2017/5/26

『メッセージ』  映画

これは見事な映像化。原作では中国は悪者ではなかったのに映画では中国が悪者みたいになっているといった変更点は一部、あるものの、あの難しい原作をきちんと映像にして、原作のスピリッツをきちんと伝えていて、感嘆しました。

しかし、この話の構造って、考えてみたら、テレビの2時間サスペンスドラマとかでもよくある、刑事がある事件を追っていて、その刑事の家庭にも事件と重なる事情があるというパターンの延長で、女性言語学者がエイリアンの言語を解読しているのだがその言語学者自身にも家庭の事情があるという構造なのだが、このようにテレビの2時間ドラマでもよくある構造のものなのに、他の誰も考えたことがないようなSFのアイデアで、まったく見たことも聞いたこともないような話になってしまっていて、こんなストーリーを考えつく作家は本当に凄いなと思う。

(もともと好きな原作小説なので、きちんと映画化してくれてほっとしたという感じで、評価が甘くなっているところはあるかも。)
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2017/5/1

『食卓の肖像』HP、レイアウト変えました  映画

Jindoの機能に変更があったのか、映画『食卓の肖像』のホームページ、表示の一部がなくなっていた。表示を戻し、せっかくなので、下記のレイアウトに変えてみました。

https://www.shokutaku-movie.net/
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2017/5/1

『たかが世界の終わり』  映画

グザヴィエ・ドランが天才であることは認めるし、何よりも素晴らしいと思うのは、ドランが人間の不完全さ、欠点なども含めて丸ごと、人間を描こうとする映画作家であること。ドランでなければ味わえない人間に対するめざしがたしかにこの映画にはある。
ただドランが映画の天才であるのかは実はよく分からない。ドランが描く圧倒的な孤独と愛の世界は映画でなければ描けないことなのだろうか、小説や歌や演劇でももしかしたらもっと深く描けるのではないかという気がどうしてもしてしまうので。この表現世界が映画でなければいけない理由はあるのだろうか。
そうは思うのだが、独自の世界を提示できる稀有な才能ではある。
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