監督は「私は作りごとが出来ない」そうで、実際に自分の身近な家庭や周囲の人達に聞いたエピソードをもとに映画をつくっているらしいのだ。
『キングス&クイーン』のアルノー・デプレシャンとはまた違った形でトリュフォーの映画のような「人生そのものの映画」を達成してしまったとも言える、飛び切りの傑作である。
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2006/10/28

『父親たちの星条旗』  映画

戦争に英雄はいない。アメリカの兵士たちも英雄ではなかったのだ。戦争シーンもだけど、後半の元兵士たちが落ちぶれていくシーンが印象的。
それにしても最近のイーストウッドは陰々滅々とした話ばかりを撮りたがるなあ。もう明朗活劇みたいなものは撮らないのだろうか。日本版がどうなっているのかが気になる。
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2006/10/27

浜野佐知、そしてヤスミン・アハマド  映画

結局、昨日はパトリック・タム監督の新作はあきらめ、東京国際女性映画祭の浜野佐知監督の『こほろぎ嬢』を見にいったのだった。尾崎翠の原作(3編の短編を絡み合わせたもの)をかなり忠実に映画化しているのだという。幻想的な不思議な世界。特にラクダや豚などの動物が出て来るシーンが素晴らしい。イスラエル映画『フォーギヴネス』と2本、続けて幻想的な世界をさまようこととなった。
さらに上映後の質疑応答の後、浜野佐知監督を囲むオフ会にまで参加し、浜野監督、脚本の山崎邦紀氏、そしていろいろな個性的な方々と知り合うことが出来た。楽しかったです。有難うございました。
しかし、ちょっとびっくりしたのは、上映後の質疑応答で、「あなたは観客のことをどのように考えているんでしょうか?」という質問をした観客がいたこと。監督本人を目の前にして、自分の作品に対する感想は何も言わずそういう質問、普通、しますかね・・。
浜野監督は、これは自主製作作品なので自分がやりたいことをやっているので・・とか、うまく答えていたけど。
いろいろな観客がいるものである。

浜野佐知監督は300本(!)もの映画を撮っているお方で、これは世界的にも例がないのではないか? 世界の女性映画監督では最多本数としてギネスブックにのってもおかしくない。しかし、そのほとんどが「ピンク映画」というジャンルのものだという理由で・・日本においてもこの記録が無視されているのだけど。

そして、今日は「アジアの風」部門の、ヤスミン・アハマド監督の『細い目』を鑑賞。3日、続けての東京国際映画祭通い。この『細い目』があまりに素晴らしいので、同じ監督の『ラブン』も続けて鑑賞。

ヤスミン・アハマドという、このマレーシアの女性監督の作品は今回、「アジアの風」部門で4作品上映されている。その内の2本を見ることが出来たわけだが、女トリュフォーとでも言うべき、素晴らしい監督だと思う。
といって、どこがどう凄いのか、とりたてて何か、新しいテクニックの撮り方をしていたり、突出したシーンがあるわけではないので説明しにくいが、とにかくもう、「人生そのもの」の映画を驚くべき形で達成しているのだ。そう、ヤスミン・アハマドはアルノー・デプレシャンとはまた違った形でトリュフォーのような「人生そのものの映画」を達成してしまったのではないだろうか?

ヤスミン・アハマドの4作品にはいずれもオーキッドという女性が出て来る(それぞれ年齢は違うが)。これは監督の妹がモデルで実際にオーキッドという名前であるらしい。この監督は「私は作りごとが出来ない」のだという。つまり、映画で描かれていることはすべて実際に自分の家族や周囲で聞いたエピソードをもとにしているというのだ。そのようにして、トリュフォーのドワネルもののように、ヤスミン・アハマドはオーキッドものをすでに4本も撮ってしまった。プロデューサーからはもうオーキッドものは勘弁してくれと言われているそうだけど、監督本人はまだまだ撮りたい、寅さんのようにオーキッドものを長寿のシリーズにしたいと語るのだ!

ヤスミン・アハマドは映画学校などはいっていないし、映画づくりの勉強をしたわけではないという。作り方が分からなかったから、まず自分が一番、よく知っている家族のことを題材にして撮ったのだという。だが、ユーモアにあふれ、女たちはひたすらたくましく、そしてこの家の両親は初老になっても毎日、夫婦で一緒にお風呂に入りシャワーを浴びるのだ。(実際にヤスミン・アハマドの両親はいくつになっても夫婦で一緒にシャワーを浴びていたのだという!)そして、そのような両親のもとに生まれた娘だからこそ、撮り得たのではないかと思える、たくましき女たち讃歌の、「女ドワネルもの」とでも言うべきオーキッドものを、まるで「男はつらいよ」シリーズのように毎年、撮り続けているというのだ。
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2006/10/25

ウォン・カーウァイの師匠、パトリック・タム監督が復活!  映画

本日、東京国際映画祭で見たイスラエル映画『フォーギヴネス』はイスラエル、パレスチナ紛争にひそむ「無意識」の部分を幻想的なタッチで描いた、なかなかの力作!
映画そのものより上映後の質疑応答で監督が「パレスチナもイスラエルも、平和に一緒に生きたいと思っているし、そうなると信じている。」と語った瞬間に、思わず涙が・・

それはそうと、パトリック・タム(ウォン・カーウァイの師匠だ!)監督、十五年ぶりの新作『父子』がこの映画祭で上映されていることに、以下の「映画生活」の休業中さんの投稿で気が付いた!

http://www.eigaseikatu.com/imp/0/227689/

明日の昼間じゃん!
これ、当日で見れるのか?
実は浜野佐知監督の『こほろぎ嬢』を見に行こうと思っていたのだが、これは困ったな・・
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2006/10/25

クラスター爆弾、ヒズボラも使用か?  イスラエルとパレスチナ、中東

*イスラエルがクラスター(集束)爆弾はヒズボラ側も使用していると主張し出したことにはちょっと注目。

イスラエル攻撃に集束爆弾を使用 人権団体がヒズボラを非難
 【アルジャジーラ特約19日】国際的な人権団体、ヒューマン・ライツ・ウオッチ(本部ニューヨーク)は19日の声明で、レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラが、先のイスラエルとの戦争中に、クラスター(集束)爆弾をイスラエルの一般住宅地区などに撃ち込んだと非難した。

