2008/9/24

いま、日本映画で多作の監督は?  映画

その中の1本も見ていないのであるが、今年、続々、新作が公開されている堤幸彦って凄い。なんでこんなに次々と撮れるのだろうか?
なんだかんだ言っても、多作の監督ってそれだけで凄い。プロだと思う。いつまでたっても「新作」が完成しないでいる僕なんかはほんとにこういう人達の爪の垢でも煎じて飲まなきゃ、いけない。
いや、多作だから凄いというのは言い方として変で、質的にも凄いのだ。下手な監督だったらそんなに次々と仕事が来るわけないのだから。ほんとに上手い監督だからこそ、次々と撮れる。堤だけでなく、相変わらず多作の三池とか広木とかもやっぱりそれだけの実力があるのだ。

そして、もうひとり、堤幸彦の「裏」(?)みたいな感じで、続々と撮っている監督がいる。城定秀夫である。僕はこの監督、まだ1本も見ていないのだが・・

城定秀夫(じょうじょう・ひでお)
1975年東京都生まれ。武蔵野美術大学在学中より映画の現場に関わり、北沢幸雄監督、小林悟監督、国沢実監督、荒木太郎監督などのピンク映画の助監督を務める。2003年『味見したい人妻たち』で監督デビュー。以降は主にOV作品を発表。『人妻猥褻事件簿 露出投稿マニア』(2003)、『くりぃむレモン 夢のあとに』(2006)などがある。2008年久しぶりの劇場用作品『妖女セイレーンX 魔性の誘惑』を手掛けた。(以上「PG」No.103より引用)

(以下がその監督作品。その多作ぶりに驚く。)

監督作品:
2003年 味見したい人妻たち(原題:押入れ)
2004年 人妻猥褻事件簿 昼下がりの罪と罰(第3話「露出投稿マニア」)/飼育の教室 疑惑の化学実験室/新 高校教師 ひと夏の思い出/新任バスガイド あいのり欲望ツアー
2005年 女教師痴漢調教 愛より速く/若妻痴漢遊戯 それでも二人は。/失踪 僕が彼女を閉じ込めた理由/情無用の刑事まつり「刑事ローグ」/19 NINETEEN 女子大生殺人レポート
2006年 奥さまDEナイト 天宮まなみ/咲子の寿司 絶品・寿司対決!!/くりいむレモン 夢のあとに/新任女教師 二人だけの教育実習/新 高校教師 桃色の放課後/熟女ムンムン報告書 飽くなき欲望
2007年 ラーメン必見伝 麺VSスープ 至極の兄弟対決篇/ギネスの女房/江戸女刑罰史 緊縛妖艶遊女/隣人ポータビリティ/隣の未亡人 幼妻エプロン日和/江戸女刑罰史 女郎雲
2008年 アダルトビデオの作り方/アダルトビデオができるまで/どれいちゃんとごしゅじんさまくん/妖女セイレーンX 魔性の誘惑/ガチバン/蒼空/デコトラ★ギャル 奈美

(『ガチバン』!?どんな映画だと思って検索すると・・)

