2005/9/10

水俣病被害者、人権救済を申し立て  公害・薬害・環境・医療問題

*水俣病闘争で新たな動きが出てきました。

(ニュース)
九弁連に人権救済申し立て 水俣病の未認定患者団体
 水俣病の未認定患者らでつくる「水俣病出水の会」(尾上利夫会長)は8日、九州弁護士会連合会に人権救済の申立書を送付した。国や鹿児島、熊本両県とチッソに十分な被害補償などをするよう勧告を求めている。
 申立人は、昨年10月の関西水俣病訴訟最高裁判決後に鹿児島、熊本両県に患者認定を申請した約1200人のうち563人。
 申立書は「判決以後、具体的な対策の見通しがなく、環境省と交渉を試みても前向きな対応が得られなかった」と指摘。環境省の提案する保健手帳の手当も不十分として、医療、福祉施策の早期実施や認定基準の見直しを求めている。
 尾上会長は「国や県に何度も要望したが、責任を感じていない。患者を放置しようとしている」と話している。
(共同通信) - 9月8日17時16分更新


水俣病で人権救済 九弁連に申し立て 出水の被害者団体
 鹿児島県出水市の水俣病被害者団体「水俣病出水の会」(尾上利夫会長)は八日、「水俣病公式確認後、原因企業のチッソ、国、熊本、鹿児島両県は救済や補償を怠り人権が侵害されている」として九州弁護士会連合会(九弁連、福岡市)に人権救済を申し立てた。

 申立人は昨年十月の水俣病関西訴訟最高裁判決後に熊本、鹿児島両県に認定申請した同会員五百六十三人。申立書では、チッソに謝罪と賠償、支援措置を、国と両県には生活の保障の実施をそれぞれ勧告するように求めている。九弁連によると、申し立てを受理すれば実態調査を行うという。
(西日本新聞) - 9月9日2時42分更新


水俣病出水の会 人権救済申し立てへ 国、県、チッソ相手に(熊本日日新聞、9月8日朝刊)
 水俣病関西訴訟の最高裁判決後に新たに患者認定申請した被害者らでつくる「水俣病出水の会」の五百六十三人が八日、国と熊本、鹿児島両県、原因企業チッソの四者を被申立人に、九州弁護士会連合会(福岡市)の人権擁護委員会に人権救済を申し立てる。

申し立てるのは、出水市や出水郡など鹿児島県在住の三百三十二人、芦北郡や水俣市など熊本県の百九十七人、県外の三十四人。

申立書は「最高裁判決で水俣病を発生・拡大させた責任が、チッソだけでなく国、熊本県にもあることが確定したにもかかわらず、公式確認から五十年にわたって十分な救済・補償を怠っているのは人権侵害」と指摘。政府解決策で交付された医療手帳に比べ、判決後の新対策として実施される新保健手帳の給付が不十分であることなどを申し立て理由に挙げている。

その上で、国、熊本県に対して不知火海沿岸地域での健康調査と患者掘り起こしを進め、被害補償と生涯にわたる生活保障、医療・福祉施策を確立するよう要求。チッソには謝罪と相応の賠償などの早期実施を求めている。鹿児島県にも認定基準の積極的な見直しを要望。九弁連人権擁護委の勧告を求め、申立書を郵送する。

九弁連によると、申し立てを受理・採用した場合、内容を調査し、被申立人に対して警告や勧告、要望をすることができる。法的拘束力はない。

同会の尾上利夫会長は「国は被害者の声に全く耳を傾けないまま新対策を強行しようとしている。多くの弁護士に支援してもらい、裁判の検討も進めたい」と話している。追加申し立ても検討しているという。(並松昭光)
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