 それによると、ヒズボラは7月25日、イスラエル領モグハル地区のガリレー村に向けて、中国製の集束爆弾2発を撃ち込み、1人が死亡、6人が負傷したという。

 集束爆弾は、その中に多数の子爆弾が収納されており、非人道的な兵器として一般市民に対する使用に非難が強まっている。子爆弾は衝撃では爆発しないことがあるが、その後はちょっとした衝撃にも反応して爆発する恐れがある。

 ヒューマン・ライツ・ウオッチによると、ヒズボラが今回使用した集束爆弾は、中国製の81型の122ミリロケットで、このロケット使用が確認されたのは世界でも初めてという。

 中国製集束爆弾は、数百個の鉄製ボールベアリングを詰めた子爆弾39発を収納している。子爆弾が爆発すると、同ベアリングが周囲に飛散、被害を拡大させる。

 ヒューマン・ライツ・ウオッチのグース兵器問題局長は、ヒズボラの集束爆弾使用が確認されたのはこれが初めてと述べるとともに、「今回の戦争でヒズボラまでが集束爆弾を使ったことに驚いている」と懸念を示した。

 さらに、同局長は「市民の密集地に集束爆弾を使用するのは絶対に許されない。同爆弾は精度を欠き、信頼性がないからだ」と指摘した。

 また、イスラエル軍のローゼンフェルド報道官はアルジャジーラの取材に対し、同戦争中にヒズボラがイスラエルに発射した集束爆弾数は113発で、その証拠をつかんでいると明らかにした。

 しかし、イスラエル軍が同戦争中にレバノンに撃ち込んだ集束爆弾数はヒズボラよりもはるかに多いとみられている。

 地雷使用禁止を訴えている非政府団体によると、レバノン南部には現在も、集束爆弾の子爆弾が約100万個も不発のまま残っているという。

 このため、停戦成立後でも、同南部では子爆弾の爆発によりレバノンでは死者21人、負傷者100人以上が出ているという。

 これに対しヒズボラの広報担当はアルジャジーラの取材に対し、ヒューマン・ライツ・ウオッチの発表を精査していると述べるとともに、「イスラエルからの情報には多くの誤りがある」と述べた。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年10月21日03時13分 アルジャジーラ
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2605649/detail

*関連ニュース(イスラエルの新型爆弾使用のニュース)
イスラエルがパレスチナで新型爆弾を実験使用か イタリア記者団が調査報道
 【アルジャジーラ特約13日】イスラエル軍が使用する武器の調査を行っているイタリア人記者チームはこのほど、同軍がパレスチナでこの数カ月間にわたり、新型爆弾を実験使用したと告発した。

 同問題に関しパレスチナ・ガザ地区の医師たちはアルジャジーラの取材に対し、イスラエル軍が今年6−7月の間に、この新型爆弾を使用し、その結果、300人以上が負傷し、そのうち62人が足などを切断され、さらに200人が死亡したと明らかにした。

 この新型爆弾は米軍が実験使用した、「ダイム」と呼ばれる爆弾と類似しているとみられる。ダイムは「高密度不活性金属爆薬」の頭文字をとった省略語。

 また、イスラエルのヘブライ語日刊紙ハーレツによると、イタリア人記者チームの調査報道は、イタリアの大学研究所での検査に加え、ガザ地区の医師たちからの証言を基にしているという。

 その上でハーレツは「このイタリア人記者チームは、米軍部隊がイラク・ファルージャで反政府勢力と戦闘した際、3価リン爆弾を使ったことを暴露した実績を持っている」とも報道、同チームの調査報道の信頼性を指摘した。

 さらに、同紙によると、イスラエル軍の武器開発計画を指揮した経歴を持つイツハク・ベンイスラエル空軍少将はイタリア記者チームの取材に対し、「(新型爆弾の)開発目的のひとつは、周囲の者たちに被害を与えずに、狙った敵を確実に倒すことにある」と回答したという。

 イタリア人記者チームが新型爆弾に関する調査に着手したのは、「これまでには見られなかった傷を負った者たちがいる」という、パレスチナ・ガザ地区の医師たちの証言がきっかけとなった。  

 ガザ地区にあるシファ病院のジュマ・サカ医師によると、治療に当たった医師たちは(イスラエル軍の攻撃を受けた)パレスチナ人の死傷者たちの体内に小さな傷が残っていたことに気付いた。さらに、犠牲者たちの体の表面や内臓からは粉末も検出されたという。

 サカ医師は「この粉末は極めて細かな破片のようなもので、これらが内臓などを傷付けたと思われる」とも語っている。

 また、シュハダ・アルアクサ病院の緊急治療室長を務めるハバス・ワヒド医師は「ちょうど、のこぎりで骨ごと切り落とされたように、負傷者の足が切り取られていた」と明らかにした。

 新型爆弾ダイムは外側を炭素繊維で覆われ、その中にタングステンの粉末と爆薬が詰められている。こうした材料から、発がん性があるともみられている。 

 武器・爆弾専門のウェブサイトによると、ダイムは2004−05年に使用実験に成功し、その後さらに開発が加えられたという。

 ハーレツによると、調査に当たったイタリア人記者チームは、ガザ地区で負傷したパレスチナ人の体内から取り出した新型爆弾の粒子を、パルマ大学の研究室に送って調べてもらった。

 その結果、同大のカルメラ・バッカイオ医師は超高濃縮炭素とともに、銅、アルミニウム、タングステンといった、通常では見られない金属を検出した。

 同医師は報告書の中で、「これらの検出金属から推測して、爆弾はダイムの可能性がある」と指摘した。

 また、医師たちで構成する非政府組織はこのほど、イスラエルのペレツ国防相に対し、パレスチナ人たちがどうして不可解な傷を負ったのかを説明するよう求めた書簡を送った。(翻訳・ベリタ通信=志岐隆司)
2006年10月14日04時09分
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2570858/detail
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2006/10/25