SAMPLE
ガチバン

出版社/メーカー: AMGエンタテインメント
発売日: 2008/08/22
メディア: DVD

「クローズZERO」「ワルボロ」、そして「ごくせん」「ROOKIES」と、昨今のヤンキー青春モノの大ブームを受けて、何と無謀にも原作無しで作った完全オリジナル作品が登場。主演はTV版「BE-BOP-HIGHSCHOOL」がデビュー作だった窪塚俊介。マドンナ役には秋山奈々。他に南圭介、沖原一生、深水元基、松浦祐也といった面々が出演。更には伊佐山ひろ子、荒井美恵子、梅津栄まで登場!
中学時代に三羽烏と謳われた仲間たちと、進学するそれぞれの高校で番長になるという誓いを立てた拓海。入学早々、二年生の不良どもをシメた拓海だったが、一方で頭の中はセックスへの妄想でパンパン状態。そんな時、母親に無理矢理参加させられた市民劇団*1で美少女と運命の出逢いが! 彼女に夢中になる余り、仲間たちとの関係はこじれ始めて…。
冒頭こそ正統派のヤンキーものっぽい感じですが、中身の方はこのメーカー特有のオフビートコメディの要素が強い作品でした*2。それを象徴するのが、主人公の“ザーメンの精”役で登場する佐藤二朗。そしてその存在のお陰で、青春映画で定番である、踏ん切りをつける為に自分自身と格闘するというシーンの具現化に成功するという奇跡が!
注目の秋山奈々ですが、芝居の稽古シーンでレオタード(?)を二枚重ねにしても隠し切れない巨乳っぷりを披露。また監督がピンク映画畑の城定秀夫だけあって、太ももを何気なく撮っただけでグッと来るエロいシーンに。更に胸の谷間をチラ見させたりするんだから、窪塚俊介がガッツくのも当然! あわや貞操の危機!? みたいな流れにもなるから彼女のファンは必見だ!
ストレートなヤンキー青春モノを期待するとアレ? みたいな事になるかもしれませんが、ちょっと変わったテイストの作品だと判っていれば、魅力的な部分が色々と見つかるそこそこの拾い物だと思います。
http://d.hatena.ne.jp/mash1966/20080629/p1

(うーむ、主人公が自らの“ザーメンの精”と闘い、「青春映画で定番である、踏ん切りをつける為に自分自身と格闘するというシーンの具現化に成功するという奇跡」というのはちょっと見たいかも!
というか、この監督、実は石井輝男、鈴木則文路線の王道を行っているのでは!?
『デコトラ・ギャル奈美』は東中野でレイトショーされるとのこと・・)

デコトラ・ギャル奈美
SAMPLE, ビデオスルー

デコトラ・ギャル 奈美(ハードデザイン版)

出版社/メーカー: GPミュージアムソフト
発売日: 2008/10/25
メディア: DVD

 吉沢明歩主演のトラック野郎系エロVシネマです。監督は「ガチバン」が楽しかった城定秀夫。共演は今野梨乃、吉岡睦雄、松浦祐也、森羅万象。メーカーからのチラシには花くまゆうさく氏、井口昇監督、TaRaGa氏と並んで、松江哲明監督の感想も使われてました。
男勝りの気風の良さと時間厳守の確かな腕、場末の食堂でどんぶり飯をかっ食らう男社会に咲いた一輪の花。伝説のトラック野郎として今も語り継がれる亡き父から残されたデコトラを駆り、父が背負わされた借金を返す為に奮闘する奈美。スピード勝負でも悪徳トラッカー軍団を一網打尽! そんな彼女の下へ、トラッカー相手に体を売って生きてきた娘、桃香がひょんな事から転がり込んで来る。はじめは迷惑がっていたものの、“真面目に生きたい”と頑張る桃香と心を通わせあう奈美だったが、偶然とんでもない荷物を積んでしまって…。
うーん、これは良く出来てたなぁ。まずは笑い、涙、カーアクション、もちろんエロもと、何でもアリアリの「トラック野郎」リスペクト*1な姿勢が良い。
今のトラッカーものと言えば哀川翔主演の「デコトラの鷲」シリーズがあって、アレはアレでそれなりに楽しいモノなんですが、今の強い規制の中だと出来ない事の多さが見えてしまうのが難だと思ってました。
そこ行くと本作の場合、限り無くゼロに近い所から、惰性で撮って終らせても誰も文句は言わないだろうに、一つ一つのシーンを面白くしようと頑張ってるのがガンガン伝わってくる*2。そんな努力が積み重なった結果に到達するファンタジックなラストシーンには思わず感動させられてしまいました。
まぁ生粋の男映画好きとしては、クライマックスは決死の貨物輸送バトルで〆て欲しかった所なんですが、どんなストーリーでも最終的に愛の物語になってしまうのが城定作品の良い所ですからね。
リリース日と同じ10/25からポレポレ東中野でレイトショー公開されるらしいんで、心ある方は見に行った方が良いじゃないかな。
http://d.hatena.ne.jp/mash1966/20080917/p1

(1週間のレイトショー上映だとのこと。さらに『蒼空』もアップリンクファクトリーで1日上映されていたのだが見れなかった。『デコトラ★ギャル 奈美』は見ないと・・)
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