2006/7/22

介護費用が高額になるというのは「思い込み」なのか?  障害者問題・教育問題

*以下の記事だけど、「思慮が足りない」犯行であったことはたしかかとは思うが、「何ら根拠なく介護費用が高額になると思い込んだに過ぎず」という、介護費用が高額になることが単に「思い込み」であったと判決で決めつけたのは、そっちのほうが裁判官の「思い込み」による間違いなのではないかと思えてならない。
障害者自立支援法が施行されれば介護費用が高額になるのは「思い込み」ではなく客観的な事実ではないのか?
(注・ネットでの議論を読んだら、担当の市役所が「国基準よりも上限額の低い独自施策を準備していた。だから思い込みだ。」と証言したのでこうした判決になったらしい。だとしても、その施策が公表されたのは事件が起こった後であり、単に「思い込み」ではなく現実的な問題に悩んでこうした事件を起こしたのだと考えるべきではないだろうか?)

(ニュース)
介護疲れで次女を殺害した母親に懲役5年 福岡地裁
 福岡市中央区の自宅で今年3月、身体障害者の次女(当時27)を殺害したとして、殺人罪に問われた吉岡美佐子被告(53)に対する判決公判が20日、福岡地裁であった。鈴木浩美裁判長は「独りよがりな思い込みから将来に絶望した結果の犯行で、余りにも思慮が足りないと言わざるをえない」と述べ、懲役5年(求刑懲役7年)を言い渡した。
 判決などによると、吉岡被告は3月11日午前5時50分ごろ、寝室で寝ていた次女の首を電気コードで締め付けて殺害した。その後カミソリで自分の両手首を切り、腹を包丁で刺して自殺を図った。
 弁護側は動機について、4月の障害者自立支援法施行などで家計に負担が増えると思い込んだうえ、長年の介護疲れが重なり将来を絶望視したためなどと主張し情状酌量を求めていた。これに対し鈴木裁判長は「何ら根拠なく介護費用が高額になると思い込んだに過ぎず、特にくむべき事情ではない」と退けた。
 一方で、被告が次女の回復を生きがいとして献身的に介護を続けてきたことを指摘。「被害者に対する強い愛情を持ち、被害者と自分を同化させていたからこそ起こった犯行であることは否定できない」と述べた。
(asahi.com 2006年07月20日11時49分)
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