共謀罪、少年法改正は先送り。教育基本法改正に的を絞ったか?  ニュース

*共謀罪、少年法改正の今国会成立は断念したようです。
しかし、教育基本法改正に的を絞ったということですので、安心していいわけではないのかもしれません。
裏で流れている話では、共謀罪は先送りする代わりに教育基本法改正ではまとまることで与党と野党の間で合意が出来たのではないか?という憶測もあるようです。
また、先の補選では公明党の学会票で自民党が勝ったようですので、公明党の意向を無視できないという事情もあるのではないかと思われ、それがどのように反映されるのかも注目されるところです。

(ニュース)
「共謀罪」創設、今国会成立を断念…重要法案を優先
 与党は23日、犯罪実行の事前合意を罪とする「共謀罪」創設を柱とした組織犯罪処罰法改正案の今国会成立を断念した。

 成立を目指せば、法案に強く反対する野党の審議拒否などで国会の混乱が予想されることから、与党は重要法案としている教育基本法改正案などを優先すべきだと判断した。来年の通常国会以降の成立を目指す。

 安倍首相は23日、自民党の二階俊博国会対策委員長らに「教育基本法改正案を最優先する。あとは現場の判断に任せる」と指示した。二階氏らは衆院法務委員会の与党理事と協議し、組織犯罪処罰法改正案成立は難しい、との見方で一致。与党は23日夜開かれた、法務委筆頭理事協議で、同法改正案の代わりに、信託制度を84年ぶりに抜本改正する信託法改正案の審議入りを提案した。
(読売新聞) - 10月24日3時5分更新

信託法改正案、25日に審議入り=共謀罪、少年法は先送り−衆院法務委
 衆院法務委員会は24日午後の理事会で、多様化した経済活動に合わせて信託制度を全面的に見直す信託法改正案について、25日から実質審議に入ることで与野党が合意した。同日は政府の提案理由説明に続いて与党側が質問する。
 信託は、不動産などの財産を持つ人(委託者)が信託銀行など(受託者)に財産権を引き渡し、自身や第三者(受益者)のためにその財産の管理・運営を委託する制度。改正案は、信託銀行などを介さず企業や個人が自らに信託できる「自己信託」(信託宣言)など新たな類型の信託制度を導入する。
 一方、同委で審議を予定する法案のうち「共謀罪」創設を柱とする組織犯罪処罰法改正案について政府・与党は、既に今国会成立を見送る方針を固めている。14歳未満の少年に対する調査権限を警察に与える少年法改正案も、来年の通常国会への継続審議となる方向だ。 
(時事通信) - 10月24日19時1分更新

<共謀罪>自公両党、今国会成立を断念
 自民、公明両党は24日、犯罪を実行しなくても事前に合意しただけで罪に問える「共謀罪」の創設を柱とする組織犯罪処罰法改正案の今国会成立を見送る方針を固めた。安倍晋三首相が最優先で成立を目指す教育基本法改正案への審議に影響を与えないため。衆院教育基本法特別委員会は24日の理事懇談会で、25日に教育基本法改正案の趣旨説明を行い、30日に首相が出席して質疑を行うことを決めた。
 組織犯罪処罰法改正案をめぐり、民主党は先の通常国会で共謀罪創設の必要性は認めたうえで、適用対象となる罪や団体の範囲を絞る修正協議に応じてきた。しかし、日本弁護士連合会が「共謀罪を設けなくても(国際組織犯罪防止条約の)批准は可能」とする意見書をまとめたことなどを背景に、今国会では成立阻止に方針転換した。
 与党内には「採決を強行すれば、1、2週間は国会が空転する」(自民党国対幹部)との危機感が強く、衆院法務委は同法案の審議を先送りし、信託制度を抜本的に改正する信託法改正案を25日から審議することを決めた。その後、組織犯罪処罰法改正案に着手しても審議日程が確保できず、今の臨時国会での成立を断念した。
 教育基本法改正案をめぐっては、24日の衆院教育基本法特別委の理事懇談会で扱いを協議。25日に趣旨説明を行い、30日に質疑を始めることで与野党が折り合った。【米村耕一】
(毎日新聞) - 10月25日0時43分更新
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2006/10/25

『サラバンド』  映画

まるでひと昔前のATG映画みたいな作品だなあ・・なんて言ってはいけません!
正真正銘のベルイマンの新作ですよ!
つーか、またあんた、生きてたの?(巨匠に向かってなんて失礼なことを!)
今回、HD撮影というだけで、話の内容は相変わらずのベルイマン、あまりに変わっていないのですが・・
当たり前か・・
年とって丸くなるなんてこと、あるわけないですね、この人に限って・・
でもやっぱり本当に女好きなんだなあ・・
しっかりこの作品でユーリア・ダフヴェニウスという若い映画初出演の新人女優を発掘しているぞ!
さすがウディ・アレンが師匠とあおぐだけのことはあるわい。

というか、HD撮影の白い光が意外とベルイマンの映像タッチに合っていたことと、ユーリア・ダフヴェニウスが生き生きとしていたことで相変わらずのベルイマンならではの話の作品なのに、かなり好編に!
いやー、これで最後と言わずに、ユーリア・ダフヴェニウスを使ってまだまだ撮ってほしいなあ、ベルイマンおじさん(じゃなくて、おじいさん)!
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2006/10/24

共謀罪、24日にも強行採決か  

*共謀罪、24日にも衆議院法務委員会で採決されそうだという話。下記で大谷さんが言う通り、北朝鮮に国民の関心が移っている間に通してしまおうという感じでしょうか。

(以下、転載歓迎とあるので転載します。)

http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/f287e32214031a617e734e266e24173b

共謀罪の行方に関心を寄せるすべての方へ
                               海渡 雄一(弁護士)

 本日18日、日弁連主催の共謀罪反対集会が開催されました。私はパネルディスカッションのコーディネーターをつとめたのですが、次のような情報を総合すると、共謀罪は10月24日法務委員会の法案審議冒頭に強行採決される可能性が高いと結論づけるに至りました。

みなさん、直ちに、強行採決を許さないという声をあらゆるところから上げて下さい。まだ、時間は残されています。

根拠1
民主党の平岡議員(法務委員会理事)が、今国会では自民党が法務委員会でどの法案を審議するか、順番を決めようとしない。順当に行けば、信託法から審議にはいるというのが普通だが、そのような話が一切ない。平岡議員は、与党は、共謀罪から審議すると通告するのは間違いないだろうと言われている。

