2005/8/19

イスラエル、ガザ撤退関連ニュース(1)  イスラエルとパレスチナ、中東

(ニュース)
「ガザ撤退、死活的に重要」 イスラエル首相がTV演説
2005年08月16日10時30分、asahi.com
 イスラエルが占領地のガザとヨルダン川西岸の一部からの撤退に着手した15日、シャロン首相は国民向けのテレビ演説を行った。ガザ撤退を「イスラエルにとって死活的に重要」と強調。パレスチナ側がテロ組織を解体し、和平への姿勢を見せれば和平交渉を再開すると述べた。

 演説の多くは、撤退に反対している入植者への呼びかけにあてられた。入植者を「パイオニア(開拓者)」と称賛しつつ、ガザ撤退が「イスラエルの将来の利益になる」として理解を求めた。また、パレスチナ自治政府に対しては「今度はパレスチナ側が証しを見せる番だ。和平の手かテロ行為か、世界がパレスチナの反応を待っている」と述べた。

 ヨルダン川西岸地区で撤退対象になっている4入植地のうち2カ所では、15日中に入植者全員(55世帯)の退去が完了した。ガザ北部の3入植地(約400世帯)でも、ほぼ全員が17日午前0時(日本時間同日午前6時)の最終期限までに退去する見通し。

 一方、ガザ中南部の3入植地では15日、入植者が入り口を封鎖し、最後の説得に向かった兵士の立ち入りを拒むなど抵抗ムードが強い。


ガザ強制退去開始・イスラエル高官「数日で完了」
 【ガナイ・タル入植地(ガザ)=森安健】イスラエル軍は17日午前零時(日本時間同日午前6時)、ガザ地区の入植地から住民を強制的に退去させる作戦を開始した。各入植地には兵士を乗せたバスが次々と到着。朝にも一斉突入が始まる。イスラエル首相府高官は16日「数日間のうちにガザにはイスラエル人がいなくなる」と宣言。ガザ撤退計画は「力」による実行段階に入った。
 17日午前5時過ぎ、ガザの入り口キスフィム検問所では数百人の撤退反対派が軍の進入を防ごうと最後のデモ、座り込みを敢行。警察は数十人を逮捕したもようだ。
 イスラエルラジオによると、軍と警察は17日、まず7つの入植地で集中的に退去作業を進める。各入植地の前では大量の兵士を乗せたバスが並び、入植者を運ぶためのバスも待機した。ガザの入植者8500人のうち半数強はすでに退去済み。残りの4000人近くの住民と撤退反対を訴える活動家約5000人が強制退去の対象になる。兵士は1軒につき17人の割合で入植地に乗り込む。最後の説得を試みたうえで、応じない場合は強制的にバスに乗せ、入植地の外に連れ出す。 (日本経済新聞)


ガザ撤退 入植者を強制退去 大規模衝突なし
 イスラエル軍部隊は17日、ガザ地区最大のユダヤ人入植地ネベデカリムなど6カ所で、入植者の強制退去に一斉に着手した。1967年の第三次中東戦争でイスラエルが占領したガザ地区の入植地撤去が本格化した。懸念された反対派との激しい衝突はなかった。

 AP通信によると、軍は反対派排除のため、約1万4000人の部隊を投入。反対派は一時シナゴーグ(ユダヤ教会堂)に立てこもるなどして激しく抵抗した。一部入植地では強制退去を完了した。ガザ地区北部では、自主退去が完了した空き家の取り壊しも始めた。

 軍高官は強制退去が予定よりも早く進行していると言明。軍の副参謀総長は17日、9月4日が目標だった退去が、来週初めにも完了する可能性があると述べた。

 軍部隊はブルドーザーも投入、午前8時(日本時間午後2時)すぎからネベデカリムやモラグなど南部の入植地に入り、入植者を刺激しないよう武器を携行していない兵士らが、入植者を自宅などから退去させ、バスで運んだ。モラグでは女性兵士1人が活動家に針で刺されて軽傷を負った。

 ロイター通信によると、北部ドギトなど4カ所でも17日朝までに全員が自主的に退去した。

 農場の温室や家屋をパレスチナ人に残さないよう、退去前に火を放つ入植者の姿もみられた。

 軍幹部は16日夜、ガザ地区21カ所の全入植者約8000人のうち「半数近くが退去した」と語っていた。ガザ地区以外から入り込んでいた反対派は推定約5000人。

 シャロン首相は15日に入植者に2日以内の自主退去を命令。17日午前0時(日本時間同6時)で退去期限が切れた。(共同)
(08/17 23:27)


入植者が銃撃、パレスチナ人4人死亡 ヨルダン川西岸
2005年08月18日11時27分、asahi.com
 ヨルダン川西岸パレスチナ自治区中部のユダヤ人入植地シロにある工業団地で17日夕、入植者がパレスチナ人労働者に発砲、4人が死亡した。イスラエルのシャロン首相は同夜、「ガザ撤退阻止を狙ったテロ」との見方を示したが、イスラエル紙ハアレツによると実行犯は警察の調べにガザ撤退とは無関係と供述しているという。

 イスラエル政府は事件がパレスチナ過激派の報復を招き、撤退プロセスに影響を与えることを警戒している。

 イスラエルのチャンネル10テレビによると、実行犯はシロ近郊の別の入植地に住む男性運転手(40)。男が工業団地から帰宅するパレスチナ人労働者を車に乗せた際、入植地の警備員から奪った銃で2人に発砲し、さらに工業団地の建物に侵入して発砲したという。シロも男が住む入植地も、撤退の対象にはなっていない。


ガザ撤退、半数の入植地で完了 強制排除で24人軽傷
2005年08月18日19時25分、asahi.com
イスラエルのガザ撤退で、ユダヤ人入植者の強制排除が始まった17日の深夜までに、21入植地のうち11カ所で住民の退去が完了した。強制排除により兵士や住民ら24人が軽いけがをしたが、入植者側は多くの入植地で治安当局との交渉に応じるなど、治安当局が当初予想したような大規模な抵抗は起きていない。
強制排除で住民の退去が完了したのは、人口が100人前後の小規模な入植地が中心。外部から入り込んだ宗教右派勢力が立てこもっている入植地での強制排除は、18日以降に持ち越された。
ガザ最大の入植地ネベデカリムでは17日深夜、約60世帯が残っているほか、1000人を超える外部からの支援者がシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)に立てこもって抵抗を続けている。治安当局は入植者の代表と18日に自主退去の交渉を再開する。
イスラエル紙ハアレツによると、治安当局はネベデカリムでの退去を完了させた後に、残る入植地で排除に着手する計画だ。


「ガザ撤退は順調」とイスラエル軍
2005.08.18
Web
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