2011/12/21

(無題)  映画

森田芳光監督、死去。合掌。

『灼熱の魂』(ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督)
つい、パンフレットを購入してしまった。これは感動したからというより、どうも釈然としない気持ちになる映画だったので、パンフレットを読んで考えてみないと、見た映画の整理がつかなかったからだ。

おすぎが大絶賛している映画なので見にいったのだが、また外したかな・・(おすぎはやっぱり信用していいのか、どうか・・)。

端的に言うと、偶然と必然が重なる人生の不可思議さを浮かび上がらせるという、キェシロフスキ的な作劇に興味は感じるものの、この映画の場合、凝ったミステリー調に作り過ぎてしまっているので(この話なら、観客の興味をひくためにこのようにミステリー調でつくるのは当然ではあるので、そうした作りは間違いではないのかもしれないんだけど)、これではそもそも「偶然」が偶然に見えないので、なんだか、無理矢理な話に感じてしまう・・ということなのではないだろうか。
もし、これが小説であったなら、途中で本を閉じて、考えて余韻にひたることとかが出来るので、この話に違った印象を持てるのかもしれないが、限られた時間で流れていく映画でこれをやるのは無理があるのかもしれない。映画でミステリーものをやる難しさを改めて思いました。

(そういう意味では、先日、BSで『エル・スール』を放送していたのでつい見たが、これもある種のミステリーものであるが、ミステリーものでありながら映画的にも面白く屹立しているように思う。どうして、『エル・スール』はこういう風に出来ているのか? 考えてみてもいいのかもしれない。)
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