根拠2
与党理事が平岡議員の来週月曜の行動予定をしつこく聞いていたと言うことである。
これは、月曜日23日に法務委員会理事会を開催して、24日の開催日程から強行してくるためである可能性があることを示している。

根拠3
採決予定を明らかにしないのは、22日の補選までは、強行採決の意図を隠し、市民の反発を避けて、補選での与党勝利の障害要因をなくしたいためだというのが、平岡議員の分析だ。

根拠4
政府与党がこれまで、強行採決に失敗してきたのは、事前のノーティスがあり、市民側がこれに反対する準備をすることができたためである。この経過に学んで、政府与党は事前の計画を徹底して隠し、逆に今国会の成立は困難という情報を流して、市民の油断を誘い、一気に準備不足のところを襲おうとしているのではないか。

根拠5
法務省と外務省のホームページでのこの間のなりふり構わない日弁連攻撃は、日弁連の疑問にはホームページで既に応えたとして、国会審議を省略して強行採決を正当化する口実づくりとも考えられる。日弁連は既にこのホームページにも反撃しているが、http://www.nichibenren.or.jp/ja/special_theme/complicity.html
政府側は、論理的な説明は不可能であろうから、問答無用の正面突破を図る可能性がある。

根拠6
政治力学的にも、もし、補選で与党が勝利した場合には、この瞬間をおいて、共謀罪の一気成立をはかるタイミングは考えられない。このときを外せば、次の参院選が焦点化し、また、条約起草過程の解明や世界各国の条約実施状況の問題など、与党側は追いつめられていく一方だ。

確かに、このシナリオには、弱点もある。このような乱暴なことをすれば、野党の反発を招き、国会が中断されてしまい、他の重要法案の審議に差し支える可能性があるという点である。
また、補選で与党が一敗でも喫するようなことがあれば、状況は変わるだろう。

しかし、今日の集会で、ジャーナリストの大谷さんが、今週末には予備選だけでなく、核実験もありうることを指摘し、二度目の核実験を背景に、安部政権による国内には北朝鮮の工作員が3万人もいるのだから、共謀罪は当然必要だ、不要だなんて言う奴は非国民だというムードが作られ、一気に共謀罪を成立させようとしてくる可能性があるという予言をされていた。

大谷さんは10月15日に予定されていたサンデープロジェクトの共謀罪特集が北朝鮮特集に飛ばされ、放映が11月に延期されたという事実も報告された。北朝鮮情勢は、補選にも共謀罪の行方にも大きな影を投げかけている。

とにかく、来週火曜日は最大の警戒警報で迎えなければならない。後で泣いても手遅れなのだから。

【ヤメ蚊】この最大の警戒警報を受け、一人でも多くの方が、与野党議員(特に自民党公明党議員)に対し、共謀罪を採決したら二度と投票しないという決意を伝えるよう切望しています。

(以上、転載)

*なお、「衆議院 法務委員会名簿」は下記のブログ「薫のハムニダ日記」にあります。

薫のハムニダ日記
http://hamnidak.exblog.jp/4377016#4377016_1
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2006/10/23

『百年恋歌』  映画

第1話は最高。
第2話も新鮮な手法で面白かった。
よく分からなかったのは第3話。『ナイルの娘』や『ミレニアム・マンボ』もそうだったけど、侯孝賢監督が分からない映画を撮ると本当に分からない話のものを撮るので、すごいなー。

というか、侯孝賢の映画には、自然に男と女がめぐりあい、特に何かをしたわけでもないのにいつの間にか恋仲になっているみたいなイメージの男と女の像がよく描かれるように思うのだけど、もてる奴というのか、女性に縁がよくある男とかは実際にそういう体験をしているのかもしれないが、僕なんかはそんな体験をほとんどしたことがないので、「ふーん、これが侯孝賢的恋愛像なのか。自分にはあまり縁がないな−。」といつも思うのでした。(笑)
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2006/10/23

『たったひとつの恋』  テレビ・ラジオ

北川悦吏子の日本テレビ初進出の連続ドラマ。
第1話は見損ねたけど、第2話は見ることが出来た。
「女の子の秘密の素顔」を覗かせてくれる北川ドラマにはいつも僕はやられっぱなしなのだけど、新ドラマは亀梨和也と綾瀬はるかで『オレンジデイズ』以来の若造りも進みつつあるようで・・。

亀梨が若くして町工場を継いでいて、年代の割には背伸びをしているキャラクター。この男の子の「素顔」をいかに描いてくれるかに注目。つまり、「ブッカブカの靴」を履いているのは、今回、女の子でなく、男の子の亀梨の方なのかも・・。

「ブッカブカの靴」というのはもちろん『ロングバケーション』の桃子(稲森いずみ)が南(山口智子)に言った台詞。

桃子「ねえ、せんぱーい。私たち、流行のおしゃれな服着て、胸なんかも寄せて上げちゃったりして、仕事して、自立して、いわゆる大人の女ってやつ、やってるじゃないですか」
南「(ふふっと笑って)やってるやってる」
桃子「でも、中身は女の子のまーんま、なんですよねー」
南「…」
桃子「ときどき、ブッカブカの靴履いてるような気がするよー…」

でも、亀梨と綾瀬の新ドラマ『たったひとつの恋』、障害、病気ネタを漂わしているようなのは、ちょっと気になる。またそこに行くのかという感じがして・・(笑)。
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2006/10/22

耐震偽装問題に関する国土交通委員会での答弁(4)  時事問題

○馬淵委員 では、もう一度確認ですけれども、六月二日に国交省はイーホームズに、資料はどこにあるのか、出してくれといったこと等の意味合いは一切言っておられないということでしょうか。
○山本政府参考人 ただいまの御質問の趣旨が、国会議員の先生が資料を探しておられるとかそういう文脈での、資料について、やりとりをしたことはないということでございます。
○馬淵委員 いや、ちょっとそういう話じゃないじゃないですか。国会議員の先生が探している資料はあるのかという話、文脈じゃないですよ。とにかく、そういうふうに動いているので、関係する資料を出してください、お持ちじゃないですか、そう尋ねられたかどうかというのを私はお聞きしているんですよ。
 本件についてはありませんかと聞いたら、ないとおっしゃったじゃないですか、先ほど。でも、あるんですね。あると訂正した上で、どうなのかとお答えください。
○山本政府参考人 そのようなことをこちらから申し上げたという事実はないということでございます。
○馬淵委員 ないと今明言をいただきました。このないということについて、私は全く逆のことをお聞きしておりますので、これについては確認をさせていただきたいと思います。
 しかしながら、イーホームズに対しては、もう一度確認ですけれども、このようなことについて、この六月の二日、少なくとも本件に関して連絡はとっていないともう一度御答弁いただけますか。
○山本政府参考人 本件に関してやりとりをしたことはございません。
○馬淵委員 ここは食い違っております。
 しかし、私が申し上げたいのは、三月の三日にイーホームズから話を聞いて、そして三月の二十日に国交省は特定行政庁から話を聞いた。そしてその後、聞かれた話というのは報道の話。まあ、いわばこれが公表されるのは新聞に報道されてから後の話なんです。この間、二カ月間、国交省としては、これを特定行政庁にゆだねているからということで放置して本当にいいんでしょうか。私は、この部分に対しては大変な問題があると思っています。
 お手元の、お配りをした資料の中の6をごらんいただきたいと思います。
 三月十七日の会議の中で、「施主が」これはアパですね、「施主がイーホームズに工事を止めると言ったことは、施主から聞いておりませんので、工事は止まっていません。」とタムラ設計が答えています。そして、それに対して埼玉県は、「安全かを確認できるまで、工事は停止すること。とりあえず口頭で指示します。」と、ここで明確に指示をされました。そして、三月二十日、工事中止となったわけであります。
 ところが、五月三十一日のアパの、アップルガーデン若葉駅前の御契約者の皆様へというホームページに出された文章を見ますと、三月八日にイーホームズから計算書の一部に不整合があるという報告を受けました、即日、とりあえず工事中止をするよう指示しました、このように答えています。工事中止を指示され、しかし、実際には、田村水落、タムラ設計はそのような指示は受けていないということで、工事は行われていたわけです。こうした状況に対して、さらに、アパは、関係行政に問い合わせしたところ、今の段階で人命に問題があるわけじゃないので事実が明らかになるまではばたつくのはよくない、このように言われた、こう述べられております。
 国交省にお尋ねをしますが、関係行政、これは国交省でしょうか。
○山本政府参考人 国土交通省ではありません。
○馬淵委員 これは国土交通省でなければ特定行政庁の埼玉なのか、あるいはアパ自身がこのことについては虚偽をおっしゃっているのか、これはわかりません。
 しかし、ここでありますように、三月八日の段階で話を受けた、そして話を受けたところで工事中止をすべきではないかということは当然ながらにその建築主は考えた、このようにおっしゃっているわけですが、現実としては、三月の二十日に工事がとまっている。それまでは工事は進めていたわけです。つまり、偽装や疑義があるということは全く表に出ずに、今までと変わらぬように過ごしている。
 こうした建築主の振る舞いに対しては、当局としては、これは適切だとお考えでしょうか。
○山本政府参考人 埼玉県の地域部局がこの事実を確認してから、建築主それから設計者、民間確認検査機関も含めてやりとりをした上で、先ほど設計事務所の資料、私初めて拝見しましたけれども、この十七日の打ち合わせの場で、地域事務所が明確に工事を停止しなさいということを指示しております。法律に基づいて建築行政を担当する埼玉県のこの振る舞いについて、しっかりやっていると思います。
○馬淵委員 結局、私は申し上げたい。このような形で、工事も三月八日には建築主がとめたと言っていますが、実際にはとまっていないんです。三月二十日なんです。そんな指示はされていない。特定行政庁の指示によって三月二十日にとまりました。
 しかし、事の発覚は二月の中旬なんですよ。二月の中旬といえば、予算委員会の中でもこの問題、大きく取り上げられていたわけです。そうした状況においても、今もって、今日この状況においても事を表に出さないといった心理が働いている業界の中で、なぜ国交省がリーダーシップを持ってこうしたことに取り組まないのか。国交省が、特定行政庁の問題だ、自治事務だからと任せるのではなくて、私は、繰り返し、こうしたことに対して責任を持って取り組むべきであるということをお伝えしてきた。そして、現実には、三月の二十日に報告を受けた後に、このことが報道される六月の頭まで、契約者の方々は何も御存じないわけですよ。
 そして、私は何も建築主のアパをとやかく言うつもりもございません。アパにはアパの言い分があります。アパは、いや、このことについて対応してもらおうと思っても、イーホームズは既に廃業が決定している、対応が不十分なんだ、こういったアパ側の見解もあるでしょう。さらには、設計事務所は設計事務所で、こうしたことをやってきたんだ、これは慣行上やってきたんだ、このようにおっしゃってもいます。
 もちろん、これについては言語道断だという局長の答弁をいただきましたし、これは違法行為であるということですので、事実が明らかになる中で、はっきりとした処分なり裁断をしていただかねばなりませんが、埼玉県は埼玉県で、現場でそれぞれの調査をしている。時間がかかっています。
 そして、国土交通省、結局二カ月間、何一つこのことは、所有者や、あるいは購入しようとされる方々にすら知らされない状況なんです。これは、まさに昨年の十一月のときに発覚した耐震強度偽装問題と同じ構図じゃないですか。責任をみずからがだれもとらずに、制度の欠陥があるからゆえとはいえ、こうしたことが横行しているんですよ。
 お手元の資料の9、10をごらんください。
 ここは、マンション購入者の掲示板なんです。マンション購入者のサイトです。eマンションというサイトの中に、アップルガーデン若葉駅前を購入された方々が、匿名で思いを寄せられています。四月二十五日、「工事がストップしているとの話を聞きかじりましたが、本当ですか?」四月の二十七日、「今日も工事してないね。中止?」五月十三日、「確かに今日も工事してませんでした…。若葉駅の改札に入って、工事現場を覗いてみましたが。」手にとるように、その購入者の不安がここに出ているじゃないですか。もう二週間以上になると思うけれども、とまっていて、何の報告もないのかな。そして五月に入って、どうもこれは工事や販売を休止しているよ。そんなことを匿名で一生懸命情報交換している。グランドステージで本当に不安にさいなまれた方々と同じ思いですよ。今もこれは起きているんですね。そして、これは五月の三十日の午後九時に、「先ほどアパから電話があった。」「うちも電話が連絡ありました。」
 このように、報道が出るという段階で初めて公表に動く、あるいは、報道が出るという前提の段階で初めて役所が動き出す。いいんでしょうか。このような行政のあり方でいいんでしょうか。
 大臣は、被害者救済だ、とにかく住民の方々に対してという言葉を、何度も何度も私はこの委員会や予算委員会の場でもお聞きをしてきました、おっしゃっておられました。にもかかわらず、今もって、この業界の中では、このように何の過失もない方々が、無過失の購入者がこうした損害をこうむるかもしれない状況に置かれてしまっている現実があるじゃないですか。しかも、そのことが知らしめられるのは、報道がなされてからです。
 こうした状況に対して、大臣、ぜひこれは、任せているということではなくて、建築基準法を改正したから終わりではなくて、強いリーダシップを持って臨んでいただけませんでしょうか。大臣、御所見をいただきまして、私の時間が終了となっておりますので、どうか最後に大臣、一言お願いいたします。
○北側国務大臣 先ほど住宅局長が申し上げましたように、特定行政庁は、委員の方からお話がありましたように、口頭ではあれ、工事の中止を指示したということで、特定行政庁としても対応は、何もしていないわけじゃない、しているということだと思います。
 ただ、これまで、三月の三日ですか、イーホームズから建築指導課に連絡があってからもう三カ月たっているわけでございまして、委員のおっしゃっているように、購入された方々がいらっしゃるわけでございます。そういう方々は非常に不安な状況に置かれているという状況は、全くおっしゃっているとおりでございまして、これはもちろん建築主がしっかり対応しないといけないわけでございますが、私ども、この問題にしっかり対応するようにさせていただきたいと思います。
○馬淵委員 大臣、引き続きしっかり対応するというお言葉をいただきました。このことについては、また当委員会においても、フォロー、キャッチアップをしていきたいと思います。
 本日、私の質問時間は終了となりました。終わります。
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2006/10/22

耐震偽装問題に関する国土交通委員会での答弁(3)  時事問題

○馬淵委員 天空率の問題でというふうにおっしゃいましたが、十月二十四日の段階で、少なくともアップルガーデン若葉は、調査対象として一度は国交省はこれについて確認をされたという事実があることは今わかりました。さて、今お話は、偽装ではない、偽装のことが発覚したのは二十六日以降ですから、この段階では承知はされていなかったかもしれませんが、天空率の部分でアップルガーデン若葉は一度はその対象になったという事実がございます。
 次に、話をもとに戻させていただきますが、今、三月十七日の段階で、こうした議論、これは一体どういうことなのかということを埼玉県が行っているということについては十分承知はされておられないということでありますが、ここにありますように、まず、ミスなのか偽装なのかということの質問に対しては、これは未完なんだという回答をされている。この未完だから計画変更にて差しかえていくんだということが、どうもこの担当設計会社の考え方のようであります。
 この5の下の方を見ていただきますと、何回か提出していくということがイーホームズ側からも説明されています。しかし、三月十三日、提出資料はまだオーケーになっていませんと回答をされています。つまり、とりあえず未完のものを出した、そして建築確認申請を通った。しかし、後で見れば疑義が出てきた。イーホームズ側は、耐震偽装が発覚する中で、これは大きな問題だということで確認を始めた。すると、いや、これは偽装ではありません、未完なんですと言って、差しかえるんだと言っている。
 国交省、ここでお尋ねをしたいんですが、この偽装ということについての定義はどのようなものでしょうか。
○山本政府参考人 今回の調査におきましては、設計者本人が偽装を認め、その事実が特定行政庁において確認された場合、あるいは、本人が認めていない場合でも、計算過程で明らかに意図的な差しかえを行っていることが確認された場合、または意図的な差しかえを行わなければ得られないような出力結果が確認された場合、特定行政庁において偽装と判断しております。
○馬淵委員 それではお尋ねをしますが、このように未完のものを入れて、これは意図的にです、未完なんだけれども、それを数値を入れた。差しかえたんです、差しかえて出して確認検査を受けた。適法ですか、適切ですか、大臣。――では、局長で結構です。
○山本政府参考人 建築確認の制度は、建築計画が建築基準関係規定に適合しているかどうかを書類で審査するものでございます。したがって、未完成のものを出して後で差しかえるというような仕事に対する態度は、言語道断で、法律に違反するものでございます。
○馬淵委員 今、違法であると局長から明確な答弁をいただきました。
 この本件は偽装ですか。
○山本政府参考人 具体的な本件については、事実関係も含めて今検証中でございますので、それが明らかになった時点で判断すべきものと考えております。
○馬淵委員 明らかになった上で御判断いただきたいと思いますが、少なくとも、この議事録や、あるいは関係者の証言の中から得られるものの中から見れば、明らかに国土交通省が定義をする偽装に当てはまる内容であり、言語道断と局長のおっしゃる、このようなことが明らかになっている状況においても、この三月の十七日の段階、あるいは三月三日の段階、いや、もっと言えば二月の十七日の段階、今もってこうしたことが行われている現状があります。
 私は、かねてより制度の本質的な欠陥があるんだと申し上げてきた。そして、その欠陥の制度の上にあぐらをかいている業者が今もってこうしてある。
 大臣、いかがですか。何度も何度もこの問題について、私は国交省にこうした状況をよく把握してくださいとお尋ねをしているわけでありますが、大臣、改めてこうした状況を見て、本件がまだ調査中であるというような言葉はどうか言わないでください。どうか大臣、本当に国民が見ているわけです、真摯なお答えをいただけませんでしょうか。
○北側国務大臣 いただいたこれは埼玉県の議事録でしょうか、埼玉県の出している議事録ですね、この5というのは。(馬淵委員「5はタムラ設計ですね」と呼ぶ)タムラ設計ですか、失礼しました。
 タムラ設計の出した、その議事録に書いてある事実どおりだとするならば、この設計士は、「設計期間が短く、確認申請を早く下ろすよう施主から言われていました。計画変更をしていく中で、整備していく予定でした。」このような、これが事実であればということでございますけれども、このようなことは、今局長が申し上げたように、これはあってはならないことでございまして、実態としてこういうようなことがよくあるということであれば、それこそ、そこを改善していかないといけないというふうに思っております。
○馬淵委員 相変わらず起きているんですよね、こういうことが。すべてを監視せよなどということは無理なことはわかっています。しかし、現状ではこうしたことが起きている。だからこそ私は、国土交通省がリーダーシップを持って、もっと厳しく事に当たらねばならないのではないですかと。これは、昨年来、そして予算委員会でも、たびたびの一般質疑の中でも御指摘をさせていただいたわけであります。
 さて、先ほどの話の流れの中でいうと、国土交通省は、あくまで特定行政庁にゆだねているんだ、みずからは、こちらがどうだということではなく、待っているんだ、こういう御答弁でありました。
 その三月二十日の後に、国土交通省が特定行政庁から御連絡をいただくのはいつでしょうか。端的にお答えください。
○山本政府参考人 埼玉県からその後報告がございましたのは、五月十七日、国土交通省関東地方整備局に対してでございます。
○馬淵委員 関東地方整備局に報告がありました。そして、建築指導課、国土交通省ですね、国土交通省に対して、埼玉県から直接御連絡があったのはいつでしょうか。
○山本政府参考人 国土交通省本省に対してでございますか。(馬淵委員「はい」と呼ぶ)
 大変失礼しました。五月二十六日金曜日の午後に埼玉県の担当者から報告を受けました。
○馬淵委員 これは、お出しいただいた資料に、新聞社よりの取材があった旨の報告があったということでありますね。五月の二十六日に埼玉県より、新聞社の取材があった。つまり、この新聞社の取材というのが、この六月一日報道の朝日新聞の取材であります。これも私は、このことについて確認をさせていただきました。
 さて、こうした取材の報告があった上で、六月一日に、今お手元にお配りした資料のように新聞報道がなされたわけであります。この夕刊の報道記事を見まして、私は六月の二日、午前九時に鶴ケ島のマンション、アップルガーデン若葉駅前のマンションの建設現場に参りました。そして、工事中止の建設現場並びに工事を担当されているゼネコンの現場の所長にヒアリングをし、さらにそこから埼玉県庁に足を運び、建築指導課の方々のお話を伺うこととなりました。
 さて、国交省としては特定行政庁にゆだねてあるということで報告を待っているという状況であった、その後に国交省は、この事態が報道されるという状況の中で、埼玉県からどのような連絡を受けられましたか。
○山本政府参考人 埼玉県から、今回の問題の経緯、物件概要等について確認をいたしました。
○馬淵委員 それはいつですか。
○山本政府参考人 六月二日でございます。
○馬淵委員 六月二日に埼玉県から説明を受けた。
 そして、お手元の資料にありますように、私が赴きました、そして来庁した馬淵議員に経緯を説明した旨、これも建築指導課からファクスで報告を受けたということでありますが、こうした一連の報道の報告、あるいは議員がヒアリングに行った等の報告は、国交省としては特定行政庁に対して義務を課しておられますか。
○山本政府参考人 報告義務を課しておりません。
○馬淵委員 みずから進んで御報告をされたということであるかと思いますが、さて、もう一つ御確認をさせていただきます。
 この六月二日、埼玉県から、私が埼玉県に赴いた等の報告も受けておられる。そして、これは報道が出た後ですからね。報道が出る直前に報告を受け、報道が出た後、呼ばれて話を聞いた。まあ、来られたということでしょうね。来られたということで話を聞かれた。これは電話ですか、ごめんなさい、六月二日、電話で聞かれた。ファクスを受けたということでありますが。
 さて、イーホームズからの連絡あるいはイーホームズへの連絡というのは、三月三日、本件に対してでありますが、三月三日以降には連絡というのはとっておられますでしょうか。
○山本政府参考人 イーホームズとのやりとりはしていないと認識しておりますが。
○馬淵委員 これは確認をぜひしていただかないと、重要な問題だと思うんですが。
 六月二日、国交省の田中課長補佐はイーホームズの真霜危機管理室長に対して、国交省をたたこうとしている、倒そうとしている議員が動いているから資料を出せ、イーホームズの資料はどこにありますか、議員さんはそれを探しておられます、国交省に出してくれませんかとお尋ねをされたと聞いておりますが、いかがですか。
○山本政府参考人 その事実関係については確認しておりませんので、確認をした上で答弁させていただきます。(馬淵委員「確認してください」と呼ぶ)
○林委員長 確認できますか、山本住宅局長。
○山本政府参考人 今御指摘いただいたようなやりとりをした記憶はないということでございます。処分をした後、イーホームズとやりとりをしたのは、書類の引き継ぎについてやりとりをしたということでございます。
(つづく)
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2006/10/22

耐震偽装問題に関する国土交通委員会での答弁(2)  時事問題

○馬淵委員 私は通告の中で、これは新聞報道がなされて、そして、時系列ですべて確認をしてください、すべて省内で調べてくださいということでお出しをいただいた、その経緯の中にもございません。御存じない部分は仕方がないとしても、今、十月の二十四日の部分というのは、私はこのことについては、この立入検査の中で調査対象となったという証言を得ておりますから、これについては、私はきょうお答えいただけるものではないかと思っておったわけです。確認をお願いします。
○山本政府参考人 直ちに確認をして答弁をいたします。
○馬淵委員 これは確認して答弁をいただきたいと思います。
 とば口ですので、まだ入り口ですので、順次、ちょっと先に質問をさせていただく部分を聞かせていただきます。
 十月二十四日の段階で御存じかどうか確認していただくということですが、少なくとも、二月の中旬にイーホームズが確認をし、そして二月の二十八日に埼玉県に伝え、そして三月の三日にイーホームズから国交省に連絡が来、三月の二十日に埼玉県から連絡が来たということであります。
 さて、三月の二十日、この日に埼玉県から国交省に鶴ケ島のマンションに疑義ありということで、これについてはきちんと調べて報告するようにと指示を出されたとあります。そして、三月の三日の段階で、イーホームズからの連絡に対しても、これはお手元の資料2で、経緯を示した国土交通省の資料でありますが、特定行政庁に報告するよう指示をされたというふうに国土交通省はおっしゃっておられます。
 私は、イーホームズの関係者の方からもお話を伺いました。三月三日、イーホームズが国土交通省に連絡をしたときに、これは田中補佐に連絡をされたそうでありますが、国への報告は特定行政庁から受けるため、特定行政庁に報告の上、協議するように、このように指導があったとお聞きをしております。これに相違ございませんか。
○山本政府参考人 三月三日にイーホームズから電話がありました際に、担当者は、それぞれの特定行政庁にきちんと報告するようにイーホームズ株式会社に伝えたと聞いております。
○馬淵委員 それぞれの特定行政庁にきちっと報告するようにと指示を出された。今私がイーホームズの関係者から聞き取ったことと同じ意味ではありますが、文言としては、特定行政庁から受けるんだ、だからそこでちゃんと特定行政庁に報告してくださいねという指示を、指導をした。これはほぼ一致しているのではないかと思います。
 さて、こうした、一たん三月三日に民間の確認検査機関から情報を得た段階で、特定行政庁から上げてくるんだということでお待ちになられた。そして、それを受けたのが三月の二十日でありました。三月の二十日に埼玉県から国交省は疑義ありをお受けされたわけでありますが、三月二十日、疑義ありの報告を行う以前の段階で、埼玉県は当然ながらに調査を行っています。
 そして、その調査とは、ヒアリングであったり、あるいは文書の提出であったりするわけでありますが、埼玉県が三月十七日に、イーホームズ、そして元請のタムラ、田村水落設計、これは構造の下請ですね、それから地域機関ですね、飯能県土整備事務所、埼玉県の建築指導課、こういったところが集まって、そしてこの問題についての議論を行っています。
 特定行政庁にまず上げてくださいね、このように国土交通省は三月の三日の段階で投げ返している。そして、特定行政庁はそのようなことを調べるということをされているわけでありますが、私は、この一連のやりとりを見ると、昨年の十月の、あの耐震偽装発覚の当時の初動がおくれたということを思い出すんです。
 お手元には資料4、ごらんいただきたいと思いますが、これは国土交通省がイーホームズとのやりとりをメールとしてお出しいただいたものであります。イーホームズが二十六日の午前十時五十分に第一報を投げられた。それに対して、二十六日の二十三時五十五分に、これについては、「本件につきましては、当方に対して特にご報告いただく必要はございません。」という言い方になっています。これについては米印で、「個別の案件については、申請者と指定確認検査機関、特定行政庁で対応されるべきとの認識。」このように注釈もされています。つまり、あくまで自治事務であるから、これは特定行政庁でやってくださいねと、昨年の十月の段階でも一たんこのように投げ返している。
 そして、その後、問題の大きさが徐々に徐々に国民の知るところとなり、建築基準法の改正までこれは突き進まねばならない、また、捜査当局の捜査も進展するという状況の中で、大きな問題となっているということを国交省は認識されていたはずです。自治事務でありながら、しかし、三月の三日段階で、特定行政庁でとにかく上げてください、このように返された。そして、お待ちになられた、三月二十日まで。
 これについては、これは端的で結構ですが、大臣、こうした対応というのは問題はないでしょうか。いかがでしょうか。
○北側国務大臣 まずは特定行政庁の方で、調査をする、また、イーホームズから話を聞く、関係者から話を聞くということが先決であるというふうに思います。
○馬淵委員 特定行政庁から報告を待たねばならない、これは法律のたてつけの中ではそうかもしれません。しかし、問題に対して積極的に取り組む、あるいは問題の周知を徹底的に行うということを、国土交通省としてやはり国民に知らすべきではないかということ、私はこれは予算委員会の中で、二月二十一日の質疑の中でも、熊本県の八代市、あるいは熊本市、こうした県の行政庁に対して、報告を待つだけではなく、しっかりと国土交通省としてリーダーシップをとるべきではないかということをお伝えさせていただきました。
 もちろん、自治事務にゆだねているんだということのたてつけはよくわかっています。しかし、何度も申し上げるように、国民が不安に思っている状況の中で、なぜこのように放置されていくのか、私はこの点に対しては極めて問題だな、そう感じざるを得ません。
 さて、三月の十七日、先ほど申し上げた二十日に国交省に連絡が行く三日前ですね。三月十七日、埼玉県では打ち合わせを行っておりました。埼玉県の打ち合わせにおいて、どのような打ち合わせを行っていたか。関係者を呼んで、これはイーホームズやヒューザーや、あるいは姉歯といった方々がやったこの問題と同様に、関係者を一堂に呼んで、ヒアリング、聴聞が行われているわけであります。
 ここに資料5がございます。これはタムラ建築設計事務所の議事録でございます。関係者から入手をいたしました。
 この議事録を見ますと、これについて、まず本件について、これはミスなのか偽装なのかということを最初に地域機関がお尋ねをされています。ミスなのか偽装なのか、まずこのことにつきましてお尋ねをしたいんですが、ここで、お答えは、「未完でした。」と回答しています。これは田村水落設計です。構造を担当したところ。「設計期間が短く、確認申請を早く下ろすよう施主から言われていました。計画変更をしていく中で、整備していく予定でした。」と回答されています。そして、これについては、イーホームズの担当者はこれを知っていたと言われていますが、イーホームズは知っていたんですかと聞かれると、「担当者に聞いた所、知らないということでした。」ということで、ここは知っている、知らないの水かけ論となるかもしれません。
 三月の十七日の段階で、このように当事者が一堂に会して、この案件についてミスなのか偽装なのかという議論をされております。
 この三月十七日の議論については、国交省は把握されていますでしょうか。
○山本政府参考人 打ち合わせの詳細については承知しておりませんが、十七日の打ち合わせの事実については報告を受けております。
 なお、先ほど御下問のありました二十四日にイーホームズに立入検査したときの調査対象となっていたかどうかという御質問でございますが、十月七日に、関係者と名乗る者から、イーホームズは建築基準法において備えつけることを義務づけている帳簿を備えつけていない旨の電話がありまして、立入検査を二十四日に行ったわけですが、この際、帳簿の不備だけでなく、天空率の審査について不備があるという内容でございました。そのために、この二十四日の立入検査に際しまして、新宿支店の二物件を、天空率について審査をしている二物件を抽出いたしました。そのうちの一つが鶴ケ島の物件だったということは事実でございます。
(つづく)
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